※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

それはある晴れた日のこと。窓から差し込む朝の光に目を覚ましたチチが、ふと隣を見ると
悟空が超サイヤ人になっていた。
「……あれほど言ったのに悟空さってば」
金髪碧眼の超サイヤ人とやらは、どうも不良みたいでいけない。
(ご近所の目もあるだ。止してけれって言ってるのに)
ぷっと頬を膨らませてチチは半身を起こし、超化した悟空の寝顔を眺めた。
チチも、悟空も素肌のままで何も身に付けていない。チチの体には
夕べの名残で肩口や胸元に口付けの跡がいくつも見える。
(でも、なんでだべ? 夕べは悟空さ、サイヤ人にはなってなかったと思ったけんども)
考えながら、のんきな顔をして寝ている悟空を見ているうち、チチはふっと頬を緩ませた。
(どうせ、戦ってる夢でも見たんだべ)
そしてチチは悟空を起こさぬよう、静かにベッドを出ようとしたのだが。
『むにっ』
後ろ手に付いた感触に、眉を潜めた。堅いけど…ちょっとやわらかくて、人肌の……。
あえて振り返らず、すすす、と手で探って、チチの眉間の皺がますます深まる。
(おら、ベッドの中には何にも置いてねぇ。悟飯ちゃんも来てる筈がねぇし)
ナメック星の冒険以降、悟飯はますますしっかりして、今はもう、以前の泣き虫や怖がりが嘘
のよう。ベッドに潜り込んでくることもすっかり無くなった。
という事は、今この手に触れているモノは、一体なんなんだろう。チチは恐る恐る振り返った。
そこには。
「……っ、…っ、ふんぎゃ~~っ!!」
次の瞬間、4キロ四方に轟かんばかりの悲鳴が響き渡った。寝ていた悟空は、その悲鳴に飛び起きる。
「「な、なんだぁっ??」」
その、声が。どういうわけだが多重音声で。
チチの目の前には、二人の……どちらも寝ぼけ眼で、どちらも素っ裸で、どちらも同じ声の、
けれど一人は金髪で、一人は黒髪の……悟空が居た。

「ご、悟空さが分裂したべ! なんかの祟りけ? それともサイヤ人は分裂するんけ!?」
変身したり、空を飛んだりするのだ。それもありうるかもしれない。とチチは思った。
一方、慌てるチチをなだめようと手を伸ばした二人の悟空は、自分とは違う手が同時に彼女に
伸びたことで、漸くお互いの存在に気付いた。初めは鏡かと思ったのか、不可解なしぐさを繰り返し
たが……その内そうでは無いとこれまた気付いたようだ。
「おめぇ、誰だ?」
「オラは孫悟空だ。おめぇこそ誰だ?」
「オラだって孫悟空だ」
不毛な会話が続けられる。チチはその傍で頭を抱えた。さっぱり分からない。どちらかは偽者なのか
とじっと見てみても、見分けが付かない。雰囲気も、喋り方も、どっちも悟空で、超悟空なのだ。
「う……うぅ~~ん……」
チチは、彼女の常識では付いていけないこの状況から逃れるため、一旦気絶する事にした。



そして、数十分後。
「……ん、んん……」
チチは、寝苦しさに目を覚ました。ひどい寝汗をかいている。
「悟空さ、おら変な夢見ちまっただよ……」
寝坊しちまった気がするなぁ…腕を額にかざし、汗をぬぐいながら目を開けようとしたが。
「お、起きたみてぇだぞ」
「良かった良かった」
二つの声を聞いた瞬間、チチの動きがぴたっと止まった。
(あり得ねぇべ…あれは夢だったんだから……)
「おーい、チチ!」
「まだ具合ぇわりぃのか?」
ぺちぺち、と左右両頬を叩かれ、もう起きないわけには行かなくなった。できれば、このまま
もう一度深~い深い眠りに落ちたかったのだけれど。
案の定、開けた目の前には、左に悟空、右に超サイヤ人に変身した悟空が、ちょこんと立ち膝に
なり、または胡坐を掻いて、チチの顔を覗き込んでいた。

「……夢じゃなかったんけ……」
驚きを通り越し、きっと何でもアリなんだ、とチチは諦めの溜息を漏らした。
(て、言う事は、きょうからおらん家の食費は2倍? いんや、超サイヤ人の悟空さなら1.5倍
も食うかもしんねぇ。2.5倍くれぇか? ああ、明日からおら、バイトに行かなくっちゃなんね
えかも!?)
どうやら、チチの中には、どちらかの悟空が偽者かもしれないとか、そういうマイナス思考は無い
らしい。二人に増えてしまったとはいえどちらも愛する悟空なのだ。ここは自分ががんばって養わ
なければ、などと考えるあたりが健気である。
将来の事を考えると別の意味でぶったおれそうになったチチだったが、ふと目の端に映った二人の
悟空の怪しげな動きを見咎め、体を起こした。
「何してるだ? 二人とも」
既に、お互いの存在に順応し始めているらしい悟空たちに声を掛けると、二人はクローゼットの前
でなにやらゴソゴソしていた手を休め、同時に振り返った。
超悟空が、それなりにシリアスな雰囲気で言った。
「一つ、すげぇ難しい問題があるって、おめぇ気付いてんのか? チチ」
チチがきょとんとして首を横に振ると、フツウ悟空が暢気かつ困ったような顔で言った。
「オラ達は二人だけどよ、おめぇは一人だろ? オラはオラ以外のヤツにおめぇを……その、
抱かせたくはねぇし……」
ちょっとしどろもどろになった言葉を、再び超悟空が継ぐ。
「俺も、自分以外のヤツには、おめぇの事触らせたくねぇんだ」
だから、と二人はクローゼットの中から取り出した色々なモノと、それから道着の帯を持って、
ゆっくりとした足取りでベッドに戻り、きし……と彼女の傍ににじり寄った。
「どっちか、選べよ、チチ」
「オラと、そっちのオラとで考えたんだ」
二人の顔が至近距離に近づき、囁いた。
「……チチのイイ方にしてやればいいんじゃねぇの、って……」
 数分後、逃げ出そうとしたチチの手足は、ベッドの四隅に帯を使って縛りつけられていた。


「じょ…冗談だべ? 悟空さ?」
両手を上に上げられた状態のままくい、と顎を上げられ、チチは目を見張った。
だが目の前にある緑色の瞳はほんの少しも揺らいでおらず、そのまま唇が重ねられてくる。
「ん…っ…」
「あっ、ずりぃぞ!」
声がすぐ傍でして、唇が離れた。憤慨した様子のもう一人の悟空に押しのけられたのだ。
「いいじゃねぇか、どっちが先だって」
「よかねぇさ」
「んじゃ、じゃんけんで決めっか。せーの…最初はグー!」
「「あいこでショ、あいこでショ、あいこでショ …あいこでショ……!」」
枕元で交わされる勝負に、チチはぐったりうなだれた。元が同じ人間(だと思われる)ゆえ、
この先いくら待っていても決着はつかないだろう。
折りしも季節は年越し間近である。朝っぱらから素っ裸では、風邪を引いてしまうではないか。
もうこんな事に付き合ってはいられない。さっさと起きて食事の支度を始めねば、後2時間も
すれば、悟飯だって起きてくるんだから。
「二人とも、いー加減にしておらを離してけ……っ、へ、へっ、……くちゅん!!」
その小さなくしゃみに、悟空たちがぱっと振り返った。
「チチ、寒くなっちまったか?」
「すまねぇ、放っちまって」
それから二人は、どちらからとも無く顔を見合わせた。交わした視線だけで、彼らはお互いが
何を思っているか理解し合ったようだ。こくりと頷き合い、それからチチに向きなおった。
「すぐ、あっためてやっかんな」
上体を屈みこませ、黒髪の悟空が唇を重ねてきた。生温い舌が遠慮なく歯間を割って、チチの
小さな舌を探し口内を探り出す。だが今度はなぜか、もう一人からの文句は無く。
「ふ…ぅ、んっ……、ん…っ」
最初は強く目を閉じ、顔を背けようと抵抗を試みていたチチだったが、舌を探り当てられ
強く、弱く吸われ、また軽く噛まれたり、いたずらするようにチロチロと絡められている内に、
自らの体温が、まさに悟空の言葉どおりに高まってゆくのを感じ、徐々に体から力が抜けていって
しまうのをとめる事が出来なかった。

「んふ……」
部屋の中には、重なり合う唇の合間から抜け出るくちゅくちゅとした音が響き、息継ぎの為に時折
僅か唇が離れる度、唾液が糸を引くのが、もう一人の悟空の目に映る。
「ああ、くそ…美味そうだな……」
呟いて、超悟空は、縛られたチチの上に半身を折り重ねる悟空の脇から、彼女の体にそっと手を
伸ばした。
「ん、んっ!?」
びくん! チチは胸の上に感じたぬるりとした感触に、はっと目を開けた。悟空の両手は彼女の頬を
抑えて、キスから逃げぬようにしているし、その顔は目を閉じたまま目の前にある。だが、そう、もう
一人の悟空の金髪が、視界の端……視線下ぎりぎりの辺りに見える。
その悟空が、いつの間にか左脇に移動し、彼女の双房を弄びはじめていたのだ。
チチの丸くて重みのある、しかしツンと張り詰めた若い肌に、悟空の指が食い込んで、揉みあげる。
吸い付くような、みずみずしい弾力だ。両手を使ってぐ…と下から押し上げ、形が変わる様を楽しんで、
また揉みおろす。
「はぁ…柔らけぇなぁ、チチのおっぱいは」
溜息のような囁きが聞こえ、吐息がチチの胸の頂点に掛けられる。
その間にも、もう一人の悟空はしつこく、しつこく彼女の口内を嬲っている。まるで、もう一人の悟空
がする事に、彼女の意識を持っていかれまいとするかのように。
「は…(はなして…)んっ…む、ご…(悟空さっ…)!」
喉の奥から搾り出すような声で、チチは、動けない彼女の上半身を押さえこんでいる黒髪悟空に懇願し
た。冗談かと思っていたが二人は本気だ。この辺で本当に止めさせないと、自分は……。
強く目を閉じ、いやいやと首を振ると、ふっと手が自由になった。
「ごめんな。痛かったんか?」
優しい黒い瞳に見詰められ、ほっと息をつく。ずっと上げさせられていた手が、痺れ始めていたところだ。
……が。
「もう少しゆるく縛ればよかったな」
頬に口付けが落ち、解かれた手は、今度は左右を合わせるように、手首で括られてしまった。


チチは、先ほどとは違った意味で、深く、長く、そして色めいた溜息をついた。
悟空が、しかも二人も居れば、どんなに力いっぱいもがいてもチチに逃げだす術などない。なのにこう
して『縛られる』事で、チチの中には、『自分が抵抗したって』『悟空は許してくれない』という
図式が成り立った。
悟空たちがきっと、彼女が本気で嫌がって、泣いて頼めば、あっさり手を離してくれると心のどこかで
知っているにもかかわらずだ。
「チチ、すげぇ色っぽい顔してんぞ……」
自分を見下ろす悟空の視線に、熱にうかされたように頬を染める妻の表情。うっとりしたように悟空は
呟いて、右の首筋に掛かった彼女の髪をかき上げ、舐め上げ始める。超悟空はあいかわらずチチの
胸の感触を掌で楽しみ続けている。
「あ……、は…、ん…」
チチの、まだ幾分理性を残しているらしいあえぎ声が、聞こえる。ベッドの支柱からは外されて、半分は
自由になった手が、頭の後ろに回されて枕の端をきつく掴む。と、超悟空の声が下から聞こえてきた。
「なぁ、もう感じてきちまってんのか? ……コリコリしてるぞ、こんなに」
感じてきている、どころの話ではない。元々胸を触られる事には弱いのだ。小指の先ほどのピンク色を
した突起は、もうとっくにチチの胸の頂点で自己主張を始めている。だが超悟空は、チチの豊かな双房
を捏ねて捏ねて、こね回して、その手の合間からペロペロと舐め続けるだけで、突起にはまだ一度も触
れていないのだった。
「オラも……」
その様子を見て取った悟空が、すいと引き寄せられるように体を下にずらす。赤ん坊が無意識に母乳を
求めるように、右の乳房にしゃぶりついた。超悟空とは違ってじらしたりはせず、いきなり乳首を唇に
挟んで、舌先を尖らせ、強くねぶる。

「んぁ…っ」
漸くの直接的な快感に、チチの喉から声が上がった。今までじわじわと広がるようだった熱さが、乳房
の先端からびりびりと走る電流に変わる。と、超悟空も突起を舐め上げ始めた。
同じ悟空でも、その攻め方は違う。悟空は自分が吸いたいままに吸って、舐めて、しゃぶって、揉んで、
自分の思うままチチを求め、自分の欲求を満たそうとする。だが超悟空は、チチの表情や様子を見つつ
指で乳首を挟み上げ、きゅっとつねってみたり、爪を立ててちょっとずつ弾いてみたり、周りを舌で
円を描くようにぬるぬると刺激したりするのだ。
「あ…っ、あっ…、ごくぅさぁ……!」
チチの縛られた腕が、快感に震える。二つの感覚が彼女を支配して、もっと、と背を逸らさせる。すると
悟空たちの前に、チチのおおきなおっぱいがせり出す格好になり、二人の悟空は思わずチチのおっぱい
越しに視線を交わして、ニッと微笑み合ってしまった。
その時であろう。それまではライバルのようなものであったお互いへの気持ちが、同じ女を知る男の
共感……仲間意識に変わったのは。
「チチは感じやすいかんなぁ」
「そうだな。おっぱいだけでもイけるくれぇだもんな」
超悟空の言葉に、悟空があられもない事実を素直に口にだしてしまう。他人にならきっと言えない台詞
だが、この『もう一人の自分』は何もかも知っているのだ。隠す必要は何も無い。
「オラ、チチのおっぱいふかふかしてて好きなんだ……」
ちゅ…と、彼女の乳房に口付け、悟空が言う。
「でっけぇしな。ぱふぱふだって出来るし、もっとすげぇ事もたまーにだけどしてくれるし」
超悟空は言いながらチチの表情を盗み見た。快感におぼれかけているが、二人の会話はきっと耳に届い
て居るはずだ。

「あ、アレのことか。いや~アレには始めおでれぇたな。まさかおっぱいにチンチ…」
「やだ! やだ、いわねぇでけれっ……!」
案の定、目を閉じていたチチが悲鳴を上げた。黒くて大きな瞳を羞恥で潤ませる。
「何言ってんだ。おめぇから始めたんじゃねぇかよ……そうだったよな?」
耳元で意地悪く囁かれ、言葉を飲み込み目を逸らす。いつもなら怒鳴り散らして蹴りとパンチを一発以上
のはずだが、散々に攻められている今は、大人しい。
『パイ摺り』プラス『○ェラチオ』は、チチがまだ性の知識に乏しかった頃、どこぞの週刊誌で見つけ
て来た代物だ。それが普通の夫婦の営みの一つと思い込んだチチは、びっくり顔の悟空を押し倒し、恥ずかしさを必死で押し殺して、一生懸命に奉仕したのだ。
今は、それが間違っていたと知ったゆえ、時々しかしてくれない。
「なぁ、久しぶりにしてくれよ……」
黒髪悟空は身を起こし、じっと彼女を見詰めたが、チチはぷいと逆に顔を背ける。
「や……っ」
こんな事をする悟空達が憎くて言うのではない。あれは…あれだけは。
している間に夢中になってしまうのである。悟空の大きなモノを胸の間で感じて、目の前に突きつけられ
ただけで、悟空の『男』をひしひしと感じて、体がうずき始め、理性が飛んでしまうのだ。
「「ちぇ~」」
悟空たちは案外あっさり諦めた。よほどの事がないとしてもらえない事をよく覚えているのだろう。
「でも、ま、いっか。続きしねぇと、おめぇも体がおさまらねぇだろうしな」
確かに今のチチの状態は、金髪悟空の言葉どおりであった。だから違う、という事もできず、再び始ま
った愛撫なのかキスのつもりなのか分からない口付けを受けながら、もうそれ以上何も言わず、ただ目を
閉じた。首筋、胸元、腹から腰へ……。体のラインがそれぞれの掌で確められていく。

チチの体はもう、あったかい、を通り越して熱く汗ばみ始めていた。女性独特の甘みのある汗の匂いが
悟空たちのよく効く鼻を刺激する。また、眉をハの字に落とし、微かに喘ぎながら身をくねらせるチチの
姿は、その香りと相まってさらに彼らの息を荒くさせるのだ。
「はぁ… はぁ…」
「あ、ふっ…」
掌はチチのちょっと固めだが十分に弾力のある尻たぶを掴み、むっちりと肉付きの良い腿の内側も這い
始めた。どの部分を触るときにも胸を弄っていたときと同じように、肌の感触やまろやかなカーブや、
既に知り尽くしたチチの快楽のツボをさぐって行く。
「あんっ!」
そのツボの中の一つ……足の付け根のくぼみをぐっと押されて、びくびくっとチチの体が震えた。
「ここか…気持ちイイのは?」
秘部に限りなく近く、だが秘部ではない場所。同時にもう一人の悟空にも、へその辺りの敏感な部分を
軽く噛まれて、チチの思考能力は低下し始め、何を言われたのか分からなくなり始めている。
「ご……くぅさ……、意地悪…しね…で、さ…触って……?」
とうとう、チチの口から『おねだり』の言葉が漏れる。が、ひどく恥ずかしそうな、消え入りそうな
声だ。悟空は嬉しそうな顔をして頷いた。
「ああ……いっぺぇ触ってやんよ」
だが、超悟空は言った。
「もういっぺん言ってみろよ、チチ。今度はもっと大きな声でさ、どこに触って欲しいって?」
二人は三度、お互いの顔を見た。同じ人間なのに、やっぱり微妙に違う。
自分が超化しているときは(あるいは超化していないときには)気付かなかった。
「んん~…っ」
向かい合う二人の前で、チチが切なげな声を上げた。足はまだベッドの支柱に縛られて自由にならな
かったが、その代わりに体全体をずり下げることによって帯にゆとりを持たせ、もじもじと足を摺り
合わせようとしている。たがそれは叶わない。期待していた刺激は受けられず、余計に辛くなるばかりだ。

チチの体はもう、あったかい、を通り越して熱く汗ばみ始めていた。女性独特の甘みのある汗の匂いが
悟空たちのよく効く鼻を刺激する。また、眉をハの字に落とし、微かに喘ぎながら身をくねらせるチチの
姿は、その香りと相まってさらに彼らの息を荒くさせるのだ。
「はぁ… はぁ…」
「あ、ふっ…」
掌はチチのちょっと固めだが十分に弾力のある尻たぶを掴み、むっちりと肉付きの良い腿の内側も這い
始めた。どの部分を触るときにも胸を弄っていたときと同じように、肌の感触やまろやかなカーブや、
既に知り尽くしたチチの快楽のツボをさぐって行く。
「あんっ!」
そのツボの中の一つ……足の付け根のくぼみをぐっと押されて、びくびくっとチチの体が震えた。
「ここか…気持ちイイのは?」
秘部に限りなく近く、だが秘部ではない場所。同時にもう一人の悟空にも、へその辺りの敏感な部分を
軽く噛まれて、チチの思考能力は低下し始め、何を言われたのか分からなくなり始めている。
「ご……くぅさ……、意地悪…しね…で、さ…触って……?」
とうとう、チチの口から『おねだり』の言葉が漏れる。が、ひどく恥ずかしそうな、消え入りそうな
声だ。悟空は嬉しそうな顔をして頷いた。
「ああ……いっぺぇ触ってやんよ」
だが、超悟空は言った。
「もういっぺん言ってみろよ、チチ。今度はもっと大きな声でさ、どこに触って欲しいって?」
二人は三度、お互いの顔を見た。同じ人間なのに、やっぱり微妙に違う。
自分が超化しているときは(あるいは超化していないときには)気付かなかった。
「んん~…っ」
向かい合う二人の前で、チチが切なげな声を上げた。足はまだベッドの支柱に縛られて自由にならな
かったが、その代わりに体全体をずり下げることによって帯にゆとりを持たせ、もじもじと足を摺り
合わせようとしている。たがそれは叶わない。期待していた刺激は受けられず、余計に辛くなるばかりだ。
「悟空さ…お願げぇ…だから…ぁ…」
潤んだ瞳が二人を見た。その瞳はまず悟空に向かい『触ってくれるって言ったべ……?』と訴え、超
悟空に向かい、『もう我慢できねぇだよ……』と懇願する。

超化していなくても、していても、悟空のチチに対する気持ちは同じだった。そんな可愛く色っぽい
視線やしぐさにグっと来ないはずはない。下半身に血の気が一気に集中する。
チチの、柔らかな下草の生える丘はすでにふっくらと充血していた。その奥にはたっぷりと蜜が詰ま
っているのだろう。だが今はまだ、秘所の入り口はぴったりと閉ざされ、閉ざされた隙間から一筋の
しずくが零れ落ちているのが見えるのみ。最初のひと刺激が与えられるのを今か今かと待っている。
そこに、二人の手が仲良く伸びた。
「あっ、うっ……ん!!」
最初に触れたのはどちらの指だったのだろう。それとも同時だったのだろうか。長い愛撫、それも普段
の二倍の愛撫に晒されてきたチチの秘所は、二人が触れた瞬間に、まるで汁気のたっぷりとした果実を
割ったかのように愛液を溢れさせた。
「は…ぁぁ……っ」
布団の上に染みが広がる。まだイった訳ではないはずなのに、二人の指は一瞬にしてチチの粘液でねと
ねとになった。
「すげぇ……」
「こんなになるまで我慢させちまったんか?」
二人の視線が、チチのあそこを驚いたような目で眺める。
そして無遠慮に、くちゅ……と丘を双方向へ引いた。ピンクの肉襞が現れる。
「めちゃめちゃ濡れてるじゃねぇか。ヒダヒダのところまで汁でべっとりになってんぞ」
「ホントだ。真っ赤にジュウケツしちまってるし」
交わされる会話に、チチは羞恥心で一杯になってもう声も出せない。だが足を閉じる事もできない。
閉じようとして引くと、帯を巻かれた足首が痛むし、悟空たちが片方ずつ彼女の足を絡めて取っている
からでもある。仕方なく彼女は、大きく足をM字に開かされたまま、秘部を朝の光と二人の無遠慮な視線
の中に晒し続けなければならなかった。
クレパスに沿って、悟空たちの指が動き始める。普段なら、中指と人差し指をそろえ、肉襞を挟み込むように前後に、もしくは震わせるように微妙に、刺激してくるはずだったが、今日は違った。
一人の悟空の指が、肉襞を担当し、もう一人が…肉芽を弄る係りとなったらしいのだ。

黒髪悟空は、まずチチの体を後ろから起こすように抱えあげた。身を硬くして刺激に耐えているチチを
支えるように、片手が前に伸びる。そしてクレパスを覆う壁をもう一度丁寧に避けた。これ以上ないほ
どに、左右に開いて。
するとちょっと大き目の肉芽が恥ずかしそうに包皮を破って顔をだしたのが見えた。既に硬くとがり、
可愛らしいピンクを濃い目にさせて、冷たい空気の中へ出てきたのだ。黒髪悟空はもう一方の手でその
肉芽をつまんだ。愛液のすべりを借りて、くりっ、くりっ、とつまんでは少し引っ張るように、捻りを
加えて動かし出す。
「あ、あっ、ひっ……!」
「感じえてんだな……。イってもいいんだぞ…? 何回でもイかせてやっから」
敏感になったチチにとってそれは冗談ごとではなく、本当に一度クリっとされるごと一回ずつイってし
まいそうな程強い快感だった。
その頃、もう一人の悟空…金髪悟空は、いつの間にかチチの足の間に陣取り、腰を屈めて彼女の股の間
をすぐ傍から覗き込んでいた。
両方の親指を、クレパスの下の方に添え、慎重に押し開いている。女の匂いがむっと鼻先に漂う。黒髪
悟空がチチの肉芽を弄るたび、彼の両肩で広げられたしなやかな白い足はヒクッヒクッと痙攣し、淫ら
な割れ目は触れてもいないのに狭い口をパクパクと開けて、後から後から蜜を溢れさせ菊蕾まで濡らしている。
「エッチだなぁ…すっげぇエッチだ」
超悟空はニヤリと笑い、そのクレパスを下から上にぞぞぞっと舐めあげた。
「ん、ん、んんん~~っっ!!」
チチの腰が浮く。足が張り詰める。
「まだ、イくなよ」
太ももに爪を立て、痛みで気を取り戻させる。が、もう一度ゆっくりクレパスをなぞり、舌を尖らせ
中へ入れようとしたその時、チチは激しく体を震わせ……
「っ、ふ、あ、…あぁっ!!」
……二人からなされる事に耐え切れず、抱きしめてくる悟空の腕を強く抱くように体を折り曲げ、その
まま思い切り達してしまった。

ただでさえ多かった愛液が、超悟空の目の前で更にあふれ出し、悟空の指をしとどに濡らす。
「……そんなにイかったか? よかったなぁ」
ぐったりしなだれかかってきたチチを受け止め、黒髪悟空はにっと笑ったが、金髪悟空はすっと体を起こ
し、微笑みながらもチチに詰め寄った。
「まだイくなって言ったのに、おめぇだけイっちまうなんてズリィとおもわねぇか? …ん?」
チチはどちらの言葉に頷いて、どちらの言葉に答えていいか分からずに…いや、まだ考えることができず
に、ぼんやりと薄目をあける。金髪悟空の碧眼が驚くほど傍にあって、驚く。
金髪悟空はそのまま彼女に体を寄せ、膝と腰に手をかけた。
「入れるぞ」
強く宣言される事で、チチの体はビクンと反応してしまう。だが、よってくる超悟空の肩を、もう一人
の悟空が止めた。
「ちょっと待てよ。チチはイったばっかしなんなんだぞ。もうちっと休ませてやっても」
だが、超悟空はその手を払い、挑むように悟空を見た。
「何言ってんだ。今入れるからキモチイイんだろ。チチだってそう思ってるにちげぇねえ」
一度イッた後のチチの敏感さといったら、ただ事ではない。全身が感度を増したように、どこに触っても
イイ声を上げるし、その間、チチの『内側』はうずうずとえもいわれぬ収縮を繰り返すのだ。
「今の今じゃ辛ぇよな、チチ?」
「入れて欲しいだろ、チチ? ……なあ、正直に言えよ」
朦朧としているチチにそれは、悟空と超悟空からの言葉ではなく、天使と悪魔の囁きのように聞こえた。
確かに今すぐは辛い。いつもの悟空との営みのように、ゆっくり、優しく愛されたい。
けれど、辛くても金髪悟空に抱かれるときのように、強引に奪われ、意識を失うほどに愛されたい。
「ヤダよな、チチ?」
黒髪悟空の腕が彼女の体を抱き、超悟空からチチを引き離して自分の元へ引き寄せようとした。だがチチの細い足首はベッドの足元に帯で繋がれている。帯が引っ張られ、ピンと張り詰めて足首をきつく締め
付け、チチは返事をする変わりに小さく声を上げた。
「あ……すまねぇ」
思わず離した体を、金悟空の腕が抱きとめる。彼は、ぐったりしたチチの幅の無い背中を片腕で抱き、
その肩越しにもう一人の悟空を見て、にやりと笑った。

「おめぇだってホントは知ってる癖に。チチは無理やりされんのも結構スキなんだぜ」
そしてチチの長い黒髪ごと頭を引き寄せ、悟空に見せ付けるように深く口づける。
チチは抵抗しなかった。
黒髪悟空だって知っているのだ。少し乱暴にしたとき、チチがどんな風に乱れて、どんな声を上げるのか。
それは、普段の勝気な彼女からは想像付かないほど色っぽくて……でも、そういう事をしてきたのは、
いつでも超化したときの悟空だったのだ。自分ではない。
思い悩んでいる間に、超悟空はチチの縛られた手を取り、自分の頭を通して首の後ろにかけさせた。二人
の体が密着し、チチの胸が悟空の胸板で押しつぶされる。
「あ……っ」
腰を抱き寄せられ、秘所に押し付けられた堅く熱いモノの存在に、チチのか細い声が上がる。
グ……ッ…
「あ、あ、あはっ……っ!!」
その途端に蕩けるような喘ぎがチチの喉からこらえ切れずに零れた。秘所は先ほどの行為によってしと
どに濡れそぼっており、悟空の太さを徐々に飲み込んでいく。
チチには辛すぎる瞬間だった。
グ、グ……ッ …ヌ…ッ
「は…、あっ…あぅ…っ」
やがて容量ぎりぎり一杯まで押し込まれ、チチは苦しさと快感に眉を寄せる。
「イイだろ、チチ……?」
返事は待たず、押し込まれたモノを今度はゆっくりと引いていく。クプ…と淫猥な音がし、悟空の肉棒
はチチの愛液をたっぷりと絡ませて姿を現した。そしてまた、押し入ると、狭い入り口でこそぎ落とさ
れ、淡い茂みを濡らし、菊花の方へつつつ……と流れていく。
「こっちはすげぇイイぞ……やっぱしおめぇん中が最高に……」
「ご…くぅ…さっ! ああっ、んっ…んぅ…っ、イ…、んんっあっ」
チチは頬を上気させぐいぐいと胸を悟空に押し付けてくる。そんな姿がもっと見たい。自分ではどう
にも出来ない感覚に支配されて、よがり狂うような姿が……。
やがて、いたぶるようだった徐々に悟空の動きが激しくなっていく。
グチ…グッ…ヌプッ……! ヌッ…!


悟空はチチの腰を高く上げた。自ら膝立ちになり、大きなグラインドとねじりを加えながらチチを突いて
より多量の愛液を溢れださせる。チチの頭の中は真っ白になって、白い足が痙攣を始める。
「ご…くぅさっ…、やっ…お、おら、も、う……っっ、あ、あっ」
「イイぞ…イっちまえよ、チチ!!」
悟空は更に激しく、彼女を突いた。
「あ、あ、………ああぁあんっっ……!!」
肉棒の周りに、どっとチチの愛液が溢れてくる。悟空は締め付けてくる襞の中を更に突き。
「っ…ん、くっ…!」
びゅく…っ びゅくっ …びゅくっ…
最奥に押し込んだまま、背を一杯に反らしたチチの中にたっぷりと白濁液を注ぎ込んだ。肉棒が震える。
イってしまって、恍惚とした表情のチチを見ながら放つのは、えもいわれぬ征服感を悟空に与えた。
チチの腹の中は今悟空で満たされて、それ以外のものは一切無い。
そう思うとまたモノが堅さを増して、抜かぬままこのままもう一度めちゃくちゃにしてやりたくなる。
だが……。
仰向けに倒れてしまったチチは、うっすら目を開けた。まだフラッシュバックが残っているようで、ぼん
やりした視界に映ったのは、もう一人の悟空の、じりじりと嫉妬に駆られた表情だった。
(悟空さ……)
今にも飛び掛ってきそうな、それでいてためらう様な男の顔。自分ではあるが自分ではない他の男に、妻
を抱かれて何も出来ない男……。
(おら……、おらは……)
今まさに悟空の目の前で、悟空に抱かれたのだ。恥ずかしい姿を、恥ずかしい喘ぎを、恥ずかしい場所を
全て、余すところ無く見られてしまったのだ。
そう気付いたとき、チチの中には途方も無い羞恥心と、それから愛情が……何もかも吹っ切れてしまった
後に残る愛情だけが残った。
「悟空さ、……こっちさ来てけろ……」
両手を差し伸べ、母性に満ちた笑顔が唇に乗る。
「おらんとこに来てけろ、悟空さ」

黒髪悟空は、こくんと唾を飲んだ。チチと超悟空の激しいセックスを目の当たりにして、指一本動かせ
無くなっていた体が、チチの呼びかけに答えて非常にゆっくりとだが動きだす。
「……おらがキモチ良くしてあげる…。…ほら、こっちさ、来て……?」
その言葉を聞いて、金髪悟空は黙ったままチチの中のまだ堅い肉棒をゆっくり引き抜いた。
交じり合った愛蜜が、ドロリ、とろっ…と溢れ出してくる。
「んっ…」
抜かれる瞬間、チチは眉をしかめる。が、差し伸べた手は黒髪悟空へと届いていた。
細い指が、おずおずと近づいてきた悟空の、堅い筋肉をすべる。まだ一度も欲望を出していない悟空の
男根に向かって。
きゅ…っ
そしてチチの手が、悟空の急所を捕まえた。彼女はそのままゆっくり手を引き、喉をのげ反らせて、形
のいい唇の上に、男根を導く。
「あ、あっ、ダメだっ、チチ…っ!!」
ヒクッ!!
唇に亀頭が触れた瞬間、悟空は体を硬直させた。先ほどまで目の前にしていた欲望が、唐突に自分のもの
となって感覚を取り戻したのだ。だがチチは薄く目を開けたまま、掌を男根にあわせ、ゆっくり上下させ
つつ、先走りを滴らせ始めた先端を、口の中に含もうとした。が。
「うあっ……!!」
ビュルっ!
それより先に、悟空は達していた。先走りの滲んでいた穴が開き、近づきすぎていたチチの顔の上に、若い精が飛び散る。
「ひゃんっ…」
思わず閉じたまぶたの上、鼻先、顎から胸、そして腹にまで。
ピュッ…、ビュルッ、ビュビュッ…!
濃度の高い汁が飛び出すのを押さえようと手を亀頭に添えるが、止まない。
「うっ、うっ…!」
悟空は体を痙攣させながら、全ての白濁液をチチの上に出し切った。
「あ……」
やや呆然と、チチは顔についた悟空の精を指でなぞり、まじまじと眺める。悟空がこの程度で達してしま
うなど、かつてなかったことだ。そんなにも、我慢していたのだろうか。


(悟空さ……可愛い…)
元々放って置けなくなるようなトボけたところのある男だが、そこがチチの母性本能をさらにくすぐるのだ。
「わ、わりぃ……」
しゅん、とうなだれチチの肌についた液をぬぐおうとする悟空を、チチは酔ったような目で見詰めた。
「おらは、大丈夫……」
目の前の男根は、まだ萎れていない。あれほど出したのにまだ半分ほどの堅さを保ってそこにある。
チチは、足元に居る金髪悟空に頼んだ。
「お願い、悟空さ…おらの足、解いてけろ。……おら、逃げたりしねぇ…」
すると、彼女がどうしたいのか、分かったかのように素直に、金髪悟空はベッドにくくった帯を解いた。
するり……と、久しぶりに両足が自由になる。だが、手を括った帯は、解かれなかった。
チチは仰向けになっていた体を、気だるそうに起こした。先ほどまで荒々しく攻められていたせいで、
少しよろめくが、何とか黒髪悟空の方に向き直る。
両手を縛る帯。体のここかしこに精液を撒かれ、肌のそこかしこに白い液体。ツンと上向いた乳首はこち
らに挑んでくるかのようだ。そして、股の間からは太ももをべとべとにするほどの愛液がぐっしょり滴っ
ている。
悟空の目の前にはたわわに実った二つの果実。やわらかくて…掌に余るほどの大きさで、先ほどまでの
行為で、唾液にてらてらと光っている……。
「悟空さ……おっぱい、欲しがってたな?」
チチは、悟空の傍に膝で擦り寄った。
縛られた手が、ゆっくり上がり、豊かな果実を下から掬い上げ彼の前に。ぽっ、と頬を染め、顔を背け
て、チチは恥ずかしそうな表情で、言った。
「今日は特別……。な…そこさもたれて。おらが、してあげる…」
ごくん、と悟空は喉をならした。指し示されたのはベッドヘッドに置かれた大きな枕。そこに横たわれと
言うことか。
「まずは元気になってけれな…悟空さ?」
よろよろと腰を抜かすように座り込んだ悟空に、チチは妖艶に微笑みかけた。

チチの唇は情欲にふっくりと潤んでいる。身体からは毎晩悟空に抱かれ熟した女の気配がする。
悟空の前に上半身を屈み込ませると、悟空の男根が目の前に来る。腰を浮かせると、たわわな胸は重力に
よって沈む。そしてとうとう、悟空の男根に触れた。
「あ……っ」
声を上げたのは触れられた悟空だったのか、それともチチだったのだろうか。チチの頭は高熱を出した
時のようにくらくらと痺れている。だが縛られた手は無意識に胸下で組まれ、その瞬間、じゅるんっと
音がするような勢いで、ぬめったチチの胸の谷間に、悟空の男根が滑り込んだ。
「うぅ…っ!」
今度こそ悟空の喉から呻きが漏れた。それは、チチの内部に入りこんだ時の感触とは比べられない独特の
温かみ、すべらかさ、そして強烈な肉感。肉茎は驚くほど唐突に堅さを増し、チチの谷間で倍ほどの大き
さ、堅さになった。
「すげぇ、柔らけえ……いい気持ちだ」
「あ……悟空さ…」
あからさまな反応と素直な言葉に、チチの目に浮かんでいた妖艶さが一瞬姿を潜め、少女めいた表情に変
わる。が、これが悟空の本来の大きさではない事を彼女は知っている。鼻先に漂う精液独特の渋い香りに
ごくりと唾を飲み、チチは脇を締め胸の谷間で悟空を支えながらゆっくりと動き始めた。

(ああ、おら…とうとう始めちまっただ……ダメだっておもってたのに…)
いつも夢中になって、自分では信じられない程はしたない事をしたり、言ってしまうようになるから。
 …くちゅ… …くにゅ…ん…
先ほど放たれた精液にまみれ、滑りの良くなった男根はチチの胸の狭間で堅くなっていく。エラの張った
亀頭にぷつりとした水玉が浮かぶまで、時間は掛からなかった。それを見たチチの頬に微笑が浮かぶ。
一方悟空はチチの柔らかさに包まれ、されるがままに目を閉じていた。時折あたるコリコリとした感触は
チチもこの行為をしながら感じている証拠だ。既に男根はすっかり姿を変え、くちゅ、くちゅと摺り上げ
られる度に上乳から亀頭が露になるほどの成長を遂げもう少しでチチの顎先に付きそうだ……。
(これならもう咥えて貰えっかな……)
そう考えるや否や、行動に移した。チチの顎を手で固定し、ぐっと腰を突き出す、それだけでいいのだ。
「あっ…」
閉じていた唇に押し付けた瞬間、チチは小さな悲鳴をあげた。が、それでも次にはためらう様に唇が開か
れ小さなピンク色の舌が差し出されてくる。チロチロっと先を舐められ、思わず溜息が漏れた。
チチがしてくれるとき、いつも最初はおずおずとしている。溢れている精をクッと舌先で掬い取ってまた
舌を引っ込めるその様は、まるで味を見て確かめているかのようだ。
だが、何度かそれを繰り返した後には、舌の動きが活発になっていく。
ぐちゅぐちゅに溶け出すキャンディーを舐めあげる動きが加わりはじめて、やがて更に大胆に、亀頭を強
く咥えて軽く噛みはじめる。
「く…ッ…」
「む… …んっ  …んぅ…」
息が苦しいのだろうか、断続的に声があがり、チチの唇…いつもは良くしゃべり、良く笑い、時々怒鳴る
唇が、今はぐっぽりと男根を咥えこんで、あまつさえ端から飲み込みきれなかった涎を滴らせているのだ。
胸に挟まれていることそれ自体の刺激はさほど強くないが、その顔を見ているだけでも達しそうになる。


「…っチチ」
悟空はチチの頭に手を回し、髪に手を通し、力を込めた。このまま喉奥まで突き込んでやりたい。と、思
ったその時、チチはぢゅ… と亀頭を吸いながら唇を離した。
「ん… 悟空さ…キモチいい……?」
潤んだ瞳が悟空を見上げてくる。その拍子に、悟空の中に湧き上がりかけていた気持ちがすっと落ち着い
た。
「うん……」
子供のように、素直に頷く。チチはそんな悟空の様子に満足そうに、だが色気たっぷりに微笑んで、再び
ゆっくりと悟空自身を飲み込んで行った。当たり前のように舌を絡ませながら。だが。
「!、うむっ!?」
突然後ろから伸びてきた手に抱きかかえられ、驚いたように目を見張る。
「チチ……さっきから腰がうごいてっぞ」
後ろから見ていた、もう一人の悟空の声だった。だがチチの頭は黒髪悟空に抑えられているため、振り返
ることも、唇を離すこともかなわない。
「舐めながら、カンジてんだろ……」
耳元で囁かれた瞬間、腰がじん…と熱くなって思わず目を閉じた。確かにその通りだったからだ。悟空を
舐めながら、自身も高ぶっていくのをひしひしと感じていたのだ。
「待てよ、オラがまだ途中だろ」
黒髪悟空の、苛立ちを含んだ声が聞こえる。
「目の前でぷりぷりした尻が動いてんだぜ? 何にもしねぇなんて事できやしねぇよ」
飄々とした答えと一緒に、後ろから伸びた手が、引き寄せられて四つ這いの姿勢になったチチの身体を這
いはじめる。背を悟空の舌が舐め、後ろから双房を鷲掴みにされ、こね回され、ツンと勃った乳首を摘ま
れ、チチはびくびくっと身体を震わせ目を見開いた。
「ん、うぅ、……んっっ!!」
(やぁ……っ 悟空さっ……)
だが、喉奥ぎりぎりまで差し込まれた男根により、抵抗の声が出せない。さりげないが強い力で身体を押
さえつけられ、逃げる事も出来ない。


「く…っ、チチ」
その藻掻きが黒髪悟空に言い知れぬ快感を与える。
「ふぅ…、んっ…んむ…」
鼻から喘ぎが抜ける。強く閉じた目尻から、苦しさにつぅ……っと涙がこぼれて行く。
股の間に金髪悟空の手が入り込み、割れ目を乱暴にまさぐって開かせた。
チチのそこには新しい愛液がたっぷりと蓄えられていた。悟空の言葉の通り、舐めている間にすっかり興
奮していたのだ。乾き始めた内腿に、新たな液体が流れ出る。
金髪悟空は、口の端でふっと小さく笑った。
「堅くてぶっといのが入るトコ、想像して濡らしてたんだろ」
「んん~~っ!」
囁かれた淫猥な言葉に、チチは首を振ろうとする。が、漏れたのは口の中に溜まっていた、先走りの精液
混じりの唾液だけだった。
「やめねぇでくれ、チチ……オラもう少しで……」
「舐めてる所後ろから見たんは初めてだけど、こういうのが『ソソラレル』ってやつなんかな……」
尻の割れ目に手が差し入れられて、菊花を探り出す。
悟空の懇願に行為を止める事もできず、悟空の囁きから逃げる事もできない。
 ぐちゅ… と音を立てて、二本に揃えた超悟空の指が進入を始め、チチの身体を抱いたまま内部をピス
トン運動で荒らしだす。ばかりか、身を屈めてチチの足を開かせると尻たぶを二つに分け、クレパスから
小さな突起、そして菊花に向けて幾度も舐め上げ始めたのだ。


(ひっ……)
あまりの刺激にチチの脳内が白く色づく。
舌先が菊花を突付き、割りほぐす。くすぐる。
「ふ、…んむ…っ んんっ …んあっ…」
(ああ…、おらもう……変になっちゃいそう……っ!!)
チチはしかし、金髪悟空に指で犯されながらも、夢中になって黒髪悟空に舌を絡めていた。まるでそれが
意識を繋ぐ頼りだとでも言うように、しっかり亀頭を含み、鈴口に舌先を押し付ける。
 ぢゅ、…ぢゅるっ、ぢゅっ!
(こんな……駄目、駄目…………おら、こんな事しちまって……っ)
だが舌は止まらない。その動きに痺れを切らせた黒髪悟空が、とうとう自ら腰を動かしチチの口内を犯し
始める。
(でも、でも……おら…っ)
咥えた男根がビクビクッと震え一瞬膨れ上がった。
チチの唇と舌先に力を込もり、強く吸い付く。
「チチッ!!」
次の瞬間、悟空の男根から放たれた白濁液が、チチの口内に溢れかえった。
舌先に苦味が走るが、チチの中のもう一人のチチは、その苦味に快感を覚え、穿たれる感覚に逃避したま
ま、身を震わせつつ達していた。
(……きもち…いい……)
脱力した身体と顎先を背後から支えられながら、チチは出されていく液体を口いっぱいに溜め、少しずつ
飲み込んでいた。そしてこの時、チチは完全に理性を手放したのである。

(未完で終る)