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187 名前: 風と木の名無しさん  投稿日: 02/05/06 19:58 ID:2eIoJkhT
    岬攻めが読みたくなってちょっと書いてしまった。ウザかったら飛ばして!
    『テクニシャン岬』
    7月某日。夕方。

    カチャ。
    誰も居ない部室に、ロッカーを開ける音が静かに響いた。
    新田は、ロッカーの中からタオルを取り出し、軽く水滴を拭き取り、制服に着替え始めた。
    部員は誰も残っていない。
    明日から試験休みで、早めに部活が終了したが、新田はしばらく練習をしていた。
    一緒に岬も残っていてくれたが、新田がシャワー室で汗を軽く流している間に帰ったのか既に姿は無かった。

    ズボンのベルトを締め、シャツを取り、腕を通した。
    「ん?」
    ロッカーの中の下の方に、雑誌が置いてあった事に気が付いた。
    エロ本だ。また浦辺さんだな。
    そう思い、その雑誌を手に取り、パラパラとめくった。
    浦辺さんはいつも要らなくなったエロ本を俺によこす。まぁ、俺も男だし、中学の頃は喜んでもらっていた。…今も。
    だいだい、練習ばっかりでこんな本、買う暇もない。いや、ない事はないが見る暇がない。
    学校と自宅の往復で、練習で疲れて帰れば寝るだけだし。
    そういや、最近、練習が忙しくてやってない。



188 名前: テクニシャン岬その2 投稿日: 02/05/06 20:00 ID:2eIoJkhT
    眼に飛び込む雑誌の中の卑猥な写真が、俺の股間を刺激する。
    ヤバイヤバイ、こんな所で…。さっさと家に帰ろう。
    雑誌を閉じ、鞄の中にしまおうとした時、部室のドアが開いた。
    「…あ、あれ!?岬さん!?」
    思わず声が上ずってしまった。
    「か、帰ったんじゃ…?」
    何となく雑誌を見られたくなくて自分の後ろに隠した。
    後ろ手でロッカーの中に雑誌をしまおうと、モゾモゾする。
    「ちょっと先生の所に行ってたんだ。新田こそ何してるの?」
    様子のおかしい俺を少し不審に思ったのか、岬さんが近付いて来た。
    ロッカーのドアが閉まらない。きっと雑誌が入りきってなくて挟まってるんだ。
    「何か後ろに隠してない?何?」岬さんが俺の後ろを覗き込んできた。
    「なななな何でもないですってばっ!」
    バサッ。
    雑誌が下に落ちてしまったらしい。
    岬さんの視線が下に落ちる。俺は慌てて岬さんに背を向け、雑誌を拾ってロッカーの中へしまった。
    「……」
    き、気まずい…。
    別に男同士だし、エロ本ぐらい見られても構わない気がしたけど、相手が岬さんだと何だか見られたくなかった。
    普段からそうゆう会話は一切しないし、顔からして淡白そうだし興味も無さそうだから。
    だけどそれは俺の勝手な勘違いだった…。

193 名前: テクニシャン岬その3  投稿日: 02/05/08 00:41 ID:cnAPRNio
    >>188の続きッス。

    な…何か…背後に視線を感じる。
    「…もしかして僕、邪魔だった?」
    すぐ真後ろから、抑えたトーンで声を掛けられて、俺は一瞬ビクッとなってしまった。
    「…は?…邪魔って…?」
    「…自慰するつもりだったんじゃないの?」
    俺の肩口にそっと顎を乗せるようにして云われた。自慰って…!
    驚いて振り返ろうとした時、岬さんは何を思ったのか後ろから俺の身体に両手を回してきた。
    「…なっ!?」
    逃げようとしたが、後ろから強く抱き締められ、身動きできない。
    「ななな何するんですか岬さん!?は、離して下さ…」
    そう云い掛けた時、顎をとられ、顔を岬さんの方へ向かせられた。眼が合った。
    こんなに至近距離で岬さんの顔を見たのは初めてで、その中性的な顔立ちに思わず見とれて、俺は抵抗する事を忘れた。
    岬さんの視線が少し下に落ちた次の瞬間、唇を重ねられた。
    一瞬、何が起きたのか分からなかった。
    「…ん…んんっ…」
    角度を少しづつ変えられて深くなってきた時に、俺はやっとハッとした。
    俺は…俺は何で岬さんにキスなんてされてるんだ!?お…男だぞ俺は!?
    だけど俺は情けない事に、柔らかいその唇の感触に、そんな事どうでもよくなってきてしまった。
    キスぐらい中学の時に経験した。でも、今、されているキスと比べたらあんなのキスのうちに入らないんじゃないかって位、岬さんのキスは上手かった。
    男にされているのに全然嫌悪感がない。そればかりか俺は…感じてしまっていた。
    「…ふぁっ」
    突然、唇を解放され、自分じゃないような声が漏れてしまった。
    「…み、みさ…きさん…」
    岬さんの右手が俺の身体の下の方へゆっくりと伸び、ズボン越しに股間をやんわりと掴まれた。
    「…っ!」
    「…勃ってるよ」
    耳元で囁かれた。

196 名前: テクニシャン岬その4  投稿日: 02/05/08 23:36 ID:+4W0i9n+
    >>193のつづき。もうちょっとで終わると思います。長々とスイマセンッス。
    SS嫌いな人ごめんなさい!

    キスだけで感じてしまった自分が恥ずかしくなって、俺は自分の顔がみるみる赤くなってくるのを感じた。
    「も、もう…放して下さいよっ…!」
    岬さんを振り払おうと俺は身を捩った。すると岬さんはあっさりと俺を解放した。
    「……へ?」
    俺は逆に拍子抜けしてしまった。ロッカーの前に呆然と立ち尽くす俺をそのままに、岬さんは自分のロッカーから鞄を取り出した。
    か、帰るのか…?一体、さっき何だったんだよ!からかっただけか!?
    そう思いながら岬さんを見ていると、岬さんは鞄の中から何かを取り出してズボンのポケットへとしまい込んだ。それともう一つ、小さいチューブみたいのを取り出すと、近くの机に置いた。
    よく見るとそれはハンドクリームだった。岬さんは家事全般をこなしていて、それによって手が少し荒れると云っていたから、別にハンドクリームぐらい持っていても不思議じゃなかった。でも…?
    岬さんは部室の入り口へ向かって行った。
    ガチャッ。
    その音に、俺の頭の中からハンドクリームの事なんて一気に消え去った。
    ドアの鍵が掛かった音だった。
    「…え…?な、何で鍵締めるんスか…?」
    聞かなくても、何となく分かっていた。

    「誰か来たら困るでしょ」
    云って覆い被さる様にしてロッカーに俺を押し付けた。
    「じょ…冗談は…止めてくださ…んっ」
    云い終わる前にまた唇が重なった。無理矢理唇の間を舌で割って入られ、強張る俺の舌と絡ませてきたり吸われたりされる。大人しそうな容姿からは想像も出来ない濃厚なキスに、俺はまた感じ始めてしまっていた。
    キスをしながら岬さんはシャツの上から俺の脇腹、胸の方へと両手を這わせてきた。制止しようとその手を掴むが、
    「…んっ…!」
    敏感になっている股間を岬さんに腿で擦られて、思わず力が抜けそうになる。
    岬さんはやっと唇を解放すると、そのまま耳の方へ移動した。耳朶を軽く甘噛みされると、
    「ひゃっ…」
    意思とは裏腹に、俺は聞いたこもない高い声を零してしまった…。


197 名前: テクニシャン岬その5 投稿日: 02/05/08 23:38 ID:Nk/CDeKS
    「…みさき…さん…、何で…こんな事…っ」
    「…気持ち良くない?」
    「そ、そうじゃなくて…」
    俺が聞きたいのはそんな事じゃなくて…。何でこんな事をするのか!?だ。
    シャツの上から胸の突起を探られ、指先でそこを弄られる。
    「…あっ」
    執拗にそこを親指と人差し指の間で捏ねくりまわされ、何とも云えない快感が背筋を走り抜ける。
    俺は、自分のそこがこんなに感じるなんて今まで知らなかった。つーか俺は、生まれてからまだ一度も、誰ともこんな行為をした事もされた事もなかった。
    キスはかろうじて中学の時したけど、それ以上はまだだった。だいたいサッカーばっかやってて彼女なんて作る暇無かったし。まぁ高1だったらそんな事珍しくもないだろう。
    そのまま岬さんは俺の首筋へと唇を落としていく。ゾゾッと身体が震える。
    「…み…岬さんっ、止めて…下さい…」
    「…今止めちゃっていいの?」
    悪戯に中心部分を腿で擦られる。
    「あぁ…ちょっと…」
    ズボンの下に閉じ込められている俺のそこはもう、ドクドクと脈打っていた。
    「新田って…まだ童貞?」
    「…え…」
    何でそんな事聞くんだ!?た…確かにそうだけど。だいたい何で高2でこんなに岬さんは手慣れてるんだ!?
    「……」
    「…云いたくないならいいけど」
    スルリと岬さんは右手を俺の下腹部へと降ろし、俺の中心をなぞるように触れた。



198 名前: テクニシャン岬その6 投稿日: 02/05/08 23:44 ID:TbCYT3Yz
    「…あっ」
    「…どうして欲しい?」
    「…へ?」
    「手でして欲しい?…それとも口がいい?」
    な…何を云って…。手?…く、口?
    当然だが俺はそんな事、誰にもされた事なんてなかった。その部分を他人に触られた事さえないのに、く、口なんて想像を絶する行為だ!
    何も答えない俺をどう思ったのか知らないが、岬さんはクスッと笑った。
    「…云ってくれないと分からないよ?」
    「そ、そんな事…急に云われても…」
    動揺しまくる俺に構いもせず、岬さんは突然耳の中へ舌を差し込んできた。
    「…やっ」
    ねっとりとした感触。濡れた音が直接頭の中に響く。俺はもう耐え切れなくて、その場にズルリと座りこむように身を崩した。
    岬さんは俺の肩を掴むと、そっと床の上に俺を押し倒した。腰の辺りに跨られ、シャツのボタンに手を掛けた。
    「ちょ、ちょっと待って下さいっ!…ほ…ホントに、岬さん…ですか…?」
    「…え?」
    俺の唐突な質問に、岬さんは少し困った顔をした。
    「それはどういう意味?」
    「だ…だって…その…」
    俺は岬さんの事、童貞だと思ってた。十中八九、いや絶対そうだと思ってた。
    部室で先輩達が下ネタな会話をしていても絶対話に入ってかないし、浦辺さんだって絶対そうだって云ってた。
    すごく純粋な人なんだと思っていた…。
    それなのに俺は…俺は今、岬さんに…犯られかかってる…!
    「…僕が何も知らないと思ってたの?」
    云いながら俺のシャツのボタンを片手で外してゆき、いつもの笑顔でクスッと笑った。
    だが今の俺にはそんな微笑も妖しく見えた。
    フランス帰りは伊達じゃなかったんだな。俺の岬さん像が音を立てて崩れていった気がした…。

230 名前: テクニシャン岬その7  投稿日: 02/05/16 01:42 ID:G10uoeQp
    「…み…岬さんっ…」
    シャツのボタンを淡々と外されてゆき、これからされる事にいよいよ真実味を帯びてきた。
    「ちょ…ちょっと、…待…って…」
    岬さんはシャツを全部外すと、その隙間にするりと右手を忍ばせてきた。優しいタッチで下から胸の方へ這わせてくる手に思わずゾクッとした。
    「…あ、あの…っ」
    俺だって…男同志でやれる事ぐらい知ってる。知ってるけど…。
    まさか自分が…こんなとこ(部室)で…しかも岬さんに……。
    俺はマジで焦った。しかもさっきから岬さんは俺の事無視してる気が…する。
    「み、みみ岬さんっ…俺やっぱり…むぐっ」
    突然、左手で口を塞がれた。俺の顔を上から覗き込む様に、柔らかな笑みを浮かべて岬さんは云った。
    「…少し黙れない?」
    「…っ」
    「それとも、僕にこんな風にされるのはそんなに嫌?」
    上から真っ直ぐに見下ろされて、とても嫌だなんて云える雰囲気じゃない。きっと岬さんもそれを知ってて云ってるんだ。俺は力なく首を横に振った。
    岬さんは、俺の口から手をそっと離すと、次は唇を重ねてきた。
    ここからは…言葉は無用って事なのか!?
    角度を変えながら何度も軽く触れては離す口付けを繰り返しながら、右手は胸を焦らすように撫で動く。
    「…ンっ」
    ふいに乳首を摘ままれて、キスをされながらも押さえ切れない声が出てしまった。
    指先で軽く弾かれたり弄られたりする度に甘い快感が背筋を走り抜け、その度に股間が熱く疼く。
    唇から吐息が漏れて、でもすぐに唇で塞がれて、俺は酸欠で頭がボーッとしくる。