影の付き方についてrFactorで検証
BTBで影を表示させるときに使用する「CastShadow」の項目の「VeryLow~VeryHigh」は,影のテクスチャサイズを指定するもの。
CastSHadow | 影のテクスチャサイズ |
Very Low | 32x32 |
Low | 64x64 |
Midium | 128x128 |
High | 256x256 |
Very High | 512x512 |
当然のことだが,テクスチャサイズが大きいほうがきれいに表示される。
影を表示させたい対象が大きい(長い)場合,「VeryHigh」にしたとしても広い範囲で表示させるので,左側のWallのように,全体的に荒くなってくる。
そんなときには,
BTBでは「VeryHigh」の512x512までしか設定できないのでをエディタで直接修正する。
Instance=wall50_s1 { MeshFile=wall50_s1.gmt CollTarget=True HATTarget=False ShadowReceiver=False ShadowCaster=(Static, Solid, 512, 512) }
最後の「512,512」が影のテクスチャサイズ(縦,横)。これを2のn乗(...,256,512,1024,2048,...)で書き換えてやればOK。
デフォルトでは500m(くらい?)離れたところの対象物まで影が表示される。それを変更するには,「トラック名.scn」に以下を追加。
MaxShadowRange=(1000.00)
数字が,影を表示させる距離(メートル単位)。これを「トラック名.scn」の一番上の階層(カッコ{}の中でないところ)に追加する。 例:
MaxShadowRange=(1000.00) GroupMethod=LinkSingle AmbientColor=(100, 109, 136)
「トラック名.gdb」ファイルでの設定・以下は,BTBが出力する標準の設定
ShadowMinSunAngle=15.0 Latitude = 0 // degs from Equator (range: -90 to 90, positive is Northern Hemisphere) NorthDirection = 245 // the direction of North in degrees (range: 0 to 359) RaceDate = September 29 // default date for the race
これらの記述は,
項目 | 内容 |
ShadowMinSunAngle | 影を表示させる太陽の高度。この例だと15度未満(朝とか夕方)になると表示されない |
---|---|
Latitude | トラックの緯度。北緯はプラスで,南緯はマイナスで。下のRaceDateと合わせて日の出から日没までの時間と太陽の高度が決定される |
NorthDirection | 北の方位の指定。BTBの2D画面の上側を北に設定するなら,0に変更すること。どうしてこんな数字がデフォルトなのかは不明 |
RaceDate | レース開催日。上のLatitudeと合わせて日の出から日没までの時間と太陽の高度が決定される |