八頭塞


名前 八頭塞(やつぶせ)
種族 人間
能力 身の毒を消す程度の能力
二つ名 せせらぎのような人
性格・特徴 静かで生真面目。慎み深く押しが弱い。おとなしい傾向。すごい下戸。
外見・服装 袈裟有りのボロい僧衣。他所に行くときのみ笠(やはりボロい)がつく。
口周囲のヒゲは短い。ヤセ面。
肉体には特徴的な「古い傷痕」があり、額上から後頭部にまで届く八本平行線の傷、
首を一周する傷、後首から背筋を通って尻まで届く縦直線の傷がある。
関係人物 上白沢 慧音
守札を届ける際に人里に訪れるとき、たまに会う程度。
学問を教えているということを知る以外は大きな関係はない。
ゆえに彼女の正体も知るはずが無い。

齢六十弱の老僧。里外れの小さい古寺「尾川堂」(おがわどう)に勤める(自宅でもある)。
弔事や日待(庚申待)、月待の日に呼ばれることもあり、その際に主な収入が手に入る。
ただし本人が遠慮がちな性格ゆえ大金はもらおうとしない。
酒はかなり弱く、半合の清酒でも半日以上のきつい頭痛に苦しむ(ので飲まない)。

托鉢の途中に人間の里も通い、時折里などの人に頼まれて
水難避け・病難避けに利益ありの八大龍王(八部衆・龍王の眷属)の守札を届けている。

彼の肉体に残っている不気味な「古い傷痕」は出生時からあったもので、
数十年を経た今でも消える気配は無い。ただし傷が裂けたことも無い。

身に覚えは無いはずだが、「八つの大きな『何か』とともに荒くれていた」という希薄な記憶があり、
彼はそれを何か悪い宿業としてとらえ、それが今の慎み深い性格に影響している。

身の消毒の能力:
彼はどういうことか毒を受け付けず、肉体に入った毒は何事も無かったかのように消えてしまう。
草の毒、虫の毒、菌の毒、鉱の毒、毒の種類は何であろうと消える。
ただし本人はこの異様な消毒の力に気付いてはいない。しかし酒の毒(悪酔い)はなぜか消えない。

肉体の消毒の力にまつわる話として過去、こんな異様なことがあった。
畦道を進んでいた彼は、知らない間に踵を蛇に咬まれていた。
既に血が止まっており、体調に何の以上も無いことから気にせず道のりを進んでいた。
しかし踵を咬んでいたその蛇は紛れも無く猛毒のマムシであり、
その蛇の毒は彼の肉体に入っていたのだが、消毒の力が働いて無効化された。
異様なのはこの後である。彼の踵を咬んだマムシが数秒後、
まるで「他の毒に蝕まれるようにのた打ち回り、体が腐って死んだ」。
八頭塞自身は、踵を咬んだマムシが謎の毒死に陥ったことに気付いてはいない。

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最終更新:2008年12月10日 01:44