投射類について
投射類は主に攻撃部分が使用者の手元を離れて
長柄よりも更に遠距離から攻撃するものとして扱います。
代表的な弓類は好んで使った民族と余り使われなかった民族に分かれます。
好んで使った民族の代表は日本、モンゴルなどです。
日本は平安時代から和弓と呼ばれる一種のロングボウを使用しました。
一般的に弓騎兵が大型の弓を使うのは余り使い勝手がよくないのですが
日本の弓騎兵はこれを使いこなし、「流鏑馬」と呼ばれる騎射術まで発展させました。
一方モンゴル民族が使ったのはショートボウと呼ばれる小型の弓です。
ただモンゴル民族の弓は動物の腱などを使ったコンポジット(合成弓)であり
日本のロングボウと比べて威力が劣るどころか25%ほどモンゴル弓の方が威力が上だったといわれてます。
投射類は他にも投げ槍、手裏剣などがありましたが
矢に比べて投射するコストが高かったため投射武器は弓類以外は余り発達しませんでした。
使い捨てである投射武器を軍に行き渡らせるにはコストは避けて通れない道なのです。
ちなみに現代の弾丸は矢と同じか、それ以下のコストです。