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157 名前: 中×日その1 投稿日: 02/02/15 18:43 ID:mUpnTMfq 「坊ちゃま、お友達の方がお見えです」 メイドの声で三杉淳は我に返った。 土曜日の午後。お気に入りの管弦楽と紅茶で、自分の世界に浸っていたのだ。 ドアを開けた男の姿を見て、三杉は目を丸くした。 「肖!肖俊光じゃないか」 「うむ。顔色はまずまずだな」 ズカズカと部屋に入るなり、肖は手にした鞄から鍼治療セットを取り出した。 「君は何を」 「治療だ。さあ、衣服を解いて横になれ」 「僕の心臓病の事を知っているのか?」 「ああ。西洋医学では治療が不可能だという事もな」 「君の東洋医学で先天性の心臓奇形が治せるとでも?」 肖はカッと目を見開き、長髪を後頭部で一括りに縛った。 「俺の治療に不可能はない!」 紅茶と茶菓子を運んできたメイドが腰を抜かす程の大音声だった。 「ふっ。では試してもらうとしようか」 静かな笑みを浮かべ、三杉は服を脱ぎ始めた。 158 名前: 中×日その2 投稿日: 02/02/15 18:44 ID:mUpnTMfq 肖の手は正確に三杉の経絡を捉えて、鍼を打っていく。 「そ、そんなところにも打つのか?」 「鍼治療は全身の気、水、血の流れを整えるのだ」 髪の毛よりも細い鍼は、ビキニラインに打たれても全く痛みを感じさせない。 それどころか・・・三杉の局部は俄に血流が強くなっていた。 「こんな治療があるものか。今すぐ、やめてくれ」 「そうはいかん。ここでやめたら悪影響が心臓に及ぶぞ。循環器の基だからな」 心臓の話をされると、三杉も押し黙るしかない。 その間もみるみるうちにペニスは熱を帯びてくる。 肖の冷静な視線が、三杉の羞恥心を刺激する。両胸の乳首まで脈打ってくるに 及んで、三杉はとうとう目を閉じた。 そこに、肖の指が触れた。 「あぅっ・・・」 うっすら目を開けると、両乳首に突き立てられた鍼がキラリと陽光を反射した。 「痛みはないだろう?」 三杉は言葉を失い、ただ後じさりしようとした。が、できない。 159 名前: 中×日その3 投稿日: 02/02/15 18:45 ID:mUpnTMfq 完全に腰に来ていた。意識ははっきりしているのに、四肢はぴくりとも動かない。 自分の肉体として意識できるのは、鍼を打たれた両乳首と性器のみ。 「乳頭は敏感な箇所だが、どちらの感覚が強い?」 「う・・・知らない」 「自分の体だろう?君はそれでも医師を目指す身なのか」 肖の指先が、二本の鍼を交互に弾く。そのリズムが三杉の性感に響いた。 「さあ、どちらだ?」 「それが、治療に関係あるのか?」 「関係ない事を訊くほど暇ではない。答えろ」 三杉は観念して目を閉じる。己の肉体に感覚を研ぎ澄ませる。 「ひ・・・左、だ」 「よし。治療方針が定まった」 肖は手早く脱衣し、三杉の体から乳首以外の鍼を抜いていく。 そして三杉の体を裏返し、四つん這いの姿勢をとらせた。 「君は僕をどうする・・・あっ」 「後門から血流を促進する」 三杉の狭い秘部に肖の指が突き立てられる。 160 名前: 中×日その4 投稿日: 02/02/15 18:46 ID:mUpnTMfq 「痛みはないと思うが・・・どうだ?」 「け、血流が、確かに、促進・・・」 三杉の声は切れ切れに、午後の陽差しが暖かい部屋に響く。 喘ぎ声は優雅な管弦楽に紛れて、部屋の外には漏れないはずである。 「では、治療の仕上げをしてもよいころかな?」 仕上げ、が何を示すのか、聡明な三杉はわかっていた。 そしてそれを心から欲していた。 「頼む・・・僕のここを、鎮めてくれ」 肖の力強い手が三杉の腰を引き据えた。 そして熱い塊が三杉の体内に打ち込まれる。 三杉の両胸の鍼が同じリズムで、ゆらり、ゆらりと揺れる。 「あぁっ・・・あ、いい、すごく・・・いい」 「他に刺激が必要な箇所は?」 淡々とした肖の声と裏腹に、突き上げる性器の勢いは三杉を狂わせた。 肖の手をとり、自分の昂ぶりにおしつける。 「ここを、ここ、触って・・・っ」 肖に一撫でされただけで、三杉は精を吐き尽くした。 162 名前: 中×日その5 投稿日: 02/02/15 18:48 ID:mUpnTMfq 「努力で心臓病を治した男」 人々は三杉をそう呼んで讃えた。本人も多くを語ろうとはしない。 彼の健やかな心臓は、ただ一人の男を想うときだけ、鼓動を乱す。 「なぜ、さよならも言わせてくれなかったのか、肖」 たった一度だけ、唇に触れるだけのキスを寄越した。 「貴公子の唇は、俺には柔らかすぎる」 そう言って笑った。 ――より深いところで、何度となく交わったというのに。 三杉の自由にできる資産を全て注ぎ込んでも、肖をつなぎ止める事は できなかった。 「僕なりの方法で君を追いかけるよ」 西洋医学を学ぶ。サッカーを続ける。 肖が治した心臓を胸の中に抱えたまま・・・
157 名前: 中×日その1 投稿日: 02/02/15 18:43 ID:mUpnTMfq 「坊ちゃま、お友達の方がお見えです」 メイドの声で三杉淳は我に返った。 土曜日の午後。お気に入りの管弦楽と紅茶で、自分の世界に浸っていたのだ。 ドアを開けた男の姿を見て、三杉は目を丸くした。 「肖!肖俊光じゃないか」 「うむ。顔色はまずまずだな」 ズカズカと部屋に入るなり、肖は手にした鞄から鍼治療セットを取り出した。 「君は何を」 「治療だ。さあ、衣服を解いて横になれ」 「僕の心臓病の事を知っているのか?」 「ああ。西洋医学では治療が不可能だという事もな」 「君の東洋医学で先天性の心臓奇形が治せるとでも?」 肖はカッと目を見開き、長髪を後頭部で一括りに縛った。 「俺の治療に不可能はない!」 紅茶と茶菓子を運んできたメイドが腰を抜かす程の大音声だった。 「ふっ。では試してもらうとしようか」 静かな笑みを浮かべ、三杉は服を脱ぎ始めた。 158 名前: 中×日その2 投稿日: 02/02/15 18:44 ID:mUpnTMfq 肖の手は正確に三杉の経絡を捉えて、鍼を打っていく。 「そ、そんなところにも打つのか?」 「鍼治療は全身の気、水、血の流れを整えるのだ」 髪の毛よりも細い鍼は、ビキニラインに打たれても全く痛みを感じさせない。 それどころか・・・三杉の局部は俄に血流が強くなっていた。 「こんな治療があるものか。今すぐ、やめてくれ」 「そうはいかん。ここでやめたら悪影響が心臓に及ぶぞ。循環器の基だからな」 心臓の話をされると、三杉も押し黙るしかない。 その間もみるみるうちにペニスは熱を帯びてくる。 肖の冷静な視線が、三杉の羞恥心を刺激する。両胸の乳首まで脈打ってくるに 及んで、三杉はとうとう目を閉じた。 そこに、肖の指が触れた。 「あぅっ・・・」 うっすら目を開けると、両乳首に突き立てられた鍼がキラリと陽光を反射した。 「痛みはないだろう?」 三杉は言葉を失い、ただ後じさりしようとした。が、できない。 159 名前: 中×日その3 投稿日: 02/02/15 18:45 ID:mUpnTMfq 完全に腰に来ていた。意識ははっきりしているのに、四肢はぴくりとも動かない。 自分の肉体として意識できるのは、鍼を打たれた両乳首と性器のみ。 「乳頭は敏感な箇所だが、どちらの感覚が強い?」 「う・・・知らない」 「自分の体だろう?君はそれでも医師を目指す身なのか」 肖の指先が、二本の鍼を交互に弾く。そのリズムが三杉の性感に響いた。 「さあ、どちらだ?」 「それが、治療に関係あるのか?」 「関係ない事を訊くほど暇ではない。答えろ」 三杉は観念して目を閉じる。己の肉体に感覚を研ぎ澄ませる。 「ひ・・・左、だ」 「よし。治療方針が定まった」 肖は手早く脱衣し、三杉の体から乳首以外の鍼を抜いていく。 そして三杉の体を裏返し、四つん這いの姿勢をとらせた。 「君は僕をどうする・・・あっ」 「後門から血流を促進する」 三杉の狭い秘部に肖の指が突き立てられる。 160 名前: 中×日その4 投稿日: 02/02/15 18:46 ID:mUpnTMfq 「痛みはないと思うが・・・どうだ?」 「け、血流が、確かに、促進・・・」 三杉の声は切れ切れに、午後の陽差しが暖かい部屋に響く。 喘ぎ声は優雅な管弦楽に紛れて、部屋の外には漏れないはずである。 「では、治療の仕上げをしてもよいころかな?」 仕上げ、が何を示すのか、聡明な三杉はわかっていた。 そしてそれを心から欲していた。 「頼む・・・僕のここを、鎮めてくれ」 肖の力強い手が三杉の腰を引き据えた。 そして熱い塊が三杉の体内に打ち込まれる。 三杉の両胸の鍼が同じリズムで、ゆらり、ゆらりと揺れる。 「あぁっ・・・あ、いい、すごく・・・いい」 「他に刺激が必要な箇所は?」 淡々とした肖の声と裏腹に、突き上げる性器の勢いは三杉を狂わせた。 肖の手をとり、自分の昂ぶりにおしつける。 「ここを、ここ、触って・・・っ」 肖に一撫でされただけで、三杉は精を吐き尽くした。 162 名前: 中×日その5 投稿日: 02/02/15 18:48 ID:mUpnTMfq 「努力で心臓病を治した男」 人々は三杉をそう呼んで讃えた。本人も多くを語ろうとはしない。 彼の健やかな心臓は、ただ一人の男を想うときだけ、鼓動を乱す。 「なぜ、さよならも言わせてくれなかったのか、肖」 たった一度だけ、唇に触れるだけのキスを寄越した。 「貴公子の唇は、俺には柔らかすぎる」 そう言って笑った。 ――より深いところで、何度となく交わったというのに。 三杉の自由にできる資産を全て注ぎ込んでも、肖をつなぎ止める事は できなかった。 「僕なりの方法で君を追いかけるよ」 西洋医学を学ぶ。サッカーを続ける。 肖が治した心臓を胸の中に抱えたまま・・・

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