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あらすじ

 街にクリスマスソングが流れ、華やかになってきている。師走の気ぜわしさも重なるが、これからくるクリスマスに向かってまひるたちのクラスも何となくウキウキとした気分が漂っていた。
「ねえ、まひる。クリスマスに何か予定ある?」 お昼を食べながら、則子が話題を振ってくる。「一応、イヴは、家でホームパーティはするけど……」「お子様ですねー」「なんでよー」「私は、お兄ちゃんと食事に……」「おばあさまが、ケーキを焼いてくれるって」「何か、ボロッっと重要な話をした奴いないか?」 話が盛り上がる。
 お昼が終わると、まひるはカバンから毛糸を出して編物を始める。「えー、まひる。編物なんか始めたんだ?」「うん、プレゼント買うお金がちょっと厳しいからさ。簡単なのしか作れないけどね」 笑顔で答えるまひるにみんなは尊敬のまなざしで見ている。「私もやろうかな、格好いいよね」と則子。「まあ女の子スキルのアップだよね」と雪奈。「編物できる女の子ってモテそうだし」と美香。全員で放課後に買い物に出かけることになった。

「ふぅむ、ちょっと問題がありますねぇ」 ぼんやりと光る球を見つめながらモークライがぼそっとつぶやく。中には闇の種の位置と成長具合が表示されている。「この部分のバランスがよくありません。ゲートに無理な力が掛かってしまいそうですな」 独り言をつぶやきながら、ある場所を指で突付く。「仕方ありませんな、私がちょっと行って来ましょう」 モークライの姿が消えた。

 翌日からまひるの編物講座が始まった。一番簡単な編み方で、マフラーや敷物やアクリルたわしなんかの小物を作ることに決めた。則子は「セーターとか作りたーい」と叫んだが、スキルも時間も無いということで泣く泣く納得してくれた。編物の本を広げながら、「これだったたぶん間に合うから」とまひるが手本を見せる。皆がおのおのそれを見ながら練習する。「む、難しいわ」 かぐやは眉間にしわを寄せながら熱心に編んでいる。分からない所をまひるは教えながら、編物に戻った。
 クリスマスイブは朝から大忙しだった。居間を片付けて、パーティーの準備を行う。料理の準備もあるので、まひるはてんてこ舞いだ。あさひも手伝ってくれているが、張り切ったお母さんがツリーの飾りをひっくり返したり、つまみ食いに来たりするので、全然進まない。「あ、あれ買い忘れた」 まひるは買い忘れた物を思い出して、慌てて家を出る。スーパーは買い物客でごったがえてしていて、レジには長い行列ができている。レジを漸く終えて、買ったものをバッグに詰めていると聞き覚えてのある声が聞こえて振り返った。話し掛けて来たのは、天城先輩だ。
「あ、天城先輩もお買い物ですか……」 カラカラの喉を振り絞って漸く声が出せる。「店の買出しだよ。困っちゃうよね、年末はスーパーが混んで」「そうですね」「冬は手が冷たくて嫌だね」「そうですね」「そうだ、明日店で簡単なクリスマスパーティーやるんだけど、来ない? 身内ばっかりみたいなものだがら気にしなくていいよ」 思わず耳を疑う言葉が。まひるは、一瞬頭が真っ白になって、何と答えたのか良く覚えていない。気が付くと、バッグを抱えて家に帰る道にいた。ただ「都合が良かったら、来てね。待ってるよ」という先輩の声だけが耳に残っている。
 家に帰ると、かぐやが訊ねてきていた。編物の処理でちょっと分からないところがあって相談に来ていたのだ。まひるは、かぐやに教えながら先輩の家でのパーティについて聞いてみる。「いいんじゃないの? 行ってみれば」と何気なく言う。その答えを聞いてもモジモジしているまひるに「だったら、私がついていってあげるわ。それにもうプレゼントも作ってるんでしょ」。真っ赤になるまひる。「な、何で知ってるの?」「作ってる数、数えたら一個多いもの。予想は簡単につくわよ。先輩、今年で卒業だしね」 観念したようにうなずくまひる。結局、かぐやに話してすっきりしたのか、それとも背中を押されたせいなのか、まひるはかぐやと一緒にカフェ・アルジェントでのパーティーにも出かけることにした。
 その夜の家族でのクリスマスパーティは、盛り上がった。お互いにプレゼントを交換し、まひるが腕を振るった料理を楽しんだ。
 その翌日は、夕方からかぐやが迎えに来た。お母さんに許可をもらい、一緒についてきたがったあさひにを上手いこと誤魔化して、まひるはかぐやとカフェ・アルジェントに向かった。「朝日奈さん、やっぱり来てくれたんだ」 カフェに入ると天城先輩の笑顔が向けてくれる。お店の常連らしい人も多かったが、則子たちも来ているのが見えた。店側からの提供のケーキと飲み物で楽しい時間を過ごしていると、かぐやがまひるを後ろから突付く。一通り仕事を終えて、すっかりくつろいでいる天城先輩の方を指差している。それを切っ掛けに意を決したまひるは、小さな包みを後ろに持ちながら、天城先輩の
方へ近付いていく。
「あの……」 まひるが声を掛けた時だった。いきなり店内の明かりが消える。「!」 次の瞬間、カフェ・アルジェントを中心にして街の明かりが消えていく。そして次の瞬間、まひるは息を飲んだ。「先輩たちが、凍ってる……」 さっきまで笑ってた先輩たちが、白い霜に包まれて蝋人形のようになっていた。「まひる…これって」とかぐやの声。
 その時、いきなりドアが開いた。そこに立っていたのは、夜なのにサングラスを掛けた怪しい影。「おや、こんな状態で何ともない人間が居るとは、不思議ですな」 サングラスを外し、その奥の鋭い目を見せる。「クライナー、プリキュアを倒せ」 叫ぶと同時に空からクリスマスツリークライナーが降ってきた。道路に大きな穴が開き、カフェの壁が壊れる。「変身よ」「うんっ」 まひるとかぐやはキュアパストを使ってプリキュアに変身した。二人で一斉にクライナーに飛び掛る。クライナーの攻撃を避けながら、パンチやキックを繰り出すプリキュア。「折角楽しみにしてたパーティーを壊すなんて許せない」 サンディの攻撃が決まり吹き飛ばされるクライナー。
「さて、闇の種をここに植えればゲートの安定も強まりますな、フフフ」 プリキュアとクライナーの戦闘を横目にモークライは満足そうに笑い、姿を消した。
「オレンジ、ブレスを」「わかったレジ」 サンディの言葉に応じてオレンジたちがブレスを出現させ、プリキュアに装着する。必殺技を放ち、クライナーはシャイミーのカードを残して消滅した。
 元通りになり何事も無かったかのようにパーティーは続いている。まひるは思い切ってプレゼントを手渡す。「嬉しいなぁ、何かな」と開けてみると毛糸の手袋だった。「先輩が、冬は手が冷たくて嫌だって言ってたから……」 うつむいて最期の言葉はゴニョゴニョになる。「嬉しいなあ、ちょうど欲しかったんだよ」と笑顔の天城先輩。チャンスは今しかない、と思ってまひるが口を開く。「せ、先輩、私、先輩のこと…」とまで話したところで、「おー、星也くんが女の子からプレゼント貰ってるぞ! その子、彼女かい、ひゅーひゅー」という声が上がる。どうやら常連さんが気付いたらしい。
「いいえ、全然違います。彼女なんかじゃありません。先輩にはお世話になってるから」と必死に否定するまひる。そんな姿をみながら、かぐやたちがガックリと肩を落とす。
 まひるたちの様子をみながら、天城先輩が笑った。それに釣られるように店内に笑いがあふれた。店の庭先に蒔かれた闇の種がオーラを放っているのにも気付かずに……。

ストーリー設定メモ

(作品内にこんなシーンが欲しいという設定やイラストを記載します)
09.07.29設定
  • ストーリー構成案の際に出されたアイデア
 クリスマス回
 クリスマス限定のおもちゃを登場させる?

09.10.16設定
  • ストーリー案について
 クリスマスといえば、やはり恋人ネタ
 家族とかぐやにプレゼントを買おうと買い物に来たまひるは、もう一個余計にプレゼントを買うかどうか悩む。そこに店の買出しに来た天城先輩と出会って、カフェでやるクリスマスパーティに誘われる。まひるはプレゼントを渡すことができるのか? それとも・・・告白までいっちゃうのか?
  • クリスマス回に新たなおもちゃを登場させるか?
 プリキュアパソコンを投入する?(パソコンとの絡みは、プレゼントをネットで検索するとか)

09.10.19設定
  • ストーリーの流れについて
  1. まひる、友達と一緒にプレゼントを買いに
  2. 家族とかのプレゼントを買う中で、もう一つ男物をこっそり購入
  3. でも、買ったはいいが手渡しする自信のないまひる
  4. 応援するみんな
  5. 帰り道で天城先輩にばったり出会って、店でやるクリスマスパーティーに誘われる
  6. 曖昧な返事で思わず逃げてしまうまひる
  7. かぐやに相談すると、背中を押してもらう
  8. イブに家族パーティのために飾り付けや料理で大忙しのまひるとあさひ(結果的に邪魔になるママンとか)
  9. 夜にかぐやが迎えにやってくる→許可を貰って一緒にアルジェントへ
  10. アルジェントでパーティ
  11. 先輩にプレゼントを渡そうとした時、いきなり停電・・・突然ドアが開いて吹雪が→凍るみんな
  12. 大変だーってところで、ガトールが襲ってくる→ツリークライナー?
  13. 折角のパーティを邪魔するなー馬鹿ー! で反撃
  14. プレゼントを渡して、告白・・・・やっぱりできなかったよーえーん!
  • まひるのプレゼントについて
 買うのは毛糸とかでマフラーや手袋編むとかって方がいいんじゃないかな?
 かぐやが編物をまひるから習うってのは? クラスでも何となく編物ブームが起きて・・・則子とか雪菜とかも参加しちゃう
  • プレゼントを貰った先輩の反応は?
 行為は嬉しく思うんじゃないかな。今まで相談に乗ったり乗られたりして、気にはなってるようだし。ただ、直接好意を本人に示すかどうか? もしくは、まひるが告白する寸前でボケたりとか、必殺タイミングはずし
  • ガトールの攻撃シーンについて
 先輩にプレゼントを渡そうとした時、いきなり停電・・・突然ドアが開いて吹雪が→凍るみんな
 アルジェントを中心に街の明かりがどんどん消えて街が凍っていくイメージがいいね

09.10.21設定

次回予告

まひる「終業式…今年も残りわずかだな」
かぐや「鶴野部長とか3年生もいよいよ引退だわ」
まひる「チア部も桜園先輩とか引退だよ。寂しくなるな」
かぐや「でも、追い出し会の試合は楽しみだわ。優勝目指すわよ」
まひる「がんばってね、応援行くから」
かぐや「まかせておいて!」
ま&か「冒険! プリキュアデイズ、『それぞれのさよなら 対決!もう一人の自分』」
まひる「ピカピカ輝き見つかるかも!」
かぐや「終業式といえば、通知表だけど」
まひる「そ、それだけは勘弁してくだせえ」


第44話のタイトル候補
  • 「クリスマスの奇跡、まひるの恋」
  • 「愛編むプレゼント 届け、まひるの想い」
  • 「聖夜の奇蹟? 届け!まひるの恋」
から話し合いで「聖夜の奇蹟? 届け!まひるの恋」が選ばれました。

第44話の話合いの際に出された全体の設定メモ

添付ファイル