2007/04/06(金) 19:15:17 ID:TDPmHal4
コンコン、扉がノックされる音にカティーナは目を覚ます
「ん・・こんな夜中に・・・どなたですか?」
「私だ、リームシアンだ」
カティーナは上着を羽織ると眠い目を擦りながらドアを開ける
「夜中にすまないな・・・少しおまえに話したことがあってな」
カティーナは突然の深夜の訪問者にも笑顔で応対する
「どうぞ。今部屋を暖めますね」
カティーナが暖炉に火を灯すのを見ながらリームシアンは忌々しげに舌打ちする
リームシアンが椅子にくつろいでいるとほのかなお茶の匂いが漂う
「あの、こんなものしかないのですけれど・・紅茶でよかったですか?」
慣れない手つきでカチャカチャいわせながらトレイに載せたカップをリームシアンに差し出す
「すまないな・・・・」
「あの・・それで話しというのは?」
リームシアンは一口紅茶を飲むとなにを思ったのか紅茶を床にぶちまける
「え・・・えっと・・・?」
「ふん、私がこんな甘ったるいものを飲むとでも思ったのか?
バカか貴様は?」
ぽかんと口を開けて黙ってしまうカティーナの椅子を引き寄せる
「はぁ〜・・最初からこうすればよかったな。なにを気を使っていたんだ我ながら滑稽だな」
リームシアンはカティーナのパジャマに手を掛けると襟の部分からいっきに引きちぎる
「えっ・・・・・あっ・・きゃあ////」
ようやく事態を飲み込んできたカティーナは胸を隠してその場にしゃがみこむ
「つくづく貴様は愚かだなカティーナ。
この際はっきりいっておこう私はおまえが嫌いだ。
そのなよなよとした風貌も性格もおまえの全てが私を苛立たせる」
リームシアンはカティーナの腕を掴むと軽く持ち上げてしまう
「だから私が変えてやろうおまえを。・・・・・立派な女に」
カティーナが悲鳴を上げそうになった時ふいに部屋の明かりが消え暖炉に青い炎が灯る
「これが炎というものだ。わかるか?
あんな軟弱なとは違う本物の火だ」
青い炎に照らされたリームシアンの顔はその美しさを更に艶美に彩る
どこにそんな力があるのかリームシアンの華奢な腕がカティーナをベッドまで投げ飛ばす
「きゃっ・・う・・痛い」
涙ぐむカティーナにいつのまにか詰め寄るリームシアン
涙目でリームシアンを覗きこむカティーナは小動物の様で、その様が更に加虐心を煽る
「あ、あのリームシアン様ど
最終更新:2011年04月30日 00:57