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2008/06/16(月) 00:49:50ID:RR/1CtFn
妄想IFの世界。
結祈が死んでいないIF世界の諒×結祈。
エロなし。


「ねえ、諒おにいちゃんそんなところで寝たら風邪ひいちゃうよ」

甘い、少女らしい声が耳元で聞こえる。結祈だ。
諒はその声を聞きながらも、重い瞼を開けられずにいた。
ここ数日、綾凪警察署ではいくつかの小さな事件と中規模のイベントが重なっててんてこ舞いだったのだ。

若き署長である諒も例外ではなく、右へ左へ走り回っては、
書類作成や事後処理、下からの報告、上への報告などに奔走した。
睡眠時間など、仮眠を含めて一日3時間取れたか取れないかというところだ。
嵐のような騒ぎが一段落ついて、久々に自宅へ戻ってきて、
居間まで来たところで力尽きてソファに倒れこんでしまった。
玄関で倒れなかっただけでも自分を褒めてやりたいくらいだ。

「諒おにいちゃん」

心配そうな声と共に小さな手が肩をゆする。
それを感じながらも、やはり諒は起きられずにいた。

眠い。今はひたすらに眠いのだ。
心配してくれる妹には申し訳ないし、
自分の体調管理も出来ないなど署長失格だと思うが、
今は風邪をひいてもいいからこのまま眠っていたいのだ。

「…………おにいちゃん?」

不意に、結祈の声音が変わった。
諒を起こそうとする響きから、逆に起こさぬようにするように。

「寝てる、の? 諒おにいちゃん」

本当に寝ているのかを確かめるように、小さな手が諒の頬に触れてくる。
実際のところ、諒の意識は半覚醒というあたりで、完全に眠っているわけではない。

かろうじて意識は起きていて結祈の声や感触を認 識できているが、
疲れ果てた体がそれについていかず、
目を開けることも腕一本動かすことも出来ないような状態だ。
その意識だって、すぐに眠りの世界へ落ちてしまいそうなかすかなものだ。

「りょうおにいちゃん」
呼びかけに答えない諒を、完全に眠っていると判断したのか、
結祈の声がいっそうひそめられたものになる。

そして、諒の胸元に手が置かれ、軽く体重をかけられたと感じると同時に、
頬に結祈の長くやわらかな髪が触れる。

(ゆ、き?)

何が起きているのかを知るより前に、くちびるにやわらかな感触が落ちてくる。
くちびるだけではない。
体重をかけられている胸元にも、やわらかな感触を感じる。
まだ未発達の、小さなふくらみ。
子猫が差し出された指先についたミルクを舐めるようなたどたどしさで、 結祈は何度も諒のくちびるに触れてくる。

睡眠不足の脳は、判断力も理解力も鈍っているようだ。
さっきまでは、体が重くて指一本動かせないと思っていたのに、
諒はのろのろと腕を持ち上げると、結祈の腰と首の後ろに腕を回した。

「────っ!」

驚いて結祈が身を引こうとするのを、逃がさぬように腕に力を込め、
その口内に舌をさしいれる。

甘い。

諒は何も考えず、砂漠の旅人が水を求めるようにその唾液をむさぼった。
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