心不全


病態

 ・心臓のポンプ機能の不全(主に心筋収縮性の低下)の結果、
心拍出が低下⇒全身の需要に対する血液供給が不足した状態である。
(通常=需要>供給)
 ・甲状腺ホルモン過剰による高拍出の不全もある
(需要>供給=通常)

症状

1.血液供給減少
 ⇒易疲労感、血圧低下、乏尿、頻脈など(前方障害)
2.拍出低下によるうっ血
 ⇒浮腫、呼吸困難(後方障害)
 a)うっ血
  左心もしくは右心の拍出低下により、静脈還流に見合う拍出が行われず、
 その上流で血液が滞留している
   左心室不全⇒肺うっ血⇒肺浮腫、呼吸困難、心臓性喘息
   右心室不全⇒体部静脈うっ血⇒全身性浮腫、肝腫脹
 b)浮腫
  静脈圧の上昇により毛細血管内圧が上昇し、水分が血管外へ過剰に移動し
 細胞間隙に溜まっている
 c)うっ血性心不全
  心臓のポンプ機能不全による、末梢臓器への血液供給の減少を伴う全身循環不全。
 心不全の結果、上述の全身的な症状が出ている状態。

治療薬

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最終更新:2008年01月14日 22:39