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RY3 せっかくだから対戦しようよ


「じゃあ、せっかくだから対戦しようよ?」

公旗が来たのを見て、ガン太君が口を開いた。

「そうね。いいわね対戦!」

そう言ってあたしは4人を見る。
こういうのは指名したもん勝ち!せっかく対戦するんだから、強そうな人がいいな。

「では、私は君と対戦させてもらおうかな」

公旗がガン太君を指差した。
レディーファーストの精神はやっぱりないみたい…。

「あたしはギラ助君、あなたと戦いたい!」

負けないように、あたしも声を上げ指名した。

「いいぜ!」

ギラ助君は快く返事をしてくれた。
よし、決定!

「じゃあ…俺と戦ってくれる人~」

藤野は残ったゲル男さんとザク美ちゃんを見た。
ゲル男さんの手が上がりそうになったが、それを遮るザク美ちゃんの声。

「はい!私!」

やれやれという風なゲル男さん。
勝気な妹に手を焼くお兄さんって感じ。あ、あたしゲル男さんと戦ってみたいかも。
でも、女に二言はないわ!まずはギラ助君!時間ならたくさんあるしね。

「でも、最初はギラ助達の対戦見ようよ!せっかくだしさ!」
「だな、名案」

ザク美ちゃんの言う「ギラ助」はなんか言葉の端に棘があるけど、あたしにはなぜか親しみをこめた響きに聞こえた。
気のせい?

対戦の組み合わせが決定したあたしたちは、ぞろぞろとデュエルスペースの一角に移動した。

「では、私たちは始めさせてもらう」

席に着いた公旗が言った。
向かいに座ったガン太くんも、デッキケースからデッキを出しているところだ。
ガン太君、気をつけて。その人変人よ!!

「じゃあ、俺はこっちを見させてもらおうかな」

ゲル男さんは、スタスタと公旗たちの机の脇に行った。

「あたしたちも始めよっか?」
「ああ、いつでもいいぜ」

あたしはデッキケースからデッキを出す。

×××

じゃんけんで勝ったギラ助君が先攻。
場には赤Gが3枚と内部調査。赤中速かな?

「ターン終了よ」

あたしは3ターン目を終える。
場には白Gが3枚並んだだけ。

「ドロー、赤基本Gを配備してノーティラスのカードをプレイ、攻撃に出撃だ」
「何もないわ。4点でいい?」

ギラ助君は対戦前とちょっと違う雰囲気。
なんだか怖いよ?

「あぁ。ターン終了」

あたしはドローする。
いいこと思いついた!相手はきっとカウンター握ってるから、G出す前に中東使ってGを探すフリをすれば、カウンター使わせられるんじゃない??

「うーん、中東国の支援を使うわ」
「カウンターさせてもらうぜ、露払いのカードだ」

来た!ドローはできなかったけど、カウンターを使わせることができた!
って露払いか…コマンドとオペレーションしかカウンターできないカードだから、どの道ドロー系のカードをカウンターするつもりだったのかも…。

「Gはあるのよん♪」

あたしは中東がカウンターされた直後に、手札から基本Gを出した。
ギラ助君は別に驚いた様子はない…G出した後の中東でもカウンターしてたって顔。
…やっぱりか。

「ターン終了」

ギラ助君はターンを開始した。
ドローして5枚目のGカードが並ぶ。

「配備フェイズ、密約(1)をプレイ、対象は俺」
「オッケー」

ギラ助は2ドローして手札からカードを出した。

「ギラドーガ(レズン機)を配備」

リロールインのアタッカー!ロール効果はおまけ程度にしか考えてないわけ?
あたしはそんなことを思いながら、Gをロールした。

「宇宙にノーティラス、地球にギラドーガを出撃させる!」

こっちはまだ4Gだから何もなし、8点受けるしか…。
でも5G揃ったらこっちのもんよ!ユニットパワーでは圧倒的に白が有利!カウンターだって無限にあるわけじゃない!

「8点受けるわ」
「ターン終了だ」

あたしはドローする。
さっきの中東がカウンターされたせいで、手札にはGはない。

「ドロー…よし、ハッキングをプレイ!」

勢いよく引いたカードを出す。
でも、内心はドキドキ。
G欲しいよ!カウンターしないで!

「それは通しだ」
「よし!」

あたしは本国の上3枚を見てそこからGを出す。

「フリーダム(ハイマットモード)をプレイするわ!」
「いいぜ」

カウンターはなし!いける!

「攻撃ステップにフォースインパルスをプレイ、補給を解決!」
「それも通しだぜ」

2枚のユニットは、完全にギラ助君の2枚を凌駕してる!
カウンターもないみたいだし、このまま行かせてもらうわ!

「カウンターされなきゃ、白のユニットサイズは赤を圧倒できるわ!宇宙にインパルス、地球にハイマットを出撃!」
「…赤が”カウンターだけ”の色だとおもってもらったら困るぜ!!」

!?

「信号弾のカードをフリーダムガンダムにプレイ!さらに、追加で合計国力が同じインパルスガンダムを対象に取るぜ!!」

やられた!
バウンスカードか…カウンターされないからって調子乗ってたわ…。
しかも、ハイマットとインパルスの合計国力は同じ。そのせいで両方バウンスされちゃってるし…。

「ギラ助なめると、痛い目見るわよ♪」

指を振って自慢気に言うザク美ちゃん。自分のことのように誇らしげだ。
二人がどういう関係か知らないけど、戦うからには常に最善を尽くすべきね!

「そうね…本気でいくわよ!ギラ助!」

あたしはギラ助を指差して、ターンを終了した。

「面白い!受けて立つぜ!」


つづく




txt:Y256

初出:あたしのガンダムウォー
掲載日:08.07.16
更新日:10.04.14