連弩について
分類 |
投射 |
地域 |
中国 |
全長 |
60~280cm以上 |
重量 |
0.8~15.0kg以上 |
連弩には攻城兵器並の大きさの物と歩兵が持って扱える大きさの2種類があった。
そのため今回は大きさ、重さの最大値は「以上」という表記にさせていただきます。
連弩の発想は
「威力と命中が高いが連射に乏しい弩の連射性を上げれば強いんじゃないか」
との事で開発されたものである。
孔明の名前で有名な諸葛亮が好んだ武器が弩だといわれ
作られた連弩が「元戎」(げんじゅう)といわれています。
石弓に弾層とレバーがつけられておりレバー操作のみで発射が可能なため
連射性は確かに向上したものの有効射程が35mと大幅に下がり
威力も激減した事から「盗賊退治用」という不名誉な称号を与えらてしまう。
それでも毒を塗ればわずかな傷でも致命傷になるため防衛戦で使われる事があったものの
歴史に強力な武器として載ることはなかった。
大形の連弩は諸葛弩といわれ、同時に複数の矢を発射できる多発式なものなど
様々な改良が試みられたが威力と連射性は反比例し
こちらも余り使われることはなかった。
最終更新:2009年01月15日 12:03