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原爆症「一日も早く認定を」 原爆症、初の集団申し立て

 国に原爆症認定の申請をしながら長期間待たされている兵庫県などの被爆者51人が9日、厚生労働省に行政不服審査法に基づき「不作為の異議申し立て」をした。原爆症認定集団訴訟近畿弁護団によると、集団での異議申し立ては初めて。

 厚労省は20日以内に認定か却下の決定をするか、決定できない理由を書面で示さなければならない。兵庫の被爆者は同日、「先がないんだから一日でも早く」と早急な認定を求めた。

 弁護団などによると、申し立てをしたのは兵庫44人、大阪6人、三重1人の計51人。申請から2年以上たった人もいるという。今後、全国各地の被爆者が集団で異議申し立てをする。

 4月に認定対象を拡大した新基準が導入されたが、厚労省によると10月末現在で7500件以上の申請が審査待ちの状態となっている。厚労省は「地道に審査を行っており、不作為と言われるのは遺憾」としている。
2008/12/09 17:48 【共同通信】

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最終更新:2008年12月09日 21:06
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