慎×叶鳴(パラレル)


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2008/08/25(月) 02:21:31 ID:HwatCVlf

意識が闇から不浄である世界へと浮上する。

「神郷くん?」

目の前には守本がいた。
「え? 守本?」
「どうしたんですか? 急にぼーっとして」

守本は俺の顔を覗き込む。
そこにいるのは俺のよく知る、守本叶鳴その人だった。

「あれ……えっと悪い。ぼーっとしてた」

俺は頭が混乱気味でとりあえず相手の話に合わせようとそう言った。

「もう。神郷くんたら」

くすくすと守本が笑う。
俺はこんな風に心底嬉しそうに笑う守本を初めて見た気がした。
いや、気のせいだ。

俺は守本の笑顔なら何度も見ている筈だ。

 ――――いつ?
 ――――どこで?

「続きを話すけど、私が店員さんにあそこの看板は曲がってますけど良いんですか? 
って聞いたら店員さん『どうでもいい』って」

守本は話しを再開する。
しかし、俺はその守本の言葉は耳に入ってこなかっった。
場所は喫茶店。
俺の通う大学のすぐ近くにあるものだ。
よくここに来る。

最近は守本も一緒だ。……と思う。
コーヒーを二人で頼んで飲む。

俺はどうしたのだろうか。
突然記憶に混乱が現れているのだろうか。

「神郷くん。今日はこの後どうしましょうか」
「え? 守本は何か用事あるの?」
「いえ。特に」
「じゃあ、夜。一緒に食べよう」
「……はい」

嬉しそうに守本は頷いた。
俺は夢何じゃないかと思った。
俺の下宿先の近くのファミレスで食事を済ませた。
ファミレスから出るとむあっとした夏の空気が俺達を包み込む。

「クーラーある所から出るとかなり堪えますね」
「ああ、そうだね。早く涼しくならないかな」

俺は守本と並んで歩きながらそう言った。

「私はこんな空気も好きですよ」
「え? そう?」

俺は意外だなと思い守本を見た。
守本は優しい目で空を見上げ星を見つめていた。
俺はその姿が夜に溶けていってしまいそうでドキリとした。
思わず手を伸ばし、守本の腕を掴んでいた。

「神郷くん?」

守本は俺に腕を掴まれて一瞬慌てたように顔を上げたが、すぐに薄く笑みを浮かべた。

「どうしました?」
「いや、その」

守本は俺が掴んでいる自分の腕を見て、顔を徐々に朱に染めていく。

「あの、その……」
「あ、あのさ。コンビニ、行こうぜ」

俺は誤魔化すように手を離し、コンビニへと足早に向かった。

「あ、神郷くん……」

守本は少し遅れて俺についてきた。
俺はコンビニで特に買いたい物が無かったので、以前真田さんに言われた点滴代わりになるという飲み物を買った。
守本は熱心に雑誌コーナーで何かを読みふけっていた。

「あ、あの。神郷くん」 「ん?」

コンビニから出ると守本が何かを決心したようにそう俺の名を呼んだ。

「あのね、今日神郷くんの家に行っても良いですか?」
「え? な、なんで?」

突然の申し出に俺は若干焦った。
別に嫌ではないが、守本のような綺麗な女の子を家に招くというのはなんか、恥ずかしいような気がしてならない。

「神郷くん、前々から家に呼ぶよって言ってるのに全然呼んでくれないから、その、迷惑じゃなければ、行きたいです」
「……良いよ」

こうして俺は守本を部屋に招くことになった。
俺の下宿先に人が来ることは珍しくないが、女の子が来るのは初めてかもしれない。
俺と守本は並んで歩き、俺の下宿へと向かった。
その間、会話という会話は産まれず、終始無言であった。
部屋に守本を招き入れてから、
俺は冷蔵庫に先ほど買ったものをいれ、
変わりにジュースを取り出しコップに注いで守本の元へと運んでいく。

守本は物珍しそうに俺の部屋の中を見回していた。

「これ、神郷くんが作ったの?」
「うん。そうだよ」

守本は俺の作った彫刻を見て感嘆しながら言う。

「神郷くん、絵も上手いんですよね。見せてくれませんか?」
「上手いって言われる程じゃないけど……まあ、俺のでいいなら」

俺は机の上からスケッチブックを取り出して守本に手渡した。

「わぁー。上手いですねぇ」

守本は一ページ一ページ開くたびに感心している。
俺はどうも人から誉められることになれていないようで少しむず痒かった。

「あれ?」

突然守本の手が止まった。

「どうした?」
「これ、誰ですか?」  
「ん? ああ、この人。この人は映子さんって言って俺達兄弟……っていうか兄貴の幼なじみだよ」
「そうなんですか。綺麗な人……」

守本はその絵に見入っていた。

……俺いつ映子姉ちゃんのこと書いたっけ?

「きっと」
「ん?」
「きっと神郷くんもこんな女性が好み、なんですよね」
「なっ……」

守本が突然そんなことを言いだし、
俺は答えに窮してしまった。

「…………」

守本も押し黙る。

「…………あ、あの」

何か言おうと思ったが、何故か言葉が出てこない。
俺も言霊使い級の話術が欲しいと思った。

「あ、なんか軽くつまめるもんでも」

そう言って俺は立ち上がって台所に向かおうとした。
が、ぎゅっとシャツの裾を掴まれ、
それを止められた。

「も、守本?」
「あの、神郷くん。今夜、ずっと傍にいても良いでしょうか」
「ど、どうしたんだ? 守本」
「この間、榊葉くんとめぐみさんに会って、お二人の仲がとても良さそうなのが羨ましいと、私思いました」

守本はゆっくりとそう言って、俺の目を見た。

「神郷くん……私と……」

守本が少し潤んだ瞳で俺のことを見ている。
俺はそっと守本の頭を撫でて、しゃがみこみ、
優しく口づけをした。

「あ、やん……」

空気が重たい。
熱い、厚い、空気が俺達にまとわりついている。
後ろから守本を抱きしめる形で俺は彼女の秘部に指を滑らせていた。

「神郷くん……」

守本から熱い吐息が漏れる。
薄着の守本は俺の位置から見ると体のラインが強調されていて淫猥に見えた。
下着の上から優しく守本の秘部をなぞる。
空いている手を守本の服の下に滑り込ませ、乳房に触れた。

「守本、意外に胸大きいんだな」
「やだ……言わないでください」
「はは……ここも濡れてるし」

守本はかあっと頬を染めて俯く。
俺は耳元でそっと囁いた。

「可愛いよ、守本」
「……慎……くん」

守本はそう消え入りそうな声で俺の名を呼んだ。
「叶鳴……」

俺もそれに答えるように名を呼ぶ。  

「当たってます……」
「ん?」

一瞬なんのことか分からなかったが、俺はふと自分の股間を注目してみる。
既に自己主張を始めている。
それが守本の腰に当たっていたのだった。

「あ、悪い。守本がエロイからさ」
「もう……」

それから守本の服を俺は脱がす。
上半身だけ剥いてからその中途半端な姿に妙に興奮してしまい、
下を脱がすのは後回しにすることにした。

「あのさ、叶鳴……」

俺はベッドに腰掛け、守本を見下ろして言う。
守本は俺が全てを言い終わる前にふっと微笑んでみせた。

「失礼、しますね」

守本は俺の股間にそっと触れた。
ジーンズ越しだというのに守本の温もりが伝わってきた。
ジッパーを下ろし、ゆっくりと俺のペニスを守本は取り出した。

「これが、男の人のものなんですね」
「あ、あのさ……なんか観察してる?」

じっと俺のを見て守本はふんふんと唸っていたので俺はそう言った。

「あ、すいません。思ってたより可愛らしいです」
「あのね……」
「それでは……」

守本は右手で前髪を押さえ、
左手で俺のを優しくしごいてから恐る恐るといった感じに舌をチロリと覗かせて俺のペニスの先端部分に触れた。

ゆっくりゆっくり円を描くように俺のペニスを刺激する。

「ん……」
「あ、すいません。痛かったですか?」
「いや、大丈夫だよ。続けて」

心配そうに俺を見上げる守本に優しくそう言うと守本は安心したように行為を再開した。
先端からゆっくりと舌を這わせて移動する。
守本は俺のを一通り舐め終え、その小さな口にそっと俺のをくわえ込む。
「ん……ふむ……」

ジュプジュプと俺の先走りの液と守本の唾液が混ざり合ったものの水音が聞こえた。
俺は既に限界が近かった。
しかし、もっと長く守本にフェラを続けて欲しいと考え、我慢していた。
「ぷは……」

守本は俺のから口を離す。

「叶鳴、上手だね」
「そ、そんなことないです……」

顔を真っ赤にして守本はそう言った。

「胸で……挟んでくれない?」

俺がそう言うと守本は素直にその豊かな乳房で俺のをそっと包み込んだ。
柔らかく、温かいものに包まれ、
俺は優しく微笑んで守本の髪をそっと指で梳いてから徐々にペニスを守本に挿入する。

「ああっ」
「叶鳴、痛くないか」   「平気です……」


俺はペニスを根元まで挿入すると守本の胸に手をやり、優しく揉みしだく。
そしてゆっくりと腰を前後に動かした。

「あ、ん……あっ……」 「叶鳴……気持ちいいよ……」

守本の膣内は温かく、ヒダが俺のに絡みついてきて俺の快感は一層増す。
しばらくは無心にピストン運動を続けていた。
俺は守本の両足を掴み広げる。
守本の姿がよく見えた。

「こうすると叶鳴の全てが見えるよ」
「いやっ……恥ずかしいです」
「クリトリスがすごい勃起してて叶鳴も気持ちいいんだね」

指で守本のクリトリスを刺激する。
ビクリと身を逸らし、守本は声にならない喘ぎを上げた。
体位を変え、後背位で俺は守本を責める。

「あんっ……慎く……ん……おちんちんが……すごぉい……」
「叶鳴、気持ちいいよ……」


パンパン、と肉のぶつかる音が部屋に響き、俺と守本の結合部からはジュブジュブと水音が聞こえた。
甘い、女の匂いが俺の鼻孔を刺激している。

「叶鳴……イキそうだ……」
「イって……くださいっ……私の膣内で……っ」
「叶鳴!」

俺は最後の守本の奥までペニスを突き入れ、果てた。

「あああん! 慎……くん……!」

ドクドクと精液が守本の中に注ぎ込まれていく。
ペニスを引き抜き、俺はベッドに尻をついた。

「叶鳴……良かった……」
「……はあ……はあ……」

守本は枕に顔を押しつけてしばらく息を荒くさせていたが、俺の方を向き、言い出した。

「あの……まだ慎くんの満足してないみたいです」

見ると俺のペニスはまだ硬さを失わず上を向いていた。

「あ……いや……」
「私で良かったら満足するまで……好きにしてください」

そう言って守本は自分の指で秘部を押し広げた。そこから先ほどの精液がドロリと溢れ、ベッドに落ちた。

「叶鳴……っ」

俺は守本の体に飛びついて、再びペニスを挿入した。

明け方、俺はふと目を覚ました。
隣には守本がすやすやと寝息を立てて寝ている。
俺はふっと微笑み守本の頬を優しく撫でた。
ふと床に何かが落ちているのを見つけた。

俺は守本を起こさないようにベッドから抜け出し、床に落ちている物を拾った。

「……お守り?」

それはかつて俺が守本に渡したお守りだった。

何故、これがここにあるのだろうか。
守本から返して貰った覚えは……な……い……。

「……あ……」


俺は全てを思い出した。
俺はこれを守本から返して貰ったのではないのだ。
俺が、せめて彼女の想い出を忘れないためにと貰っておいたのだ。

守本は、もう……。

「ん……」

ベッドから守本の短い声が聞こえた。

「慎……くん……好き……」

俺は守本の寝顔を覗き込む。
そして、手の中のお守りを見て、
それをそっと机の引き出しへと閉まった。

「俺も好きだよ、守本」
そっとキスをして俺は守本の隣に横になった。

たとえ、これが夢だとしても俺は幸せだった。

意識が闇へと落ちていく。
完全に意識が黒く染まる前に俺が思い出したのは、守本の見せた、あの笑顔だった。

目が覚めたら、また守本と一緒にコーヒーを飲みに行こうと思った。

缶コーヒーを二本。
たぶん守本はまた開けられないだろうから俺が開けてやって、二人きりで飲もう。


なあ、守本。
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