ATAGUN@Wiki
#8
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#8 あたしのブードラ
「僕のターン。配備フェイズ、赤GとザクII(ケン・ビーダーシュタット機) を配備ぃ」
2色目は赤…それにエクステ2の再録されたザクだ。ユニット犠牲にして本国にダメージを与えるやつ。
「宇宙にシャア専用ゲルググを出撃させるお」
当然あたしはラ・トゥールを防御に出撃させる。
「交戦中になったので赤い彗星を回収ぅ。戦闘ダメージでラ・トゥールを破壊するお」
「じゃあ、オリヴァーでフラッグにコインを」
「じゃあ、オリヴァーでフラッグにコインを」
今のでフラッグは5/3/4…これで変形すれば赤い彗星の射程外!
「このままフラッグのサイズを大きくして対抗しようというわけかなぁ?ターン終了ぅ」
あたしのターンを迎える。まずは黒Gを場に出す。これで国力には困らないわ!
「配備フェイズ、アッグガイをプレイ!」
アッグとその仲間たちが全部プレイできた!あとはフラッグにコインを乗せるために出撃するしかないわね。もし赤い彗星を使ってこなくても本国にダメージ。悪くはない。
「地球にアッグガイを出撃させます」
ザクのブロックも考えると、今はこんなもん。
「4点でいいですぅ?」
「はい、4点です」
「はい、4点です」
残念、受けるんだ。あたしはターン終了を宣言する。どうにかあと1回フラッグにコインを乗せなきゃ…
コバケンはドローして少し悩んでいる様子。
コバケンはドローして少し悩んでいる様子。
「配備フェイズ、ドラッツェをプレイ」
クイック、解体を持つ結構優秀そうなユニット。でもクイックあるならこっちの帰還にでもプレイすればいいのに…?
「そして解体するお」
ドラッツェは配備エリアに長居することなくGになった。
「そして攻撃ステップにこのカードをプレイ…光る宇宙ぅ!」
コバケンの声が少し大きくなる。赤い彗星で真っ先にアッグを落としたのも、カードのためだったのね。最近よく見るわ…流行?
そんなこと考えてる場合じゃない!あたしのユニット2枚は破壊されてジャンクヤードに行く。
そんなこと考えてる場合じゃない!あたしのユニット2枚は破壊されてジャンクヤードに行く。
「危なくフラッグが相打ちサイズになるところだったよぉ」
コバケンが安心したように言う。
場にはシャア専用ゲルググが1枚のみが残ったけど、自分の光る宇宙ですでに5ダメージ受けてる。やるなら今しかないわ!
場にはシャア専用ゲルググが1枚のみが残ったけど、自分の光る宇宙ですでに5ダメージ受けてる。やるなら今しかないわ!
「攻撃に出ます?」
「そう…させてもらうかな。宇宙エリアに出撃」
「そう…させてもらうかな。宇宙エリアに出撃」
来た…!!
「防御ステップ…バーザム改をプレイするわ!」
あたしは手札から、黒のユニットを出す。コバケンは困った表情で「んん?それクイックなんかついてるのぉ?」とあたしに訊く。
「はい。さっきの光る宇宙のおかげで、あたしのジャンクヤードにはユニットが2枚以上になりましたから、戦闘配備とクイックを得てます」
あたしは笑顔でそう答え、バーザムをシャア専用ゲルググのいるエリアに出撃させる。
「赤い彗星撃ちますか?なければダメージ判定ステップで相打ちを希望しますけど」
「…」
「…」
あたしの問いにコバケンは少し考える。赤い彗星を使わなければせっかくのシャアゲルググが相打ちなんだ。当然使うだろう。
「まあ、回収もできるから使わせてもらうお。防御ステップ、赤い彗星のカードをねぇ」
「待ってましたぁ!カットインで特攻をプレイします」
「待ってましたぁ!カットインで特攻をプレイします」
これでバーザムの防御は5になり赤い彗星は無駄どころか、シャア専用ゲルググとの相打ちも成立よ!
「やられたぁー」
コバケンはやれやれという風に手を挙げる。
そこであたしは気付く。これまでの駆け引きで、コバケンはさほどユニットを出してない…。光る宇宙前提で展開しなかったのなら、この後は怒涛の攻めに転じるはず…んであたしの手札は3枚。
それを考えると、コバケンの今の台詞もうそ臭いわね。
そこであたしは気付く。これまでの駆け引きで、コバケンはさほどユニットを出してない…。光る宇宙前提で展開しなかったのなら、この後は怒涛の攻めに転じるはず…んであたしの手札は3枚。
それを考えると、コバケンの今の台詞もうそ臭いわね。
「あたしのターン。ドロー…ターン終了です」
「おぉ?もうユニット切れかなぁ?配備フェイズ、ハンマ・ハンマ(EB2)をプレイさせてもらうよぉ」
「おぉ?もうユニット切れかなぁ?配備フェイズ、ハンマ・ハンマ(EB2)をプレイさせてもらうよぉ」
コバケンは引いたGを手札に加えずに出し、そして手札からユニットを出す。
「ターン終了だ」
「ドロー…ん?」
「ドロー…ん?」
あたしはドローしたカードを見て手を止める。時間稼ぎにしかならなそうだけど、とりあえず出してみるわ。
「配備フェイズ、加速度の衝撃をプレイ。ターン終了です」
コバケンは加速度の衝撃のテキストを確認することなく、ターンををはじめる。配備フェイズにゲルググ(初期生産型)を出して戦闘フェイズに入る。
「攻撃ステップ規定の効果前に、加速度の衝撃を使って手札からバタシャムを廃棄、ハンマ・ハンマのコントロールを失わせます」
「了解~。時間稼ぎかなぁ?ユニットが来るまでの」
「まぁそんなとこです」
「了解~。時間稼ぎかなぁ?ユニットが来るまでの」
「まぁそんなとこです」
コバケンはターンを終了した。Gを引いたら加速度の効果を使えなくなり、大ダメージを受けてしまう…ユニット、来い!
「ドロー、配備フェイズ、イフリート改をプレイするわ!そして、手札からノリス・パッカード(EB2)を乗せます」
引いたばかりのユニットカードをプレイする。…だめだ加速度の衝撃じゃ、敵ターンの間しかユニットを止めれない。
「ターン終了です」
「はいはい~。僕のターン、配備フェイズぅぅぅぅぅ、ザクⅡ(EB2)!コストを満たしているのでリロールで配備だお」
「はいはい~。僕のターン、配備フェイズぅぅぅぅぅ、ザクⅡ(EB2)!コストを満たしているのでリロールで配備だお」
ザクⅡ?それがそんなに…?
「そして粉骨砕身をプレイ。このカードは2以下の合計国力を持つ、交戦中の全ての自軍ユニットに+3/±0/±0を得させるオペレーションだお。これでせっかくのイフリートもザク1枚と相打ちにぃ!」
あらら…
あたしは加速度の衝撃を宣言して手札を捨てる。ゲルググが出撃してあたしの本国を削った。
あたしはドローする。来た!切り札、00ユニット。
…PS装甲並みのサイズと強力なテキストを併せ持つカード。藤野は好んで使うけど、あたしはどうも好きにはなれない。
あたしは加速度の衝撃を宣言して手札を捨てる。ゲルググが出撃してあたしの本国を削った。
あたしはドローする。来た!切り札、00ユニット。
…PS装甲並みのサイズと強力なテキストを併せ持つカード。藤野は好んで使うけど、あたしはどうも好きにはなれない。
でも、今は少しだけ力を借りるわ…
「ガンダムヴァーチェ!」
あたしは勢い良く手札からヴァーチェを出す、もちろん戦闘配備だ。ハンマ・ハンマだろうがザクだろうがこのまま吹き飛ばしてやるわ!
「盛り上がってるところ悪いんだけど…串刺しで」
「へ?」
「ご苦労さんンン~♪」
「へ?」
「ご苦労さんンン~♪」
コバケンは笑いをこらえながら串刺しを手札から出した。見ると、ちょうどコバケンの場には6枚のGが。ヴァーチェはプリベント5…くそ!!!
あたしはムスッとしてヴァーチェを廃棄して、ターン終了する。たぶんユニットはもう来ない。
あたしはムスッとしてヴァーチェを廃棄して、ターン終了する。たぶんユニットはもう来ない。
「僕のターン、さらにユニットを加えようかと思ったけど、まあこのターン宇宙の打点で君の本国はなくなるかなぁ?」
コバケンはあたしの薄っぺらい本国をみてそういった。あたしは確認する。…残り9枚。コバケンもとりあえず確認するが、残りは11枚。案外少ない!けど…
「手札がないので加速度の衝撃は使えないな?宇宙にハンマとゲルググで出撃…勝ったお!君のドローで本国は1枚になる!ユニットの資源さえ払えないさ」
あたしは6点のダメージを受け、残り2枚。
「ふふっ…、君のターンだ、早く引くお…」
「うぅ…ドローするわ…」
「うぅ…ドローするわ…」
あたしは本国の上に手をかける。ここで負けるとブードラ終了?!てかブードラなのにトーナメントって根本的に変でしょ~!
本国の上のカードを手札に加えた…。
本国の上のカードを手札に加えた…。
「え…?あ…、これは!?…勝てる!勝てるわ!! 配備フェイズ!」
つづく
txt:Y256
初出:あたしのガンダムウォー
掲載日:08.05.25
更新日:10.04.14
掲載日:08.05.25
更新日:10.04.14