121 50 sage 2007/10/14(日) 00:37:06 ID:QLTuSjN80

オレは色々と気持ちを削がれて
大人しくアキの部屋にこもった。
いつもなら先が気になって仕方がない漫画の束も
今は宿題のように機械的に読んでいる。

紀子姉が何をしているかは
分からないけど、もしかしたらもう寝てるかも。
こないだのことは何かの間違いだ。
そう思い込み寝ることにした。

アキのベッドは案外固かった。
でも石鹸か何かのいい匂いが漂っている。
そこでオレは一つの発見をする。


122 50 sage 2007/10/14(日) 00:38:11 ID:QLTuSjN80

布団の下に簡単に隠された
エロ漫画や、エロ本。
ちょっとショックを受ける。
この家で一度も見たことがなかった
エロ本をまさかこの部屋で見ることになるとは。

夢中でページをめくった。
ノックの音に気付かないほど…。


紀子「!!そこで寝るの?」
オレ「!!ノックは…」動揺した。もうちょっと上手いこと言えよw
紀子「したよ。一応女の子のベッドだから…」
オレ「分かった。居間で寝るよ」
紀子「え、ごめん、そんなつもりじゃなくて」
何か話が噛みあわなかった。


123 50 sage 2007/10/14(日) 00:39:42 ID:QLTuSjN80

オレ「アキに頼まれたから居てただけだし」
紀子「アキに?何で?」
オレ「彼氏の家に泊まるから部屋にいといてって」
紀子「え?…おかしいな」
オレ「うん、別にオレが居ても居なくても変わらないなとは思ってた」
紀子「ううん、そうじゃなくて」

黙る紀子姉。
紀子「ま、いいよ、けいは気にしないで」
オレ「うん」
テラ素直なオレに気を良くしたのか、
紀子姉から「私の部屋で寝る?」という言葉を聞けた。
オレ「! いいの?」
この日一番喜んだ。


124 50 sage 2007/10/14(日) 00:41:20 ID:QLTuSjN80

紀子姉の部屋は
小さめのテレビとクッション、ガラス?のテーブルその他
淡い色でまとめられていて、媚び過ぎず、かつ女の子らしい。

紀子「アキの部屋ってさ、ちょっと良くないモノがあったりするから」
オレ「エロ本とか?」
オレは紀子姉との距離を近づけたくて無理して言った。

紀子姉はちょっと驚いた顔をした。
紀子「…やっぱり見たんだ。ふーん。
   一人で居間で寝る?何か危なそうだし」
オレの試みは激しく失敗した。ちくしょー駆け引きって難しいな。
紀子「ウソウソ、そんな顔見たら可哀想になってくる」
オレ「でも、いいの?」何の確認ww
紀子「何回も聞かないの」


125 50 sage 2007/10/14(日) 00:42:06 ID:QLTuSjN80


その後お互いの両親の話で盛り上がる。
主に、従姉妹父の浮気話だがw
紀子「そろそろ、眠いかも…」
オレ「(ktkr!)そう…」どうなる?

テーブルに突っ伏す紀子姉。
これは…!!
オレ「紀子姉?」
紀子「ん…」

行ける…のか?
真後ろに回り、両足を広げて身体を密着させる。
両手を胸に持っていくが触る勇気がでない。

オレは襟からのぞくうなじにキスをした。
ビクッ。十分な反応。


126 50 sage 2007/10/14(日) 00:43:42 ID:QLTuSjN80

ちょっと大きめのパジャマを少しめくり
手を下から入れて前に回した。ノーブラだった。
両手を入れる。

「ハア…ハア…」
すぐに息遣いが荒くなる紀子姉。
やはり誘っていたのかな。
現実と妄想の間にいるような感覚だった。
また、触れる。

「いっ」
紀子姉の身体が強張る。
「ごめん。痛かった?」
「少し…」


127 50 sage 2007/10/14(日) 00:44:45 ID:QLTuSjN80

それでも一度目よりは上手く触れたと思う。
「ああ…けい…ハアハア…」
「…痛くない?」
「大丈夫…優しいね」
紀子姉がこっちを向いた。

紀子姉が覆いかぶさる形になった。
目が半分だけ開いていてトロンとしている。
ボーっとしているようでいて、息遣いが鋭く荒かった。
女の子は皆こんな風になるのかな、なんて思った。

急に目が合うと、紀子姉は
今まで以上に顔を紅潮させた。
「電気…消していい?」
と恥じらいながら言うと、身体を離した。


128 50 sage 2007/10/14(日) 00:45:51 ID:QLTuSjN80

電気を消した後の紀子姉は
エロかった。

オレの服を脱がせて、また上に乗り
頬から耳にかけて舐めてくれた。
「うう」
声が出てしまった。
男は声を出さないものだという
偏見があったから恥ずかしかった。

くすぐったいのもあったけど
今まで感じたことないほど勃起しているのがわかった。
直接胸のボリュームが伝わってくる。
息も鼓動も早くなる一方でされるがままだった。
反撃なんて思いもつかない。


129 50 sage 2007/10/14(日) 00:46:53 ID:QLTuSjN80

「けい、すごいエッチな顔してる」
「紀子姉も…」
その言葉に煽られたのか、紀子姉は
腰をぴったり密着させ、前後にぎこちなく擦り始めた。
やばい。気持ちいい。

「んっんっんぅ」
紀子姉のいやらしい吐息が耳に絡みつく。
擬似セクロスは拙い想像力を
掻き立てるのに十分だった。
オレも何となく腰の動きを合わせた。

耳や首筋は紀子姉の唾液で
ベトベトだった。加減も何もない。幼かったな。
「ペチャペチャ」という品の無い音と
喘ぎ声が混ざり、モノも刺激されてオレはもう色々とダメダメだ。


130 50 sage 2007/10/14(日) 00:47:37 ID:QLTuSjN80

「ちょっと待っ…」
「ん?」
うっとりしたような目の紀子姉。しかし遅かった。
オレはスウェットも穿いたまま射精した。

「…!」
言葉が出ないオレを見て
「どうしたの?」
と心配そうに覗き込む紀子姉。
息が収まって
「ちょっと、トイレ行く」
とオレは紀子姉の方を見ずに立った。

そのときは早漏とかそんな知識もなかったから
何とも思わなかったがかなり恥ずかしいなw


131 50 sage 2007/10/14(日) 00:48:32 ID:QLTuSjN80

トランクスから応急的に精子を拭い、
トイレから戻ると紀子姉はしっかり
パジャマを着てベッドに入っていた。
「ごめん」
「///」
射精に気付いて恥ずかしくなったんだろう。
オレだって恥ずかしい。

オレはそのままベッドに入ることはできずに
置いてあった毛布をかぶって床に横になった。
「……」「……」
「お姉ちゃん、女の子を放ってどっかいっちゃうのはどうかと思うよ」
どうやら怒らせたみたいだw
でも紀子姉を見ると、笑っている。
そしてこっちに両手を伸ばした。
モエス。


132 50 sage 2007/10/14(日) 00:49:35 ID:QLTuSjN80

その日はオレが悟ったこともあり、
それ以上エロいことはしなかった。
ただ抱き合って眠った。

しかし、これが事件の幕開けだった。
前置きなげえw


134 50 sage 2007/10/14(日) 01:06:17 ID:QLTuSjN80

この年の冬休みは殆ど従姉妹宅で過ごしたと言っても過言ではない。
おかん的にもオレがいないと色々助かるらしく、
むしろ感謝された。とうとう自宅警備員までクビにwww
周りでオレの行動を怪しむものはなかった。…アキを除いて。

その次の日辺りからアキは必要以上に
オレに絡んでくるようになり、あからさまに構って欲しそうな態度を取った。
まるで紀子姉とオレを二人にしないように仕組んでいるかのようだった。
寝るときも居間でまた三人。オレは苛ついた。

勉強を教える時も言い方がきつめになったりして
アキ「何か楽しくなーい」
オレ「勉強なんて楽しいもんでもないしな(マジレスw)」
なんてやり取りがなされていた。


135 50 sage 2007/10/14(日) 01:11:06 ID:QLTuSjN80

それでもアキはオレに絡むのを止めなかった。
紀子姉は何を考えているかわからなかったが
表面上は普段と変わらなかった。

冬休みももう終わろうとしていたある日。アキの部屋で。
アキ「今日はお菓子があるよ」
オレ「珍しいな」
アキ「無事に宿題終わったしね」
オレ「関係ねー」
アキ「いや、教えてもらったじゃん」
オレ「まあオレが宿題全部やったと言っても過言ではないな」
アキ「何かあげるの嫌になってきたわ」
オレ「減るもんじゃあるまいし」
アキ「算数教えてあげようか?ここにクッキーが10個ありました…」


136 50 sage 2007/10/14(日) 01:12:08 ID:QLTuSjN80

オレ「勿体ぶんなよ」
アキ「そんなに欲しい?」何故ここで上目遣い。
オレ「ああ、欲しい欲しい」ちょっと照れて目をそらした。
アキ「ねえ、けい、…私とオネエどっちが好き?」
オレ「え?…どっちかっtt!」

抱きつかれた。

アキ「…どっち」
オレ「…」
アキ「何か喋りなよ」少し顔が赤い。っていうか何だこれ。
オレ「…おま、彼氏…」
アキ「オネエみたいにしてよ!!」

決して大声ではないが、蔑ろにできない声だった。
しかし、何を知っている…。オレは無言でいることしかできなかった。


137 50 sage 2007/10/14(日) 01:12:56 ID:QLTuSjN80

ああ、あれだ、お前エロ本の読みすぎだ。
中学一年生という幼い身体であっても
女の子の身体。
この説得力に勝てるものはそうはない。
それを分かっていてやってるなら
恐 ろ し い 子 っ !
何でこんなに柔らかいんだ。

「キスはしたの?」
「してない」真面目に答えてるオレバカスw
「何もしてないの?」
「…」
キスされそうになるが、
全力で止めさせる。
「お前、彼氏は」やっとのことでそれだけ聞く。

149 50 sage 2007/10/14(日) 23:11:56 ID:QLTuSjN80

「いない」
あっさり答えが返ってきた。オレは混乱した。
「ウチが質問に答えたから、次はけい君」
「…」
「一緒に寝てたの見たから」
「え??」
「だから、こないだ一緒に寝てたの見たから」
言い訳できなかった。
断言するのだから、本当に見たんだろう。
オレは誰かにばれるなんて考えていなかった。
「もしかして…」
「お父さんには言ってない。ウチの立場もなくなるし」
安心した。はっきりと顔に出たと思う。
こんなときに保身を考えるオレは最低だ。


150 50 sage 2007/10/14(日) 23:13:18 ID:QLTuSjN80

「別にかっこよくもないし、運動オンチだし
 ちょっと勉強できるくらいの男の子の何が良いんだろう」
アキは自嘲気味に言う。全面的にはげどうだ。

「でも、気付いたら好きだった」
「……」
声が出なくて、口がカラカラで苦しかった。
「オネエにならできるの?好きなの?」

オレは答えてはいけない気がした。
「いや、別に」声が震えた。
「あのとき何もしてないし」
人間は本能的に嘘をつくことがあると実感した。


151 50 sage 2007/10/14(日) 23:13:53 ID:QLTuSjN80

アキは少し冷静さを取り戻した。
「そうなんだ。一緒に寝た、だけ?」
「うん」
目を見ることができなかった。
同時に、紀子姉との時間を
見られていないことに安堵した。

「ウチのこと嫌い?」
「んなわけない」
「最近冷たかった」
「う…」
やっぱり分かるんだな。
アキはこっちを見た。そして顔を近づけ目を閉じた。

何この手練。


152 50 sage 2007/10/14(日) 23:14:44 ID:QLTuSjN80

「彼氏は本当にいないの?」
空気の読めないオレ万歳。

「はあ。いないって言ってんじゃん!」
「紀子姉はいるって言っていた」
「イヤ。オネエの名前出さないで!」
オレは、姉に憧れながらそうはなれなくて
苦しんでいる妹を知っていた。
あんな風に誰からも好かれたい、
女の子らしくありたい。
だが、そう願うだけではなれないんだ。
アキは個性という言葉の意味を知るには幼すぎた。

オレは、このとき既に
紀子姉の特別な人間であると
自負していた。


153 50 sage 2007/10/14(日) 23:15:46 ID:QLTuSjN80

だから思った。
オレごときが厚かましい話だが
姉妹両方が同じ人を好きになったとしたら。

オレじゃないとダメなんだ。
アキは。
「アキ、オレは従兄だ」
「今更…」
「自分は大事にして欲しい」
「大事だから告白したんだけど」

この小憎たらしい従妹を
いじらしく思い、後のことも考えずオレは
頬に短いキスをした。


154 50 sage 2007/10/14(日) 23:16:57 ID:QLTuSjN80

「!」
「これで、許してくれ」
「うん」
アキは急にしおらしくうつむいた。

「ん?どうした」
「バカ顔見るな!」
くしゃくしゃの顔を
オレの肩にもたれさせるアキ。

「ごめん」
「だからモテないんだよ」
「うるせー」
オレには人生最大のモテ期だったんだぜ。


156 50 sage 2007/10/14(日) 23:17:37 ID:QLTuSjN80

アキはオレに告白してしまったからか
何かが吹っ切れたようだった。
そして一人で話し始める。

秋頃、告白されて付き合うことになったこと。
オレよりも現実的だったから取り敢えずOKしたこと。
クリスマスにキスされたこと。
違和感を感じたこと。
そして、別れたこと。
紀子姉がどうであるかは関係なく、
やはりオレが好きだと気付き
このままではいけないと思ったこと。

ずっとオレに身体を預けたまま
少し嬉しそうに話すアキに戸惑った。


157 50 sage 2007/10/14(日) 23:19:42 ID:QLTuSjN80

紀子姉が霞む。
ここまで自分をぶつけられたことは初めてだった。
純粋にアキについていてあげたいと思った。

冬休み明けの最初の土曜日に、オレの家に来ると言った。
漫画も持っていってあげるから
しばらくこの家にはこないでいい、と。
紀子姉を意識しすぎで苦笑した。

そして、手作りのクッキーをくれた。
いつもなら
「どうせ紀子姉が作ったんだろ」
「やっぱあーげない」
なんてやり取りをしたんだろうか。

結局、この日は言葉では何も伝えられなかった。


158 50 sage 2007/10/14(日) 23:21:52 ID:QLTuSjN80

家に帰ってからはボーっとしっぱなしだった。
クッキーはリアルで塩味が強かったが
不思議と不味いとは思わなかった。
今まで想像したこともないアキの裸体を
空に描いてみたが上手くいかなかった。

アキに対する罪悪感。
紀子姉に対する罪悪感。
従姉妹両親に対する罪悪感。
分かっていた。
罪悪感を持つことで色んなことに言い訳したかったんだ。

そんな気持ちをどうすることもできないまま
冬休みは明け、その日はやってきた。
そしてそんな気持ちとは裏腹に
オレは思春期の少年よろしくwktkしていた。


159 50 sage 2007/10/14(日) 23:22:54 ID:QLTuSjN80

アキに女性を見てしまっていた。
華奢な身体でキレイな顔立ち
胸は大きくないが足は長く、成長過程ながらも
将来スタイルが良くなることは目に見えていた。

夕方過ぎアキは来た。おかんが玄関で大声を出している。
「あらーアキちゃん。お正月はあんまり喋れなかったもんねえ
 今日は泊まって行くんだろ?」
「ハイ!よろしくお願いします」
「はああ何かいい女になったねえ。紀ちゃんはどうしてる?」
「元気にしてますよ。今日は都合が悪いらしくて」
「あ、そう?ごめんごめん。寒いだろ寒いだろ。
 コートまで脱いで入ってくれたのに。上がって上がって」
おかん2回言いすぎだ。

ていうか泊まるのか???


160 50 sage 2007/10/14(日) 23:24:20 ID:QLTuSjN80

とりあえず、部屋数があまり無いので
暖房で暖まっているオレの部屋に入れた。

一度家に帰って着替えたらしく
制服以外であまり見たこと無い
スカート姿だった。

「久しぶり」
実際はそうでもないんだが他に言葉が出なかった。
「けい君、今日はオネエに言ってきたから」
アキの先制攻撃!!
「けい君の部屋に泊まるって」
痛恨の一撃!!
「べ、ベホマ」
「これ以上ないってくらい普通の反応だったわ」
アキはまものをやっつけた。


161 50 sage 2007/10/14(日) 23:24:54 ID:QLTuSjN80

アキが元気そうで良かった。
お互い機嫌よく喋る。

「あ、こないだクッキーありがとうな」
「分かれば良い」
「結構美味かったぜ」
「…辛くなかった?」
「お前の涙でか?」
「シネ!!!!ってかデリカシーなさ過ぎだよね」
「デリカシーって何?」
「広辞苑徹夜して読め!」
「徹夜ってww漫画読ませて」
「漫画かウチどっちg」
「あ、マリオカートやろうぜ」

座布団投げつけられた。いつもの感じだ。

170 50 sage 2007/10/16(火) 00:01:47 ID:CExi4IvP0
親父は大抵遅いから晩御飯は一緒に食えない。
今日はアキを含め3人での食卓だ。
おかん、鍋にしやがった。手抜いたな。
(実はいつも寂しく飯を食っている
 アキへのおかんなりの配慮だったんだが)

アキ「美味しいです!」
おかん「あらそう?アキちゃんもいい感じよ!!?」
イミフwwwでも、賑やかな晩御飯もいいもんだ。
おかん「アキちゃん、お母さんから聞いてるわよ」
アキ「そうなんです。そのお願いをしに」
おかん「これで役に立つなら酷使してちょうだい」
オレ「これ?」
おかん「あんた以外ないでしょ」
アキ「ごめんね。黙ってて。家庭教師をして欲しいなと思って」
オレ「今日?」


171 50 sage 2007/10/16(火) 00:02:39 ID:+aLtTvgt0
ちょっと考える素振りをするアキ。
アキ 「できれば、ずっとかな」
オレ 「ずっと?」
おかん「あんたはもうちょっと人の心の機微を」
オレ 「オレじゃないといけないの?」
アキ 「ちょww最後まで聞いてあげて」
おかん「アキちゃん、いい子ねえ。でも人を見る目はないかもよ」
オレ 「マジレスかよw」
おかん「頭悪くなっても知らないよ?」
アキ 「大丈夫です。冬休み教わっていて分かり易いなって思ったし」
おかん「いいのよ、そこは本音で」
オレ 「本音ならオレが言いたい」
アキ 「と、とにかくけい君お願いしてもいい?」
おかん「よし!そこまで言うなら」
オレ 「オレに決定権はないのかよw」


172 50 sage 2007/10/16(火) 00:03:11 ID:CExi4IvP0

おかん「ゲームやってるか漫画読んでるか
    しかないんだから良いじゃない」
アキ 「ですよねー」
おかん「まあ、向こうのご両親も承知の上だから」
オレ 「えー」
昔からおかんが強引に進めることはロクなことがない。
オレ 「じゃ、とりあえず2年になるまで、でどうかな」
アキ 「やった」

なんだったんだ。
何か上手いこと丸め込まれた気もするなあ。

おかん「今日は、けいは居間で寝なさい」
オレ 「ああ、そうなるだろうと思っていた」
おかん「アキちゃんは汚いけどけいの部屋で我慢してくれる?」
アキ 「いえ、お気遣い無く。私の部屋の方が汚いですよ」


173 50 sage 2007/10/16(火) 00:04:21 ID:+aLtTvgt0

アキは一応よそ行きの自分を出しているらしく
おかんと居るときは、普段使っている言葉に変化が見られた。
やればできる子。いつもやれよw

さて、オレの部屋に移る。
「このオタク!もう飽きたわ」マリオカートの話だ。
さっきまでお気遣い無くとか…うわなにす(ry

音楽をかける。
「別に泊まる必要なかったんじゃないの?」
「ううん、話が長くなるかなと思って」
「家庭教師の?」
「それだけじゃなくて…」
聞くまでもなく分かっていたことだが。


174 50 sage 2007/10/16(火) 00:05:16 ID:+aLtTvgt0

「こないだのこと…」
「うん」
途端に変な空気になる。
階下からおかんの笑い声が聞こえる。
悩み事がないのは良いことだ。

「オレ、アキの気持ちに答えられるか分からないよ」
言った。よっし言えたぜ。
「それは答えられるかも知れないってこと?」
正確に言葉を捉えているけど
前向きだなあ、お嬢ちゃん。

期待されるのは辛かった。
何せ、オレが好きなのは紀子姉だったからだ。
でも、アキもはっきり言って可愛い。


175 50 sage 2007/10/16(火) 00:06:47 ID:CExi4IvP0

困ったことに好きになれるかって聞かれたら
見た目だけでなれそうな感じなんだ。
今、目の前にスカート姿のアキが
ベッドに腰掛けているだけでも気持ちがぐらつきそうw
太ももが見えています。目が離せない。
中学生なんていい加減なもんだな。

アキが自分の隣をポンポンと叩いた。
こっちに来いとな。
オレは犬じゃねえよ。
隣に行った。

床に座ったまま太もも凝視も捨てがたいのだが。
横に座ると肩より下まで伸びている
艶のある髪から犯罪的な良い匂いがした。


176 50 sage 2007/10/16(火) 00:07:36 ID:CExi4IvP0

アキ「返事はすぐじゃなくていい」
オレ「うん」
アキ「紀子姉を諦めてからでいい」
そうなんだよな。こいつ分かっているんだよな…。
それでもオレを求める勇気は
決してオレにはないものだった。

オレ「アキ、モテるのに」
アキ「好きじゃない人からモテても意味無くない?」
何て勝ち組の台詞と思ったが、結構真実だ。
オレ「ああ」適当に返した。
アキ「あああ。そこは決め所!」
オレ「決め所?」
アキ「そこでカッコいいことの一つでも言ってみなよ」
オレ「それでモテんの?」


177 50 sage 2007/10/16(火) 00:08:22 ID:CExi4IvP0

アキ「ま、そんなところがいいのかな…」
オレ「ん?」
アキ「何でもないー」
腰に優しくタックルしてくる。
オレ「甘えたくなったのか?」
ちょっと挙動不審だが声は震えなかった。
ここ数週間のレベルアップは凄まじい。

アキ「んーーーーー」
オレは太ももあたりに埋められた
アキの頭を撫でた。
アキ「/////」
オレ「いいよ動かなくて」
アキ「うん…」
ちくしょー可愛いな。
…紀子姉ごめんよ。


178 50 sage 2007/10/16(火) 00:09:37 ID:+aLtTvgt0

相変わらず下ではおかんが
一人で笑っている。何見てそんなに笑えるんだw

一方、アキは「えいっ」とオレを押し倒した。
アキ「けい君はえっちなこと興味ないの?」
オレ「おまww聞こえたらどうすんの」
アキ「聞こえないよ」
と言いながらも小声。
すげーなーawayでここまでとは。

アキ「ね、胸触ってみて」
顔つきが違う。
「…」手を伸ばす。
パーカーの上からもぞもぞと触る。
アキの顔が赤くなっている。恥ずかしいのだろう。


179 50 sage 2007/10/16(火) 00:10:40 ID:+aLtTvgt0

アキ「ちょっと大きくなったんだ」
オレ「シラネ」
アキ「いいよ、服の中触っても」
オレ「触って欲しい?」
アキ「…欲しい」
アキが素直で
オレも自分で驚くほど素直になった。

アキは少し服を捲り上げてくれた。
上に乗られたまま胸は触りにくかったが
何とか両方の乳房に触れる。
確かに、女の形になっていた。

アキは何も言わず体重を容赦なく預けてきた。
自分で支えていられなくなったんだろう。


180 50 sage 2007/10/16(火) 00:11:58 ID:+aLtTvgt0

足が絡まる。
わざとでは無かったが、オレが膝を立てると
アキは軽い悲鳴に似た声をあげた。
自分の股間がオレの太ももに密着しているのがわかるのか、
所在なさげに目を伏せる。
きっと今スカートはめくれて
すごいことになってるんだろうな。

「けい君」
「ん?」
「スカートが…布団かぶせて?」
「スカートがどう…」
「見るなぁっ」
アキは無理やり布団をオレの下から引っ張り、
自分にかぶせた。


181 50 sage 2007/10/16(火) 00:12:50 ID:+aLtTvgt0

アキを抱きしめた。
アキもオレの首に手を回した。
ずっとアキが上に乗っている。
人の身体って重いものだと
思っていたが、苦痛は全くなかった。

アキはオレの身体を触りはじめた。
アキ「ちょっと頼りないけど、やっぱり男の子だ」
オレ「去年は結構腹筋もしたしな。」
アキ「いつかモテる日を夢見て」
オレ「そんなんじゃない」
アキ「でも、見せても恥ずかしくないよ」
そう言われると恥ずかしい。
大体お前はどんだけ男の身体見慣れているんだ。


182 50 sage 2007/10/16(火) 00:13:40 ID:+aLtTvgt0

オレ「もう少し触っていい?」
アキ「どうしたの?急に」
嬉しそうに擦り寄るアキ。
いいなあ、何か。

オレ「いや気持ちよかったなあって」
アキ「ふふふ。優しくね」
優しくした。
アキ「んっ」
声は控えめだ。
お互いの吐息だけが外から隔離された布団の中に絶えず響く。
いつの間にかオレが上に乗っていた。
顔を上げると、めくれたスカートから
長い足がのぞいていた。



184 50 sage 2007/10/16(火) 00:14:36 ID:+aLtTvgt0

太ももに触れた。
太ももの内側に手を入れると
無意識だろうが、両足で挟まれた。
これは病み付きになる。

撫でるように太ももを触るが
核心に近づくにつれ、アキはピクッと大きく反応しだした。
アキの息遣いが荒くなる。
アキ「はぁ…ん」
オレの顔をボーっと見ている。

一応オレが年上だ。
リードしないと。オレは白い下着の中に手を入れた。


185 50 sage 2007/10/16(火) 00:15:15 ID:+aLtTvgt0

アキ「あっ」
オレ「ん?」
アキ「ダメ、んっダメだよ」
オレの手を押さえようとするが
そこまでの力はなかった。

オレ「どうして」
優しく問う。
アキ「…」
無言で見つめるアキ。
潤った目がオレをエロくさせる。

何も言わず手を入れた。
指にネトっと何かが絡む。
アキ「あ、だから!ああ」
布団で口を塞ごうとするアキ。本当に中一かw


186 50 sage 2007/10/16(火) 00:15:58 ID:+aLtTvgt0

家の電話が鳴る。2回鳴って切れる。
親父が10分程で帰ってくるという合図だ。
オレは現実に引き戻された。

オレ「おとんが帰ってくる」
アキ「え、あ、ああ」
アキはすぐに現実には戻れなかったようだ。

アキ「ん、今日は、終わりだね」
オレ「そうだな」
今日はという言葉に次を見ていた。
アキ「お父さんにも挨拶しないと」
服装を正すアキ。
オレもそれに倣う。

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最終更新:2007年12月07日 20:42