Harper Prismの小説第九作目(アンソロジーも含めると十一作目)。
サーペイディア暗黒時代を舞台に繰り広げられる、ドワーフの少女に恋をした、ある人間の傭兵の物語。
(表紙の文句から)
ドラゴンの卵に一つ問題が―もうすぐ孵りそうなんだ!
(裏表紙から抄訳)
リーオッド・ダイ/Reod Daiは大金を―エルフの金を―しこたま頂いていた。アイケイシア/Icatiaとゴブリンの国境にひと波乱起こす報酬だ。
ヘイヴンウッド/Havenwoodのエルフといえば払った分の見返りを得ていた。
ドラゴンの卵。そいつは申し分ない武器となる。特に、使い道を心得たリーオッドのような輩にとっては。
ところが、エルフたちは心変わり、突然の契約破棄。資金も尽きかけ、取るべき道も限られたリーオッド。ドラゴンの卵の件について、一か八かエルフとの直接交渉に賭け、ヘイヴンウッドへと向かう。
あの卵どもを使わなくては。それもすぐに…。さもないと…。
Sonia Orin Lyris 著(1996/07)
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