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#32 疾風怒濤の攻撃が


お互い順調にターンを進め、あたしの第3ターンが始まる。
あたしの場には基本G2枚だけ、栗太は茶基本G2枚に加え、序盤からボルジャーノン《15》を出して攻撃に来てる。

「ドロー、配備フェイズ。白G出して、バックホームを配備するわ!いい感じ♪」
「了解ー」

あたしは、詩織が手を止めてあたしを見てるのに気付き「どしたの?」と聞いた。

「ううん。京ちゃんの見て勉強しようかなぁって」
「あはは。あんま参考にならないよ?きっと」

そう言って、あたしはターン終了を合図した。

「ドロー…っ面白いのが来たあぁ!配備フェイズ、3枚目の茶Gを出してファラオガンダムIV世《EB》!」
「お?そんなんいれたんだ。でも…それ部品で死ぬよ?」

あたしは余裕っぽい感じで、団扇を出した。部品は手札にないけどね♪
毎回毎回栗田は茶単MFで挑んできて、あたしは白で応戦。LOとかでキャラ奪ってサイズでどーん。みたいな。
それで栗田は色々対策を考えてるみたいだけど。

「あったらあったで、コイツに使われるだけマシ!」
「ふーん。なんかいっちょ前っぽい台詞言っちゃって~」

ボルジャーノンを帰還させて、栗田のターンは終了する。

「リロール、攻撃ステップにバックホームを地球に出撃させるわ!」

白基本Gを出して、あたしは戦闘フェイズに入る。
バックホームの効果でハンガーに移ったのは、ハイマットと…アスラン《21》だ。
このアスラン、戦闘エリアにいるときに相手のGが紫か~強いのか微妙なラインね。茶相手に生きる効果じゃないのは確かだけど。

「ターン終了よ」

本国を3枚スライドさせる栗田にあたしは言った。
栗田は、ドロー後にボルジャーノンを解体してターンを終了した。
ファラオはブロックに使う気かな?

「ドロー…よかった。白基本Gをプレイして、ハンガーからハイマットを出してアスランをセットね♪」
「了解!」

あたしは地球にバックホーム、宇宙にハイマットを出撃させた。
バックホームは相打ちかもしれないけど、ハンガーに2ドローできるし、この手札なら、ファラオは次のターンで除外ね。

「…ファラオガンダムでバックホームをブロックだ!」
「いいわ!じゃあ8点通し?」
「…そういうことで」

あたしは本国を8枚回復する。
よく見てなかったけど、バックホームの効果でハンガーに移ったのは基本Gとロゴスの私兵。私兵があれば、出土品とかは無力化だ!

「ターン終了よ」
「ファラオを私兵しなくていいわけ?」

栗田がわざとらしく聞いてくる。

「いいの!」
「じゃあ俺のターン、ファラオを効果で場に出してドロー。配備フェイズ、出土品をヴァリアブルでGに。そしてぇえ!」

栗田は手札のカード1枚を場に勢いよく出した。
…っつうことはあれね。

「ガンダムシュピーゲル(シュツルム・ウント・ドランク)!!!」
「あー。はいはい」

参加賞のSPカードだ。武志とかあたしとかから集めたから、あいつ結構な枚数持ってたはず。
強いほうだと思うけど、あたしはイラストが好きじゃない。なんか踊ってる変な人みたいじゃん。

「配備フェイズ、効果でリロール!さらにドモォォン!!」

そう言って、栗田はドモン・カッシュ《EB2》をシュピーゲルにセットした。
毎回思うけど、何がこんなに熱いんだ?

「攻撃に出撃するぜ!ハンデス!ハンデス!」

栗田はやらしい手つき(言いすぎかも…)であたしの手札に手を伸ばす。

「だーれが防御しないって言ったよ!まだ攻撃ステップよ!ハイマットをフリーダムミーティアに換装!これで防御に出るわ!」
「お?おお!?」

アスランがセットされたミーティアは格闘力、防御力、ともに10の怪物だ!いかに速攻+強襲+防御テキスト搭載と言っても、最終的にはサイズで圧倒すればいいのよ!
あたしはミーティアの効果を使って、配備エリアのファラオをダメージで破壊した。これでファラオは自らの効果で退場。

「そう来ると…思ったぜ!!ダメージ判定ステップ、シャイニングフィンガー!!」
「え?ちょっと、アスランで国力は…」
「”基本G限定の効果”ですぜ♪京子ねえさん」

見ると、解体されたボルジャーノンと逆向きにおかれた出土品が栗田の配備エリアにあった。
よく見てなかったけど、アスランのテキストは、栗太の言うとおり敵軍基本Gの発生する国力が紫になるだけだ。
でも、茶で戦闘フェイズに使う攻撃カードがあることなんか全然考えてなかった。おーやばい…。

「うっ…くっそー」

後ろで結んであった髪の毛を解こうかと、あたしは手を伸ばす。
あ…髪切ったんだった…。
あたしはごまかしながら手を戻す。

「髪いじろうとしてた…ってことはピンチですね?」
「う…うっさいわね!ターン終了なの?」

きっと武志か松岡が教えたのね。バカ。

「いや、ねえさん忘れてるぜ!こいつはこのターン…”リロールしている”!!」

栗田は、思いっきりあたしの胸を指差した。なんか意味あるのかよ!

「…つまり?」
「速攻+強襲!忘れてるんじゃ?破壊されたユニットは防御O、つまり強襲のダメージは全て通るんだぜ!!」

あー。全然忘れてた。
弟子に指摘されるとか…。くやしいから「そ、そんなのあたりまえじゃない!」と言ってみる。
あたしは「あーっ、こんな上手くいくんだったら今回も胸かけておけばy(ry」とか栗田が言ってるのをスルーしつつ、本国の上のカード8枚を捨て山に送りターンを開始する。

「配備フェイズ、中東国を使って…」

あたしは手札に2枚のカードを加える。
いいわよ。ここからいくらでも逆転できるわ!茶相手だしね!

「ハンガーからG出して…ハイマットをプレイ。さらにレイを乗せるわ!」

ハイマットにキャラクターがセットされても、まだシュピーゲルと同じサイズ…それにあっちは速攻アリ。
なかなか厳しいわね。LOがないとこんなもんなの?

「ここでそのセットってことは…」
「対策ある証拠よ!悪い?」

あたしは手札をグッとだす。

「ターン終了!」
「って…まあいいか。俺のターン!」

栗田はGをだして発掘道具をだす。
遅かったわね、ドローオペ!ニュータイプの排除とかレアは用意できないわけ?

「発掘道具を起動!攻撃ステップいいすか?」
「いいわ。なんもいいの釣れなかったのかしら?」

栗田はシュピーゲルをリングに出撃した。
疾風怒涛の攻撃もこのターンまでよ!


つづく


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初出:あたしのガンダムウォー
掲載日:08.08.20
更新日:10.04.14