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無念の鈴仙紅朔を見かねたaspirinは、彼にプレゼントをして慰めようと企んでいた。 aspirin「あの異様な形状の耳は修理ができないそうだ……」 彼の頭頂部から生えている耳。 それはイベントで入手できる限定アイテムであり、 修理可能なものと不可能なものがあるという。 aspirin「修理可能な耳もあったはず」 鈴仙紅朔「∑」 aspirin「もし露店で見つけたら買ってあげましょう」 鈴仙紅朔「!!!!!!!!!!」 鈴仙紅朔はただちにダンバートンへ向かい、チャンネル1に移動した。 失いそうな自分の耳を求めて。 この当時、ペットによる個人商店検索機能はなかったため、 すべての商店を探さなければならなかった。 それは長く、過酷な捜索であった。 鈴仙紅朔「ありました!!修理可能品!!!」 鈴仙紅朔から1通のメモが届いた。 このとき、まだ『限定』ギルドは存在していなかったのである。 離れている相手と連絡を取るためには、ささやきか、メモしかなかった。 aspirin「ほう。いくらかね?」 鈴仙紅朔「250kです…orz」 250kとは、25万ゴールドのことである。 こんなに高価なアイテムだったとは──。 鈴仙紅朔は期待はしていたが、半分あきらめかけていた。 aspirin「じゃあサブで買うから、cc」 鈴仙紅朔「!!!!!!!!!!」 aspirin「露店の前で待っていてください」 鈴仙紅朔「待ってますwwwwwwww」 aspirinは、ダンバートンに常駐しているサブキャラクター・あすりぴんに切り替え、 1チャンネルの個人商店群の中へ突入した。 あすりぴん「ドコ く(゚∀゚三゚∀゚)/ ドコ」 鈴仙紅朔「西門を出てすぐ北のところです」 あすりぴん「┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨」 鈴仙紅朔「*****っていうテントの近くです」 あすりぴん「Σ(゚Д゚ υ) イタ!!」 鈴仙紅朔「ノンノンですw」 あすりぴん「耳Σ(゚Д゚ υ) イタ!!」 あすりぴんは、修理可能な「耳」を確認した。 あすりぴん「これでいいですか?」 鈴仙紅朔「イイ!!」 あすりぴん「じゃあ買います」 鈴仙紅朔「キエタ!!!!」 あすりぴん「(σ゚Д゚)σゲッツ!!」 こうして「耳」の取引は無事に終わり、鈴仙紅朔の頭部には新鮮な耳が生えることになった。 ----

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