418 名前: 肖×オワイラン1 投稿日: 02/03/02 09:20 ID:xTDQhXuz
来ました。えへ。・・・っていいのかな、ホントに。
マーク・オワイランはゆったりと風呂に浸かっていた。
砂漠の民として、贅沢すぎるほどの広い浴室、潤沢な湯。
王族にのみ許された快楽を、王子は満喫していた。
「うーん、極楽極楽」
「まったくだ。旅の疲れもとれる」
バレッタで長髪をくくった、屈強な東洋人が侵入し、隣に浸かっていた。
「誰だ貴様!・・・不審者侵入だ!ボディーガードは何をしている!?」
「俺が太極拳を披露したら、昼寝を始めた」
オワイランは浴室から飛び出し、ボディーガード兼学友兼チームメイトの
バルカンの元へ走った。
バルカンは白目をむいて、顔の下半分を鼻血や吐血で真っ赤に染めていた。
「・・・殺ったのか?」
「いや。昼寝だから30分もしたら目覚めるだろう。俺は医師だからわかる」
呆気にとられるオワイランの前で、東洋人はバレッタを外した。
サラサラと癖のない黒髪が、がっしりとした肩にかかる。
「俺の名前は肖俊充。鍼治療師だ。・・・今日は君を治療しにきた」
全裸のサッカー少年二人、豪奢な浴室でみつめあった。
419 名前: 肖×オワイラン2 投稿日: 02/03/02 09:23 ID:xTDQhXuz
「ところで・・・俺はケガも病気もしていない。治療とは?」
いつのまにか浴室の床にねそべり、肖のマッサージを受けているオワイラン。
「俺は世界各地で、故障をかかえたサッカー選手の治療をしてきた。
・・・今回は君の健康増進のためにきたのだ」
「治療じゃ・・・ないじゃないか・・・」
香油を使ったマッサージは心地よく、オワイランは眠気すら催していた。
両足の先から、両手の先から、丹念に揉み込む動きは、召使いの誰も
持ち得ないテクニックである。
「・・・あっ。きく・・・」
不審者ではあるが、このまま召し抱えてもいいかもしれない・・・
ふと気づくと背後から抱きかかえられていた。
あぐらをかいた肖の分厚い胸に身をもたせかけ、指技に任せる。
サッカーで酷使した脚を入念にもみほぐされて、うっとりとしていたオワイランの
うなじに、肖の唇が触れた。
その部分からとろけていきそうな快感に、王子は甘い溜息をついた。
「な、なにを・・・」
「治療だ。ムダな力が抜けるようにな?」
421 名前: 肖×オワイラン3 投稿日: 02/03/02 17:56 ID:glVtkO8Y
いつしか両脚を開かれ、その中心まで揉みしだかれている。
「う・・・うまいな・・・」
「いつもはお付きの者にさせているんだろう?」
オワイランは頷くのがやっとだった。
緩急心得た絶妙な指技は、今までどのお付きも施してくれなかった快感である。
床に仰向けに横たえられ、王子は鷹揚な仕草で次の奉仕を待った。
・・・この東洋人の口の中は、ホットで滑らかだろうか・・・?
しかし、肖は手をオワイランの股間に伸ばし、秘めたる狭間をまさぐった。
「なっ、何を」
「おや、ここは誰にも触れさせた事がないようんだな」
香油で滑る指が、オワイランの内部に侵入した。
その異物感に、オワイランは一瞬身をこわばらせたが、繊細な動きによって
次第に息を荒げていく。
「遠慮なく、声を出すといい」
「うむ・・・ふぅ・・・っ、う」
湯気で満たされた浴室に、オワイランの吐息。そして狭間がたてる湿った音が
響く。エコーがかかって増幅された音に、オワイランは鼓膜まで犯される。
427 名前: 肖×オワイラン4 投稿日: 02/03/03 23:38 ID:aNj0gFyU
「オワイラン、お前が今してほしい事が、俺にはわかっている」
肖の静かな言葉に、オワイランは王子の威厳をもって頷いた。
「・・・こい」
両脚を大きく開き、肖のひきしまった腰をかき抱いた。
焦らされた肉の花は、ひくひくと肖の剣を待っている。
「存分に、ついてみろ」
オワイランの言葉を待たず、肖は腰を突き上げた。
オワイランは顔を左右に振って、未知の快楽に悶えた。
「あうっ・・・あぁ、はっ・・・素晴らしいぞ、肖とやら」
「光栄だ」
オワイランが乱したターバンを、頭から取り去ってやり、肖はオワイランの
手首を戒めた。
「たまには囚われの気分を、味わうのもいいだろう」
精神的にもオワイランのツボを、とらえている。肉茎の抽送の最中も、
肖の両手は休むことなく、オワイランの全身を這い回り、快感の経絡を追う。
滑らかな両胸で息づく乳首を撫で回された時、オワイランの経路は全て繋がった。
「ああああぁっ!・・・あぁっ」
「いかんな。鍼を使うのを忘れた」
肖はにこやかに頭をかきつつ、王子の高貴な体内に放出した。
428 名前: 肖×オワイラン5 投稿日: 02/03/03 23:39 ID:aNj0gFyU
事後、丁寧に身体を清められ、髪まで整えられたが、所要時間は
ジャスト30分だった。
よろよろと浴室に訪れたバルカンに、オワイランは宣言した。
「この肖という男、これから俺の側におく」
しかし・・・風来坊の肖俊光を定住させる事は、砂漠の王子にもできなかった。
お気に入りの油田を与え、小振りの宮殿を建ててやっても、肖は旅立っていったのだ。
「金は惜しくない。しかし、お前の心をとらえられなかった事が口惜しい」
オワイランはバルカンすら遠ざけ、自室で号泣した。
「さて・・・そろそろサッカーするか」
肖はドイツの地に降り立った。
新天地で生涯の恋人、ステファン・レヴィンと逢う事を、今はまだ知らない。
最終更新:2009年05月02日 11:16