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2008年12月01日【夕刊】 社会

FA18機相次ぎ飛来/米軍即応訓練/三連協「遺憾だ」

 【嘉手納】米軍嘉手納基地を拠点とした米空軍と米海兵隊合同の即応訓練は一日午前、始まった。訓練に参加するとみられる岩国基地(山口県)所属のFA18戦闘攻撃機が、午後一時までに十機着陸した。嘉手納基地が見渡せる嘉手納町屋良の通称「安保の見える丘」では、市民団体らが抗議集会を開き、訓練中止を訴えた。

 目撃者などによると、岩国基地のFA18とAV8ハリアー垂直離着陸攻撃機は、十一月三十日までに少なくとも計十七機が嘉手納基地に飛来している。訓練には約三十五機が参加するとされており、残りのFA18やハリアーも一日中に飛来するとみられる。

 同基地では午前十時十分すぎからFA18が離陸したほか、米空軍の超大型長距離輸送機C5ギャラクシー一機が着陸した。

 事前説明で米軍は、二日ごろからサイレン音や拡声器放送、模擬爆発音、発煙筒を使用するとしており、本格的訓練は二日から始まるとみられる。

 訓練では普天間飛行場も使用するとしていたが、同飛行場では正午現在、FA18、ハリアーは確認されておらず、訓練に伴う目立った動きはない。

 嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)会長の野国昌春北谷町長は「中止を求めたにもかかわらず強行され、残念で遺憾だ。訓練の本格化で騒々しくなり、一部地域が被害を受けることは許し難い。県や国には、地域に負担をかけない訓練の実施を求める」と語気を強めた。

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最終更新:2008年12月09日 18:18
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