史上最強のハゲ
人は彼の事をこう呼んだ。
「禿の女たらし」と。
彼の配下の兵士は、都に凱旋する時こう叫んだ。
「亭主どもよ、女房を隠せ」と。
ある歴史学者はこう言った。
「彼は、あれほど多くの女性と交際しながら、
それでいてだれからも恨まれなかった奇跡のような存在だ」と。
それでいてだれからも恨まれなかった奇跡のような存在だ」と。
ある作家はこう言った。
「彼は女性の共有財産だ」と。
男の名前は、ガイウス=ユリウス=カエサルと言った。
◆
「ふむ」
カエサルはトーガの端に口をあてながら
考えた。
カエサルはトーガの端に口をあてながら
考えた。
天は何故これほど簡単な使命を我に与えるのか、と。
これまで彼が手を着けてきた女性は数限りない。
特に、人妻の数となったら特に多い。
特に、人妻の数となったら特に多い。
あるゆる女性をその手に落としてきた恋愛の天才。
彼からすればこんなゲームなど茶番に過ぎない。
彼からすればこんなゲームなど茶番に過ぎない。
だからカエサルはこだわることにした。
狙うのは美人の人妻にしようと。
そう決めると、噴水のある広場からカエサルは歩き始める。
まだ見ぬ美人人妻を探して。
この恋愛バトルロワイアル会場で、史上最強の女たらしが活動を開始した。
【噴水のある広場/12月20日:午前0時10分】
【ガイウス=ユリウス=カエサル@現実(ローマ史)】
[状態]:若干ハイテンション、ハゲ
[道具]:基本支給品、お洒落なトーガ
[標的]:妖艶な美人人妻
[思考]:取り敢えず散策、まだ見ぬ美女を探して
[状態]:若干ハイテンション、ハゲ
[道具]:基本支給品、お洒落なトーガ
[標的]:妖艶な美人人妻
[思考]:取り敢えず散策、まだ見ぬ美女を探して
投下順
Prev | SS | Next |
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やけ酒 | 史上最強のハゲ | 始まりの場所 |
時系列順(キャラクター別)
Prev | キャラ | Next |
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初登場 | ガイウス=ユリウス=カエサル | [[]] |