ドクターあすさん11 - 考えすぎ


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「お前、あすさん好きだよな」


田中が毎日あすさんを話題にしているところを目にする仁岡は、
「あすさんラヴ」な田中に偏見を抱くようになっていた。


田中「冗談じゃない!」
仁岡「とか言ってる割には、俺以外のやつらにも話してるそうじゃないか」
田中「好きで話してるわけじゃないって」
仁岡「じゃあ何なんだ??」
田中「不審者に気をつけろって言ってるんだ」
仁岡「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


病院内の喫茶室で盛り上がっている二人。
声の音量が大きすぎるせいで注意されてしまった。


田中「……外で話すか。そろそろ歩いたほうがいいよな?」
仁岡「どうせあすさんの話だろ。だったら行かねぇ…」
田中「あのな……」
仁岡「行ってやるよ。俺、新しい携帯とか見ていきたいし」
田中「ふむ…」


歩きで携帯電話ショップに向かい、仁岡の品定めが始まる。


仁岡「パソコンばっかりで、携帯には関心がなかったな、俺」
田中「メールも送れるし、カメラもついてるんだぞ」
仁岡「知ってるよ、そのくらい…」
田中「あすさんは携帯もってるのかな…」
仁岡「ほら始まった」
田中「……」


どうしても「あすさん」の話題になってしまう田中であった。


仁岡「まぁたしかに。けが人や病人の出るところに、いつもあすさんが現れるのは
 どこの名探偵だよwwwwwって気はするけどな、考えすぎだと思うぜ?」
田中「……」
仁岡「で、田中はそれを、あすさんが仕組んだ罠なんじゃないかと思ってるんだろ?」
田中「……」
仁岡「俺もそんな気はするがな…だが…」



ドンッ…




田中「なっ……事故か??」
仁岡「近いぞ……」
田中「行ってみるか」


店から飛び出して大通りのほうへ走っていく田中。

道路に停車している2トントラックと、倒れて動かない人の姿があった。


ざわ・・・ざわ・・・


仁岡「マジか……ヤバいな。田中、お前みてやれ」
田中「あ、あぁ…いや、もう通報している人がいるようだ」
仁岡「なあ、真面目な話。今ここに現れると思うか?」
田中「ん………」
仁岡「あすさんだよ」
田中「さすがに、それはなさそう…」
仁岡「な? だから考えすぎなんだって」


初めて目の当たりにする人身事故。


仁岡「おい、田中……俺が間違っていても、笑うなよ……」
田中「なんだ??」
仁岡「…………」
田中「何が??」


仁岡は倒れた人を無言のまま指差した。


田中「……だから何だ????」
仁岡「お前の言う、その、まさかだよ」
田中「はっ………」


田中は道路に出て、倒れた人に近づいた瞬間、気の遠くなるのを感じた。

見覚えのある、いや、自分が片思いを抱いているに等しい人物だったからだ。



田中「あすさん………!」





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