565 名前: 561  投稿日: 02/03/19 23:48 ID:SjlqWq6Q
    ニッタ×ウラベ読みたいと云ってくれる肩が居て嬉しいよ~!
    ちょっとウラベがカワイソウかもしれないですけど許して下さい…。
    めちゃくちゃ長くなりそうなのでちょっとづつ載せます。

    最近、浦辺は寝不足気味の毎日が続いていた。
    原因は、中学からの可愛い後輩・新田のせいだった。
    中学の頃は、「浦辺さん浦辺さん」といつも一番に自分に懐いていた新田が可愛くて仕方なかった浦辺。
    先輩後輩の上下関係にはうるさい浦辺だったが、新田にだけは友達感覚で話し掛けられるを許していた。
    浦辺は、いつのまにか新田に何とも云えぬ想いを抱いてしまっていたのだ。
    それに気付いたのはつい最近。新田が自分より、岬の方へ懐き始めているからだ。
    それまでは「浦辺さん浦辺さん」だったのが、今では「岬さん岬さん」になっていた。
    しかも最近の新田と岬は妙に仲が良くて浦辺としても面白くない。
    いわゆる嫉妬だ。新田を岬に取られたと、浦辺は心の中で密かに嘆いていた。



566 名前: 561 投稿日: 02/03/19 23:51 ID:/hGGPcwa
    用があるから、と云われ、いつも新田と一緒に帰っている浦辺は1人で寂しく帰っていた。
    ここのところ、週に何回かは用があると云って新田は部活が終わった後、部室に残っていた。
    「…一体、用って何だ!?」
    浦辺は妙な胸騒ぎを感じていた。部室に残っていたのは確か…岬だった…。
    浦辺はその場でピタリと立ち止まり、しばらく地面を見つめた。
    「ま…まさか…」
    一瞬いけない妄想が頭の中を過ぎった。そんな事はありないと、顔を上げて「まさかな~!ははは!」
    と声を張り上げて口走ったが、すぐにまた下を俯いた。
    浦辺の頭の中に、新田が岬にあんな事やこんな事をされている淫らな妄想が次々と浮んできた。
    「だ~~~!」邪念を振り払うように浦辺は首を横に振り、後ろ髪を引かれる思いで一歩前に足を踏み出した。
    だが結局、そのままクルリと後ろを振り向き、元来た道へと浦辺は戻って行った。

    夜も八時を回っていて、学校はさすがに人気がない。
    自分は何をやってるんだろう?堂々とすればいいじゃないか?と何度も自分と葛藤していたが、
    何となく後ろめたさを感じ、浦辺は部室までの廊下の道のりをコソコソと音を立てずに歩いていった。
    やがて、浦辺の視界に、サッカー部と書いてある札が映った。部室だ。
    ドアの隙間からは、僅かに灯かりが漏れている。それを確認すると、浦辺はゴクリと唾を呑んだ。
    そして、今まで歩いていたスピードを更に半分ぐらいに落とし、ゆっくりとそこへ近付いていった。
    その間にも、先程のいけない妄想に頭の中を支配されていた。

568 名前: 561(566)のつづき  投稿日: 02/03/19 23:56 ID:E2/tgxkr
    徐々にドアに近付いてゆくと、聞き覚えのある声が微かに浦辺の耳に届いた。
    耳を引っ張られるようにして、浦辺はさらに近付いていった。気が付くともう、ドアのすぐ前まで来てしまっていた。
    そっと耳を澄ますが、中からは何も聞こえなかった。
    (…おかしいな。さっき新田の声がした気がしたけど…)
    そう思い、ドアにピッタリと自分の耳をくっつけ、物音を探った。
    すると、少しずつ荒くなる新田の息遣いが浦辺の耳に届き始めた。
    (…な…何だ…?)
    「……ハァ…ハァ…岬さ…ん、俺…もう…」
    「…まだ…駄目…もう少し…」
    浦辺はその場に凍り付いてしまった。そして、今、この部室の中で行われている事が、
    自分がしていた妄想と同じ事なのだと悟ってしまった。心のどこかでは、信じたくなかった。
    いくら仲が良くても、2人が本当にそんな関係だなんて、浦辺は信じたくはなかったのだ。
    (ま…マジかよ…)
    浦辺は確かめるように自身の耳を更にドアに密着させた。
    「…あぁ…でも…俺もう…駄目っ…」
    聞いた事も無い新田のその切ない声に浦辺は発狂寸前だった。自分だけのものだと思っていた新田が岬の手に落ちて、
    そんな淫らな行為を部室で行っているんだと思うと、浦辺はもう居ても立ってもいられなくなっていた。
    (岬のやつ…大人しそうな顔して…俺の新田に…俺の新田にー!!)

574 名前: 561(568)のつづき(もうギャグ)  投稿日: 02/03/20 23:41 ID:0TXPGMXz
    「だ~~~~~!!!」
    浦辺は叫びながら思い切ってドアを開けた。きつく閉じた目をそろそろと開くと、そこには床で岬に足首を押さえてもらって腹筋をしている新田の姿が映った。
    「…は…はれ…?」
    浦辺は右腕で眼をこすり、数回瞬きを繰り返してその2人を見た。だが、どう見ても腹筋をしている2人がそこに居た。
    「…浦辺さん、どうしたんすか?」
    新田は呆然と突っ立っている浦辺を不思議そうに見つめた。
    「お…お前ら、何やってんの?」
    「何って…見りゃ分かるじゃないすか。腹筋ですよ、腹筋」
    「新田がね、お菓子の食べ過ぎで太ったって云うから…」
    「あー!岬さん、それは秘密ですってば!」小声で新田は岬に云った。
    「は?」浦辺は眼を丸くした。
    「だからー、俺太っちゃったんすよ!でも浦辺さんに云うと馬鹿にされるから…」
    「新田、あと少しだよ。200回」
    「でも俺もうクタクタっすよ~」
    「新田が今日は200回って云ったんじゃないか」
    浦辺はそんな2人のやりとりを、耳まで真っ赤になりそうになるのを必死で堪えながら見ていた。
    (まったくの勘違いだったのか…恥ずかしい…)
    自分が想像していた淫らな妄想に、思わず罪悪感を覚えてしまった。



575 名前: 561(574)のつづき(もうギャグ) 投稿日: 02/03/20 23:43 ID:RFML/2MI
    岬と別れ、浦辺は新田と2人で並んで歩きながら帰っていた。
    「ったく、お前ら紛らわしいんだよな~」
    浦辺が頭の後ろに腕を組みながら一つ溜め息をついた。
    「紛らわしいって、一体何と勘違いしてるんですか?」
    「え…いやっ…何でもねーよっ」
    新田の質問に焦って言葉を濁す浦辺に、新田はふ~ん、と云ってジロリと浦辺を見た。
    「な…何だその眼は?」
    「いえ、別に」
    新田はプイと眼を逸らすと、スタスタと歩き出した。
    浦辺はそんな新田の背を眼で追うと、小走りに駆け寄り新田の一歩先を歩き出した。
    「お前らさー、仲良いよなー」
    「誰ですか?」
    新田の声を後ろから聞くと、浦辺はそのまま続けた。
    「お前と岬の事だよっ。おとといだって岬の奴お前の家に泊まったんだろ?」
    妙に投げやりな浦辺の口調に、
    「岬さんの親父さん、個展で居なかったからですよ。もしかして…嫉妬してるんですかぁ?」
    新田が茶化すように云った。
    「なっ!ちげーよ!」
    浦辺は図星をつかれて、慌てて新田を振り返った。だが眼が合うと、すぐにまた前を向いてしまった。
    新田は黙って浦辺の後ろ姿を見つめた。どうして後ろを振り向かないんだろうと、不思議に思っていたが、それが何故だかすぐに分かった。
    浦辺の耳が赤かった。(もしかして…浦辺さん…俺の事…)
    新田にはその気持ちが痛いほどよく分かった。自分も岬にそうだったから。
    (でも俺は岬さんが好きだし…浦辺さん、俺はあんたの気持ちには応えられねぇ)

582 名前: 561(575のツヅーキ)モハヤギャグ  投稿日: 02/03/21 18:34 ID:AX9jef7b
    新田の家に前に着いた。すると、やっと浦辺が後ろを振り返った。
    「…じゃ、じゃーな」
    そう云って帰ろうとする浦辺を新田は引き止めた。
    「浦辺さん、ウチ寄ってきます?」
    「え…でも…今日は…」
    自分をじっと見つめる新田の視線に耐え切れず、慌てて言葉を続けた。
    「ホ、ホレ!お前のかーちゃん苦手だしよっ」
    「先週から、親父もお袋も親戚の家行ってて居ないんすよ」
    浦辺はためらった。中学の頃からよく2人で遊んでいたけど、何だか今日は素直にうんとは云えなかった。
    「何悩んでるんすか?いつもホイホイ来るくせに」
    「なっ!うるせーな、分かったよ」
    浦辺は吹っ切れたようにズガズガと玄関を上がっていった。



583 名前: 561(582のツヅーキ)モハヤギャグ 投稿日: 02/03/21 18:37 ID:XeF72POf
    新田の部屋で、2人は適当に夜食を済ませた。
    「なぁ~、何か面白れーゲームないの?」
    浦辺はTVが置いてる棚の引き出しを漁った。何度も来ているので、浦辺はこの部屋の物はだいだい把握していた。
    新田の部屋でやる事といえばいつもプレステだった。
    「俺最近、ゲームやんなくなったんすよ」
    「そうなの?つまんねーの」
    浦辺は引き出しを閉まうと、新田の方へ振り向いた。
    ちょうど新田はベットに腰を掛けて、シャツを脱いでいた途中だった。
    Tシャツにでも着替えるんだろうと思い、浦辺はテーブルにある雑誌をパラリとめくった。
    上半身を露にし、新田が浦辺に声を掛けた。
    「何やってんすか?浦辺さんも脱いで下さいよ」
    「は?」
    「は、じゃなくて…」新田は床に手をつき、四つん這いになって浦辺ににじり寄った。
    「な…何だ?」
    「俺…浦辺さんの気持ちには応えられませんけど、一回ぐらいならいいすよ」
    「…一回って…何の事だよ…」
    あとずさる浦辺の顔を覗き込む新田。浦辺の顔がみるみる赤くなった。
    そんな浦辺を見て新田はクスリと笑い、浦辺の股間に手を触れた。そこは服の上からでも分かるくらい、すでに膨らんでいた。
    「浦辺さん…もうこんなに…」
    「な…な…お前っ…」
    浦辺の頭の中に、再びいけない妄想が過ぎり始めた。いつも想像するだけだったそれが、今、新田の方から誘ってきているんだと思うと、
    浦辺の中心はますます疼き始めた。
    耳まで赤くなる浦辺を尻目に、新田は手慣れた手つきで浦辺のズボンのベルトを外した。


584 名前: 561(583のツヅーキ)モハヤギャグ 投稿日: 02/03/21 18:38 ID:gnvg7jPJ
    「お…おいっ…駄目だよ、こんな事っ…」
    浦辺は口ではそう云ってはいたが、身体の方はまったく抵抗する様子はなかった。
    ズボンを脱がすと新田は浦辺の股間に顔を埋め、すでに猛々しく上を向いているその中心を軽く咥えた。右手で扱きながら、先端を舌で舐めてやると、浦辺の口から吐息が漏れ出した。
    「あぁ…新田ぁ…駄目だってっ…」
    言葉とは裏腹に、更に深く咥えて欲しいと云わんばかりに浦辺は新田の頭を押さえた。
    (何だよ浦辺さん。ホントはやって欲しいんじゃねーか)
    新田が激しく愛撫してやると、浦辺の喘ぎ声が一段と大きくなった。
    「…あ…あっ…もう出るっ…あうっ!」
    あっという間に浦辺は新田の口の中に、精を吐き出した。新田は苦しそうにゴホゴホとむせた。
    唇の端から零れる浦辺のそれを新田はテーブルの上に置いてあるティッシュで拭った。
    「浦辺さん、早過ぎですよっ」
    「すまん新田…、じゃぁ今度は俺がっ」
    浦辺はいつになく興奮していた。

698 名前: 561  投稿日: 02/03/28 21:22 ID:ywyGSVlQ
    しばらく来れなかったんですがニッタ×ウラベのツヅキです。
    誰も覚えてないと思うんであらすじ書いときます。(685さんアリガトウ☆)
    ~あらすじ~
    新田に淡い恋心を抱いている浦辺は、最近妙に仲が良い新田と岬の関係に嫉妬していた。
    嫉妬のあまり、2人がそういう関係なんじゃないかと思い始めていた。そんなある日の学校帰り、
    いつものように新田に誘われて、家に寄って行く事になった。だが、「一回だけならいいですよ」と、
    突然新田に迫られて戸惑う浦辺!早々と新田の口でイかされてしまった浦辺の運命やいかに…!?
    >>584のツヅキ
    新田はベットに腰掛けると、その両脚の間に浦辺を誘った。
    誘われるまま、浦辺はその両脚の間に跪くと、新田のズボンのベルトに手を掛けた。
    (…こんな事していいのか?)
    浦辺はふと疑問に思い、思わず手を止めた。
    俺は確かに新田の事好きだけど、こいつは俺の事、そういう意味で好きなんかじゃない。
    チラリと、浦辺は眼をすくうように持ち上げて新田を見上げた。
    「…浦辺さん?」
    「お前、いいのか?…お前は…」岬の事が好きなんじゃないのか?とは云えなかった。
    不安色の眼で自分を見る浦辺に、新田は悪戯な笑みを浮かべた。
    「なに迷ってるんですか?俺は構わないですから、早くして下さいよ…」
    だが、浦辺の顔から不安げな色は消えない。
    新田は笑った。「浦辺さんっていつも威張ってるクセに、こうゆう時は、意外とウブなんですね…」
    「何だと?てめぇ馬鹿にしてんのか!?そんなにして欲しかったら自分で脱げよっ」
    「嫌ですよ…浦辺さん脱がして下さいよ」
    ベルトを掴んだまま固まっている浦辺の両手に、新田は自らの手を重ねた。ゆっくり指をなぞってベルトを外すように促すと、
    ふっきれた様に浦辺は乱暴にベルトを外し、荒々しくズボンと下着を膝までずり降ろした。
    「ちょっと浦辺さん…落ち着いて下さいよ」少し笑いを含んだ口調だった。
    露になった新田の中心を、浦辺はその生温かい舌で愛撫し始めた。



699 名前: 561(698のツヅキ) 投稿日: 02/03/28 21:23 ID:ywyGSVlQ
    されなが新田は思った。
    身体は支配できても、精神的に越えられないラインがある。多分、相手が岬だったらこんなに余裕ではいられない。
    別に浦辺の事を見下してる訳じゃなくて、浦辺が自分の事を好きだという事実が新田を強気にしている。
    何を云っても、しても許されるんだと。
    本当はもっと、岬に、心も身体も全部自分に、委ねてくれたらいいのにと思っていた。そしたらもっと、自分だって、自分を曝け出せるのに。
    (欲求不満なのかな、俺…)
    何だかまるで、その不満を浦辺で紛らわしているみたいで、新田は少し罪悪感を覚えた。
    浦辺の愛撫が激しくなった頃、「浦辺さん、もういいです」
    新田はそっと浦辺の頭を押さえ、離すと、膝の辺りで絡まっていたズボンと下着を脱いだ。

    ベットの上に浦辺を誘導し、仰向けに寝かせて脚を開かせた。
    「何かお前、妙に慣れてねーか?」
    「そうですか?」
    そんな事より、と新田は言葉を続けた。
    「浦辺さん…また…」
    さっき果てたばかりだったはずの浦辺の中心が、再び上を向いてた。
    「相当、たまってたんですね」
    「う、うるせーよっ」
    新田は浦辺の中心を両手で扱き始めた。
    「…あ…あぁ…ハァハァ…」
    先端から漏れる粘膜を指に絡めて、新田は浦辺の秘部を解すように塗り付けていった。そしてそっと指を侵入させた。
    「…あぁ…」
    ゆるゆると指を出し入れしてやると、浦辺は痛がるどころか逆によがっていた。


700 名前: 561(699のツヅキ) 投稿日: 02/03/28 21:25 ID:ywyGSVlQ
    「浦辺さん…初めてじゃないんですか?」
    「…い、いや…そうだけ…ど…あ、あうっ!」
    新田の指が快楽のポイントを責め始めた。
    「んっ…あぁ…ハァハァ…ああ…っ」浦辺は身を捩じらせ激しく喘ぎ始めた。
    (そ、そんなに気持ちいいのか…?岬さんはあんまり声出さないからなぁ…)
    浦辺の顔をまじまじと見つめていると、そのうち唇の端から、唾液が一筋零れ出した。
    「あー、浦辺さんヨダレ垂らさないで下さいよ~!」
    そう声を掛けたが、浦辺はもはや聞こえていない状態だった。仕方なく指を引き抜いた。
    浦辺の中心は今にも射精しそうな勢いだった。
    「浦辺さんって…エロいんですね…」
    「うるせーよ…ハァハァ…お前だってそうだろ…」
    新田は、触れるか触れないかの圧力で、浦辺の中心を手で包み込み、焦らすように動かした。

    「…てめぇ、もったいぶってねーでさっさとイかせろよっ」浦辺は新田を睨み付けた。
    「浦辺さん、それが人に物を頼む態度ですか?」
    「あ?」
    「…“イかせて下さいお願いします”って頼んで下さいよ」
    「てめぇなぁ!!」
    茶化す様な口調で云われ、さすがに頭にきた浦辺は上体を起こした。
    「うあっ…」
    そのまま新田の肩を掴んで後ろへ押し倒してやった。そのまま新田の上半身に跨った。



701 名前: 561(700のツヅキ) 投稿日: 02/03/28 21:32 ID:2fxK7HWA
    「てめぇの顔にかけてやるよっ」
    「ちょっ…やめて下さっ…!!」
    とっさに顔を横に逸らしたが、寸前まで高められていた浦辺のそれは、ほんの数回扱いただけで直ぐに、新田の横顔に精を吐き出した。
    「…っ」白い粘膜が、新田の頬を伝う。
    「顔射された気分はどうよ?瞬ちゃん」
    新田は慌ててそれを片手で拭った。
    「浦辺さん…。俺まだ一回もイってませんよ」
    「あ?」ベットから早々と降りようとする浦辺に新田が声を掛けた。

    カバリと身を起こし、浦辺の腕を掴むとそのままベットの上に引き倒した。
    「何だお前!まだやんのか!?」
    「だから俺はまだ一回もイってないんですってばっ!」
    繋がるまでやるつもりはなかったけど、もうそんな事はどうでも良かった。
    新田はベットのすぐ横にある棚の引き出しからコンドームを取り出し、付けると、そのまま浦辺の片足を自分の肩に掛け、自身を浦辺の秘部へあてがった。
    「お、お前…まさかっ…挿れるんじゃねーだろうな…?」
    「そうですよ。力抜いてて下さいよっ」

717 名前: 561(701のツヅキ)  投稿日: 02/03/30 20:00 ID:gDsvtYBW

    「てめっ…よせっ…ぎゃぁぁぁぁぁっ!!!」
    「…なっ…なんちゅー声出すんすか浦辺さん!?」
    浦辺の奇声に驚いた新田はお互いが繋がりかけた部分を一旦離した。
    「て、て、てめぇ!何すんだ痛ぇだろーが!俺を殺す気か!?」
    うっすらと涙を滲ませた目で新田を睨みつけた。
    「さ、さっき指挿れた時はヨダレたらすぐらいよがってたクセにっ!」
    「う、…うるせぇっ!」浦辺の耳がポッと赤くなった。
    「そ、そもそもなぁ、指とてめぇのそれとじゃ太さがちげーだろ馬鹿野郎っ!だいたいお前はなぁ、
    サッカーにしても何にしても昔っから自分勝手なとこがあり過ぎんだよ!」
    と吐き捨て、「もっと考えて行動しやがれっ!」浦辺は新田の腹に軽く蹴りを入れた。
    「痛っ!…わ、分かりましたよもうっ!」
    何でこんな時に説教されなきゃならなんだ、と思いながら新田は再び棚の引き出しに手を伸ばし、ローションを手に取った。



718 名前: 561(702のツヅキ) 投稿日: 02/03/30 20:01 ID:1sTAiQif
    「ひゃっ…!」
    ヌルヌルとした感触の液体をその辺りに塗り付けられ、浦辺は思わず腰を引いた。だが直ぐに新田に脚を掴まれ押さえられてしまった。
    「お、お前…何付けてんだよっ!気持ちわりィっ…!」
    「痛くないようにローション塗ってあげてんですよ!文句ありますか!?」
    脚を持ち上げると、新田は再び自身を浦辺の秘部へあてがった。
    「すぐに良くなりますから、我慢してて下さいよっ!」少しづつ自身を満たしていった。
    「ぎ…ぎぇぇぇぇぇっ!やめろ新田ぁー!」
    「ちょ、ちょっと浦辺さん!隣に聞こえますからそんな大声出さないで下さいよー!」
    「ん…んな事云っても…挿れられる俺の身にもなってみやがれ!この馬鹿っ!」
    だいたいよぉ、と云って浦辺は一旦唾を呑み込んだ。
    「な・ん・でっ!俺が受け身なんだよ、おいっ!?お前年下のクセして何様のつもり…」
    「いっちいちうるさいですねさっきから!」また説教か!?と云いたげな顔をして新田は浦辺の言葉を遮った。
    「男ならこれぐらい黙って我慢しやがれっ!」
    「き、貴様っ!誰に向かってそんなクチきいてん…っうぎゃ!!」
    抵抗する手を掴んでベットに押し付け、体重をかけると新田は強引に自身をすすめていった。
    「…て…てめ…ぇ、…お…覚えてろっ!!」
    そんな悲痛の叫びも空しく、新田の腰使いは大胆になっていった。


719 名前: 561(703のツヅキ) 投稿日: 02/03/30 20:02 ID:9Br2uhy9
    「…ち、ちっとも…良くなん…ねーぞ…この…ヘタクソがっ…!」
    実は感じ始めているのに、年下にこんな風に責められているのが屈辱なのか、そんな憎まれ口が浦辺の口から零れた。
    だがその口調には、すでに先程の威勢の良さが失われていた。
    「そんな強がり云ってられんのも今のうちだけですよ浦辺さん?」
    「な…なに…ィ…っ」
    新田が快楽のポイントを探るように自身を出し入れしていると、突然浦辺の身体がビクッとなった。
    「あぁっ…!」
    新田はここぞとばかりにその辺りをガンガン責めてやった。浦辺の腕をそっと放すと、もう抵抗する様子はまったく見られなかった。
    「どうですか浦辺さんっ!?ヨダレたらさないで下さいよっ!」
    「…う…うる…へぇ…っ…!」
    気持ち良すぎるのか、言葉になっていなかった。

    「…あっ…ああっ!」
    浦辺はビクビクと身を震わせた。その中心からは白い粘液が溢れだした。
    「…浦辺さん、もうイっちゃったんですか!?」
    何も云い返す気力がないのか、浦辺はハァハァと荒く呼吸を繰り返しているだけだった。
    「…云っときますけど俺まだですからね」新田は再び腰を動かし始めた。
    「て…てめ…もう動かすなよっ…!」
    「…んな事云われても…こんな途中でやめれませんよ」
    浦辺の身体を揺らしながらふと、新田はおととい、このベットの上で交わした岬との情事を思い出してしまった。練習で疲れてるから、と云われたけど我慢できなくて結局やった。ずっとやってなかったから一回だけじゃ全然足りなかったのに…。(やっぱ俺欲求不満だ…)
    「…浦辺さん、またイきそうなんですか?」
    「…てめぇ…こそ…さっさとイきやがれ…っ」
    一段と激しくなる新田の腰使いが、新田ももう限界という事を表していた。
    やがて2人はほぼ同時に絶頂を迎えた。新田は浦辺の横にぐったりと倒れ込んだ。



720 名前: 561(704のツヅキ) 投稿日: 02/03/30 20:04 ID:W+SzntVJ
    荒々しい呼吸が整のった頃、浦辺がぼんやりと天井を見つめながら云った。
    「…てめぇ…よくもこんな事してくれたな…」
    「……感じてたクセに」
    「う、うるせー!だいたいお前は…」隣で横たわっている新田を睨んだ。
    「また説教ですかぁ!?」もう勘弁して下さいよー、と云いながら新田は怪訝な顔をして浦辺を見た。
    「…岬の事が…好きなんだろ?」
    「え?」突然の質問に、ギクリとした。「い、いや…そそそそんなまさか!」新田はそのままクルリと向きを替え、浦辺に背中を向けた。
    浦辺はむくりと上体を起こすと、新田の髪の毛をグシャグシャと掻き撫でた。
    「わっ…何すんですかぁ」不敵な笑みを口許に浮かべている浦辺を下から見上げた。
    「そうか、やっぱお前、岬の事をねぇ…」
    (バ、バレた…!?)
    悪戯っぽい眼をしてニヤニヤしている浦辺に、思わず新田は再び背を向けた。
    「岬はさ、これっぽちもそっちの気はないと思うけど、…まぁせいぜい頑張れよ?ははは!」
    新田は、てっきり自分と岬がそうゆう関係である事がバレてしまったと思ったが、浦辺は、ただの新田の片思いだと勘違いしたらしい。しかもその台詞の口調は明らかに馬鹿にしていた。
    (何か云い返してくるか!?)
    と、浦辺は思ったが、予想に反して新田は黙ったままだった。



721 名前: 561(720のツヅキ) 投稿日: 02/03/30 20:06 ID:W+SzntVJ
    新田は後ろめたかった。今日、自分の欲求不満を解消する為に浦辺を利用したみたいで…。
    クルリと新田は浦辺の方へ身体を向き直した。
    「浦辺さん…ごめんなさい…」
    「…何だよ、突然?」急に謝られて浦辺は面食らった。
    「……いや…その…」
    そのまま黙ってしまった新田の脇腹に、浦辺はケリを入れた。
    「イテっ!何すんですか!?」新田は飛び起きた。
    「お前なぁ、今更謝っても遅いんだよ。だいたいそんなしおらしいお前なんて気持ち悪いん…」
    喋り終わるのを待たずに新田は、浦辺の身体を押してベットから突き落とした。
    「イテェっ!てめぇ、新田ぁっ!」ひょいと起き上がると、ベットの上の新田に飛び掛かった。
    「ちょっと浦辺さんっ!今日はやめましょうよっ」
    中学の頃から、何か喧嘩をするといつもプロレスごっこをして決着をつけていた。
    「馬鹿野郎!今日はプロレスじゃない」
    「は?」
    「てめぇにさっきされた事をそのままそっくりお返ししてやるぜっ!」
    「なっ…俺は嫌ですってばっ…!!」
    ―――こうして、2人の淫らな夜は過ぎていった。 ∮END∮

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最終更新:2009年05月02日 10:43