アドレナリンβ受容体遮断薬
アドレナリンβ1受容体を遮断して交感神経興奮に基づく反応を抑制する。
①心拍数低下(陰性変時作用)、興奮伝導低下(陰性変時伝導作用)、興奮閾値上昇
②心筋収縮性低下(陰性変力作用)
③酸素需要の減少、酸素需要増大の抑制
※心不全を誘発する危険性あり。
※気管支平滑筋のβ2遮断により、気管支喘息の悪化の可能性あり。
冠血管平滑筋のβ2遮断により、拡張抑制→冠血管収縮促進→狭心症の悪化も。
種類
・プロプラノロール(ISAなし)
・ピンドロール(ISAあり)
※気管支喘息の患者には慎重投与
・アテノロール(ISAなし)
・アセブトロール(ISAあり)
・ランジオロール(ISAなし)
・エスモロール(ISAあり)
使用される疾患
・上室性および心室性の不整脈(期外収縮、頻脈)
・高血圧症、労作性狭心症
最終更新:2007年12月05日 20:25