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2008/07/01(火) 05:55:26 ID:3BIBr3FE
連れ去られる洵と結祈を取り戻すために闘ったあの時。
最後には兄貴も一緒に手伝ってくれた。
初めて俺と兄貴の想いが重なった気がした。
ずっと離れていた兄貴との距離。
アヤネはああ言っていたが、
俺はあの時の記憶を喪うべきじゃなかった。
そうすれば、隣で兄貴を支えることだって出来たのに。
独りにする事もなかったのに……。
兄貴も一緒に帰ろうよ……。
「──……────……」
なんだって?聞こえないよ兄貴……。
「──ちゃん。おにいちゃん!」
「──ッ!……ハァハァ、ハァ……」
深い水底から急に引き上げられ、
酸欠を補うように忙しなく息を吸う。
そこは海の底ではなくベッドの上だった。
朝日が眩しい。
「アニキ起きた?もう、いくら学校が無いからって、そんなにだらけてると悪い大人になっちゃうよ?」
「なにか悪い夢でも視てた?」
「ああ、うん……いや、なんでもないよ」
礼を言って起きる。
何か夢を視てた気がするが、
時間が経つにつれ曖昧になっていく。
忘れるってことはどうってことない夢だったんだろう。
ひとり結論づけると、もそもそと着替えのため立ち上がる。
「ア、アニキ!前、まえ!」
洵が顔を赤くして顔を隠す。
「──ん?」
そこには立派に朝立ちした物が、
柔らかなスウェットを押し上げていた。
気のつくお兄ちゃんと近所でも評判なのだが、
まだ頭が回っていないようだ。
「ああ、悪いっ。でもお前だって男なんだから、どうしようもないの解るだろ?」
「デリカシーとかそういう問題なんだよ!」
全くもうアニキはデリカシーに欠けると、
ぷりぷりして階段を降りて行った。
エプロン姿で言われてもいまいち迫力に欠けるなぁ……
「エプロン……か」
良からぬ事を考え、着替えもせずにいそいそと階下へ降りる。
洗面所で顔を洗い歯を磨く。
寝癖も一応チェック。
今日は予備校は無いが、習慣なので行わないと気が済まない。
「あれ?着替えなかったの?」
「ああ。よく考えたら今日は出掛ける用事ないし」
どうせすぐ脱ぐし。
「ふーん。浪人生は気楽でいいよね」
ふふんとちょっと悪い顔をして毒を吐く。
「ろ、浪人生って言うな~」
最近、洵はちょっと生意気になってきた。
ここいらで兄の威厳というものを知らしめておかないと。
「なぁ洵」
そう言って後ろから抱きつく。
そして下半身をまさぐってやる。
「あ、兄貴、やめてよ……まだご飯が」
「後で俺の精液かけてやるから」
「っつ。ダメだよ……今日はそれ用じゃないんだから……」
「なに?お前、精液かけると美味しくなる様に作ってたんだ?」
「そ、それは……」
失言だった。
みるみる肌が赤くなっていく。
「洵は俺の精液好きだもんな~。
精液舐めてうっとりしてる姿なんて、学校の友達には見せられないよな」「──そ、そうだよ、学校!オレはアニキと違ってこれから学校なんだから」
「すぐ終わらせるから大丈夫だって」
硬くなったペニスを背中に擦り付ける。
「洵も欲しいだろ?朝一番の俺の精液。
いっそ学校に着くまで、口に溜めたままでいるとかさ」
想像したのか、洵がぞくりと震えた。
「──くちだけだからね?時間ないんだから……」
とうとう口説き落とす。堤防の決壊は蟻の穴からって言うんだぞ。
と、慎は心の中でほくそ笑んだ。
「じゃあ洵」
「うん……」
スウェットとボクサーパンツを下げると、
待ちきれないとばかりにペニスがぶるんと揺れる。
「うわ……」
この一年で、更に立派に育ったペニスを見詰める。
洵の口とアヌスで育てたのだ。
でもそれは洵も一緒。
洵も一年で、女の子として育ってしまった。
兄のペニスにご奉仕するのが歓びの、エッチな女の子。
こうしてペニスを見ているだけで、
もうそれの事しか考えられなくなってしまう。
あーんと洵が舌を伸ばそうとしたら、
「こんな時はどうするんだっけ?」
慎がにやにやと意地悪く微笑みながら言う。
「し、慎兄ちゃんの……チンポにご奉仕させていただきます」
恥ずかしそうにそう言うと、ペニスの先に口づける。
もう既に濡れているのか、離れた口唇に透明な橋が架かった。
「アニキって変態だよね」
「そうかなぁ……。洵の方が上じゃない
か?」
心当たりが多すぎて、返す言葉もない。
そのまま黙ってペニスに奉仕する。
「あっ……んっ。ちゅっ、ちゅっ」
まずは口唇でご挨拶。
先走りで濡れた口唇をペニスに滑らせる。
口腔で感じるのとはまた違ったくすぐったさが気持ち良い。
口唇にペニスの感触を刻み込んでゆく。
それが終わったら、今度は舌で楽しむ。
熱くて硬いペニスをぺろぺろと舐めたり、
笛を吹くように横から口唇で咥えて、舌と一緒に滑らせる。
先走りが床に落ちないように、たまに舌で受ける。
一年も舐めているのだから、フェラチオも手慣れたものだ。
──羞恥心だけは、いつまで経っても慣れなかったが。
エプロン姿の洵が、ペニスを美味しそうに舐めている。
名残惜しいが、気の付くお兄ちゃんとしては、洵を遅刻させるわけには
いかない。
慎は次の段階へ進むことにした。
「洵、もういいよ」
「え?だってまだ……」
おあずけを喰った犬みたいな顔をして慎を見る。
「気が変わった。洵の中に入りたい」
「でも……制服だし……」
「洵だってイキたいだろ?」
「……うん」
「じゃ、テーブルに手を突いて」
言われるまま、テーブルに手を突き腰を上げる。洵はペニスが欲しくて逆らえない。
そのまま慎はベルトを外して学生ズボンを降ろす。
脱がした先には黒のビキニがあった。
慎としてはショーツを穿いて欲しいのだが、そ
れじゃ学校へ行けないと洵が強硬に反対したのだ。
妥協案としてこの形に落ち着いた。
洵の抜けるような白い肌を際立たせて、
これはこれで悪くはない。
下着も脱がせ、残ったのは黒のハイソックスだけだ。
ちょっと視姦していたら、洵が催促するように腰をくねらせた。
もう少し踊る様を見ていたかったが、アヌスをローションでほぐして、そのままペニスを挿入する。
もう何度も入れて、すっかり慎の形を覚えたアヌスだ。
ローションと少しの愛撫で、
すっかり準備は整っていた。
生き物のように洵のアヌスがペニスを飲み込んでゆく。
慣れているとはいえまだ最初なので、
愛撫するようにこねるようにペニスを挿入する。
「──は……ッ。んんーっ……」
仰け反ってペニスの感触に耐える。
一度奥まで入れた所で、腰をぐりぐりと回された。
「あっ、あーっ……」
口から涎を垂らし、声を漏らす。
学校では王子様然としているのに、
こんないやらしい声を出すなんて。
学校の友達も想像だにしないだろう。
何度か回した所で、前後運動に移る。
家中にぱつんぱつんと腰を打ち付ける音が響いた。
慎の荒々しい挿入に、洵も自然と声が大きくなる。
「あっ、ひあっ!アニキのチンポすごい~
……オレまた駄目になっちゃうよぅ……アニキのチンポ奴隷になっちゃう」
「もうなってるだろ?それより……ッ、こんな時くらい、可愛らしく、ボクっつて、言ってくれ……ッ……てもいい、の
に、ッ」
「うんんっ。ボク、慎兄ちゃん大好きッだよぉッ。
慎兄ちゃんのチンポも大好きっ。
もっと、もっとボクのこと犯してッ。
ぐちゃぐちゃにしてッ!」
「ああ、ぐちゃぐちゃに犯してややるよっ。
学校でも俺のチンポを思い出せる様に、一杯注いでやるからなっ」
「あっ!ボクッ、学校でも、慎兄ちゃんに犯されちゃうんだ、ねッ!んっ!」
テーブルをがたがたと揺らして、嬌声をあげる。
小さなお尻とその穴に、大きなペニスがぬぷぬぷと出し入れされる様は、たまらなくいやらしい。
ペニスが引き出される度に周りの柔らかい肉が吸い着いてくる。
それをもっと見たくて、慎は何度も何度も出し入れした。
「うっ、も、もっ出すぞっ!」
「うん、出して、いっぱいだしてっ」
慎の限界を告げる声に反応して、洵も答える。
「うあっ、洵っ!」
「あああっ……入って、くる……ッ。
熱いよォ……ボ、ボクも出ちゃうううッ」
どくんどくんと二人共に射精した。
「ンッ、ハァ、ハァ、ハァ……」
テーブルにもたれて脱力する二人。
だが慎は、もう一踏ん張りと起き上がった。
「さて、もう一ラウンドだ」
「ええーっ!?まだするの?」
「まだ十五分あるから大丈夫だって」
「ご、ご飯!ボクのあさごはん~!!」
──結局、朝食を逃したまま、洵は学校へ行った。
足取りがよたよたして危なっかしかったので、慎も学校まで見送りに。
「やっぱ免許欲しいよな……兄貴の車も、使わなきゃ悪くなっちゃうし……」
兄貴……俺たちは兄弟仲良く頑張ってるよ……
そっちはどう?結祈は元気?
瑛子ねーちゃんには会えたかい?
諒兄ちゃんごめんなさい……
兄弟にあるまじき不埒な関係になってしまいました……
たぶんこれからもアニキにエッチなことされるだろうけど許して下さい。
みんなアニキが悪いんです。
アニキがあんなに可愛くて格好良くて気持ち良いのが悪いんです。
あっ、思い出したらまた変な気持ちになってきちゃった……
もうっ、これもアニキのせいだよ……。