「#49」(2010/04/14 (水) 14:40:13) の最新版変更点
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*#49 圧倒的統率力
「じゃあ、ゼクアインに補給を使ってターン終了」
…あれ?なんかこの状況まずくない?
事実上ずっと立ちっぱの5/2/5のゼクアイン、交戦中になったらさらに+2+2+2。生半可なダメージも効かないときた…。
「ドロー…でもこのカードなら対応できる!(…かな)」
あたしは手札から白のユニット、レイダーガンダムを出す。白の5国ユニットだけあって、かなり大きいサイズ。
それにこのカードは指定国力が1。ブードラには最適なカードなのよ?
「帰還ステップに調印式を使って、ターン終了よ」
詩織はそれを聞いてドローする。
さて、レイダーとゾンド・ゲーを使えば、相打ちは取れるけど、詩織が追加でユニットを出してくると話は別かな?
「配備フェイズ、黒国力とマラサイ《EB》を出すね」
「はいよ~」
まだ、このぐらいなら大丈夫。
「じゃあ、ゼクアインを攻撃に出すわ」
「うん。あたしは何もないから5点受けるね」
あたしは本国のカードを5枚捨て山に移す。
ここはしょうがない。次のターンから詩織が慎重になるか否かだけどね。
「自分に補給を使ってターン終了」
詩織はゼクアインをリロールで配備エリアに移して、ターンを終了した。
「ドロー。硬直状態になるなら、なおさら好都合かもね、ウモン・サモンをスピードキングにセット!」
「ってことは…次のターンからリロール?」
「そう!高機動アタックはとめられるかな~?」
あたしはウモンをセットしながら言う。
そしてさらに追加でユニット!
「ストライクダガーを配備、そして調印式を自らの効果で廃棄するわ!」
調印式はコマンドがプレイできないデメリットを持つけど、ちゃんと自分自身を廃棄する効果も持ってるのよね~。
だから、いいコマンドが引ければ廃棄して問題ないわ。
「ターン終了よ」
「うん、ドロー」
詩織は内部調査で見たカードをそのまま上に置き、ドローする。
2枚目のなぶり殺しは勘弁して欲しいなぁ…。
「えっと…ドッゴーラをプレイするね」
「!」
詩織は国力を数えてから、場にそのカードを出す。
変なの出たー!黒のユニットが出るたびにコイン乗せられて、そのコインを切り売りでユニットにできるカード…。
これはゼクアインとかの問題じゃ…。
「あれ?コイン乗せないの?」
「え?だって黒指定のユニットが出たときじゃ?」
あたしは、そのままゼクアインを攻撃に移そうとする詩織のドッゴーラを指差す。
「それはね、自動Dだから自分も含まれるんだよ?」
「あ、そうなんだ。ありがとね、京ちゃん」
そう言って、詩織はドッゴーラにコインを乗せる。
「ゼクアインを宇宙に出撃させるよ」
「じゃあレイダー、ゾンド・ゲーの順で防御するわ」
詩織はゼクアインのテキストを宣言して+2+2+2する。そして、ドッゴーラのテキストでコインを分離させた。
強襲1点は通るけど、これで相打ち。
…そしてあたしの計画は順調に進んでる!
「ターン終了」
「あたしのターン、ドロー」
調印式にどれだけ頼ってたかわかる引きだわ…。
ま、とりあえずはやっと起動したスピードキングでクロックしますか。
「宇宙にスピードキングを出撃させるわ」
「なにもないから4ダメージでいい?あ、あとパーツコイン出すね?」
「おっけい♪」
スピードキングを帰還させながら、あたしは目算で詩織の本国とあたしの本国を比べる。
あたしのがどう見ても薄い。ゼクアインにずいぶん派手に削られたからね…。
スピードキング…間に合うかしら?それに詩織がユニットを追加しないとも限らないし。
「ドロー。配備フェイズは何もなしで、攻撃ステップにコイン2個を宇宙に、マラサイを地球に出撃させるよ」
「うーん…」
詩織はコインを一部隊で出してきた。強襲もあるし、今マラサイと相打ちでダガーを失うのもまずい…。
「全部受けるわ!」
「え?…わかった」
あたしは本国を7枚スライドさせる。
「ドロー…おっと」
ここでいらないカード…。
とりあえず、ないよりはマシかな?
「スカイグラスパー(Gフライト)を配備、スピードキングを攻撃に出撃させるわ!スカイグラスパーはテキストを使用、スピードキングの後ろに」
「3つ目のパーツコイン出して、えっと…5ダメージ?」
「そういうこと」
詩織は忘れてたように最後のコインを出す。
あたしはターン終了を宣言した。
「ドロー…うん。何もないからコイン3個を宇宙、マラサイを地球に出撃させるね」
「はいよ~待ってました!」
あたしはダガーを手に取りながら言う。
ここでコイン側に防御に出れば強襲4とマラサイ3で7点。かと言って、マラサイ側に出てもコイン側6点。そういう意味なんでしょうけども、こっちはそれを待ってたわけで。
「宇宙にダガーを出撃させるわ!そしてこのカード、絶叫!」
「テキスト見せてもらってもいい?」
交戦中のエリア1つにいる全てのユニットに4点のダメージを与える白のコマンド。
これでダガーもろとも、コインは全滅。
「あー、やられちゃった…」
「うはっはー♪どーだ」
あたしは、マラサイの3点を受けながら笑う。
あとは次を引かれる前に殴りきれればベストだけど…。
「ターン終了」
「よーし、あたしの逆転劇、見せてあげるわ」
あたしはドローして、そのままスピードキングだけを攻撃に出す。
「止められないわ。4ダメージで」
詩織はあたしのターン終了宣言を聞き、ドローする。
さあ勝負、勝負!引くが早いか…押し切るが早いか!
「配備フェイズ、いおーじま?を配備するよ」
あーあ。黒ユニットだ。
まあそれは仕方ない。というかこのターンは問題ない。
「それそろ本国がないみたいだから、ドッゴーラを宇宙に、マラサイを地球に出撃させるわ」
詩織は、コインを3枚乗せたドッゴーラとマラサイを出撃させる。
もうコインみたいな小細工じゃなく、サイズで押してくる気ね…。
「うーん…じゃあねぇ」
「…あ!」
あたしが悩んでいると、詩織が珍しく、大きめの声を上げる。
何?
「えっと…まだ攻撃ステップだよね?」
「う…うん」
「核の衝撃《21》。このカード忘れてた」
詩織は、手札から21弾の新核の衝撃を出す。
げぇ…4国以下全破壊のコマンド!
「うげ、…でもまだあたしの作戦は終わってない。カットインよ!」
「…カットイン??」
勢い良く手札を出そうとしたあたしは、詩織の疑問の声に拍子抜けする。
「えっとね…簡単に説明すると、カットインを宣言することでカットされた効果より先にその効果を解決するの」
「へぇ~」
今のでわかったかな?
いや、つーか松岡教えなよ。
「はい。じゃあ改めて、カットインで第3の勢力!」
このカードは相手全てのユニットを寝せる、攻防一体のロールコマンド!
さー殴りきるわ!
「えっと…じゃあ私もカットイン!」
「へ?」
つづく
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txt:Y256
初出:あたしのガンダムウォー
掲載日:
更新日:10.04.14
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*#49 圧倒的統率力
「じゃあ、ゼクアインに補給を使ってターン終了」
…あれ?なんかこの状況まずくない?
事実上ずっと立ちっぱの5/2/5のゼクアイン、交戦中になったらさらに+2+2+2。生半可なダメージも効かないときた…。
「ドロー…でもこのカードなら対応できる!(…かな)」
あたしは手札から白のユニット、レイダーガンダムを出す。白の5国ユニットだけあって、かなり大きいサイズ。
それにこのカードは指定国力が1。ブードラには最適なカードなのよ?
「帰還ステップに調印式を使って、ターン終了よ」
詩織はそれを聞いてドローする。
さて、レイダーとゾンド・ゲーを使えば、相打ちは取れるけど、詩織が追加でユニットを出してくると話は別かな?
「配備フェイズ、黒国力とマラサイ《EB》を出すね」
「はいよ~」
まだ、このぐらいなら大丈夫。
「じゃあ、ゼクアインを攻撃に出すわ」
「うん。あたしは何もないから5点受けるね」
あたしは本国のカードを5枚捨て山に移す。
ここはしょうがない。次のターンから詩織が慎重になるか否かだけどね。
「自分に補給を使ってターン終了」
詩織はゼクアインをリロールで配備エリアに移して、ターンを終了した。
「ドロー。硬直状態になるなら、なおさら好都合かもね、ウモン・サモンをスピードキングにセット!」
「ってことは…次のターンからリロール?」
「そう!高機動アタックはとめられるかな~?」
あたしはウモンをセットしながら言う。
そしてさらに追加でユニット!
「ストライクダガーを配備、そして調印式を自らの効果で廃棄するわ!」
調印式はコマンドがプレイできないデメリットを持つけど、ちゃんと自分自身を廃棄する効果も持ってるのよね~。
だから、いいコマンドが引ければ廃棄して問題ないわ。
「ターン終了よ」
「うん、ドロー」
詩織は内部調査で見たカードをそのまま上に置き、ドローする。
2枚目のなぶり殺しは勘弁して欲しいなぁ…。
「えっと…ドッゴーラをプレイするね」
「!」
詩織は国力を数えてから、場にそのカードを出す。
変なの出たー!黒のユニットが出るたびにコイン乗せられて、そのコインを切り売りでユニットにできるカード…。
これはゼクアインとかの問題じゃ…。
「あれ?コイン乗せないの?」
「え?だって黒指定のユニットが出たときじゃ?」
あたしは、そのままゼクアインを攻撃に移そうとする詩織のドッゴーラを指差す。
「それはね、自動Dだから自分も含まれるんだよ?」
「あ、そうなんだ。ありがとね、京ちゃん」
そう言って、詩織はドッゴーラにコインを乗せる。
「ゼクアインを宇宙に出撃させるよ」
「じゃあレイダー、ゾンド・ゲーの順で防御するわ」
詩織はゼクアインのテキストを宣言して+2+2+2する。そして、ドッゴーラのテキストでコインを分離させた。
強襲1点は通るけど、これで相打ち。
…そしてあたしの計画は順調に進んでる!
「ターン終了」
「あたしのターン、ドロー」
調印式にどれだけ頼ってたかわかる引きだわ…。
ま、とりあえずはやっと起動したスピードキングでクロックしますか。
「宇宙にスピードキングを出撃させるわ」
「なにもないから4ダメージでいい?あ、あとパーツコイン出すね?」
「おっけい♪」
スピードキングを帰還させながら、あたしは目算で詩織の本国とあたしの本国を比べる。
あたしのがどう見ても薄い。ゼクアインにずいぶん派手に削られたからね…。
スピードキング…間に合うかしら?それに詩織がユニットを追加しないとも限らないし。
「ドロー。配備フェイズは何もなしで、攻撃ステップにコイン2個を宇宙に、マラサイを地球に出撃させるよ」
「うーん…」
詩織はコインを一部隊で出してきた。強襲もあるし、今マラサイと相打ちでダガーを失うのもまずい…。
「全部受けるわ!」
「え?…わかった」
あたしは本国を7枚スライドさせる。
「ドロー…おっと」
ここでいらないカード…。
とりあえず、ないよりはマシかな?
「スカイグラスパー(Gフライト)を配備、スピードキングを攻撃に出撃させるわ!スカイグラスパーはテキストを使用、スピードキングの後ろに」
「3つ目のパーツコイン出して、えっと…5ダメージ?」
「そういうこと」
詩織は忘れてたように最後のコインを出す。
あたしはターン終了を宣言した。
「ドロー…うん。何もないからコイン3個を宇宙、マラサイを地球に出撃させるね」
「はいよ~待ってました!」
あたしはダガーを手に取りながら言う。
ここでコイン側に防御に出れば強襲4とマラサイ3で7点。かと言って、マラサイ側に出てもコイン側6点。そういう意味なんでしょうけども、こっちはそれを待ってたわけで。
「宇宙にダガーを出撃させるわ!そしてこのカード、絶叫!」
「テキスト見せてもらってもいい?」
交戦中のエリア1つにいる全てのユニットに4点のダメージを与える白のコマンド。
これでダガーもろとも、コインは全滅。
「あー、やられちゃった…」
「うはっはー♪どーだ」
あたしは、マラサイの3点を受けながら笑う。
あとは次を引かれる前に殴りきれればベストだけど…。
「ターン終了」
「よーし、あたしの逆転劇、見せてあげるわ」
あたしはドローして、そのままスピードキングだけを攻撃に出す。
「止められないわ。4ダメージで」
詩織はあたしのターン終了宣言を聞き、ドローする。
さあ勝負、勝負!引くが早いか…押し切るが早いか!
「配備フェイズ、いおーじま?を配備するよ」
あーあ。黒ユニットだ。
まあそれは仕方ない。というかこのターンは問題ない。
「それそろ本国がないみたいだから、ドッゴーラを宇宙に、マラサイを地球に出撃させるわ」
詩織は、コインを3枚乗せたドッゴーラとマラサイを出撃させる。
もうコインみたいな小細工じゃなく、サイズで押してくる気ね…。
「うーん…じゃあねぇ」
「…あ!」
あたしが悩んでいると、詩織が珍しく、大きめの声を上げる。
何?
「えっと…まだ攻撃ステップだよね?」
「う…うん」
「核の衝撃《21》。このカード忘れてた」
詩織は、手札から21弾の新核の衝撃を出す。
げぇ…4国以下全破壊のコマンド!
「うげ、…でもまだあたしの作戦は終わってない。カットインよ!」
「…カットイン??」
勢い良く手札を出そうとしたあたしは、詩織の疑問の声に拍子抜けする。
「えっとね…簡単に説明すると、カットインを宣言することでカットされた効果より先にその効果を解決するの」
「へぇ~」
今のでわかったかな?
いや、つーか松岡教えなよ。
「はい。じゃあ改めて、カットインで第3の勢力!」
このカードは相手全てのユニットを寝せる、攻防一体のロールコマンド!
さー殴りきるわ!
「えっと…じゃあ私もカットイン!」
「へ?」
つづく
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txt:Y256
初出:あたしのガンダムウォー
掲載日:08.10.16
更新日:10.04.14
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