日本サッカー協会の犬飼基昭会長は6日、さいたま市内で5日の天皇杯全日本選手権4回戦でJリーグ1部(J1)大分、千葉が主力を温存し、敗れたことに対し「日本で一番権威のある大会。残念でならない」と疑問を呈した。

 大分は優勝した1日のナビスコ杯決勝から10人、千葉も直近のリーグ戦から7人を入れ替えた。犬飼会長は「現場というより、クラブのトップの判断」と話し、クラブ側の見解をただす意向を示した。

 Jリーグの公式試合には、ベストメンバーで臨むことを定める「最強チーム規定」があるが、天皇杯には適用されない。犬飼会長はJリーグ専務理事だった昨年もアジア・チャンピオンズリーグに備えてリーグ戦で主力を温存した川崎の対応を問題視している。
犬飼会長、天皇杯の主力温存に疑問呈す(産経スポーツ)
犬飼会長、天皇杯の主力温存に疑問(スポーツ報知)

日本協会の犬飼基昭会長(66)は6日、天皇杯で主力選手を大量に外した大分のやり方に対し、同様のケースの再発防止に厳しく取り組む考えを示した。「天皇杯という日本で一番権威ある大会に対してクラブのトップがどういう判断をしたのか、聞くことになるだろう」とクラブの姿勢に疑問を呈した。同会長に電話で謝罪した大分の溝畑社長は、シャムスカ監督の選手起用を止められなかったとして非を認めたという。その上で同会長は「社長を呼ぶのは当たり前だが、今後は天皇杯への参加資格を与えないことや、出場停止を考えないといけないだろう」と明言した。大分は1日のナビスコ杯決勝を制した直後の5日の天皇杯鳥栖(J2)戦で、控え選手中心の先発で臨み0-2で完敗していた。
犬飼会長が天皇杯の控え中心に厳罰化示唆(日刊スポーツ)

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最終更新:2008年11月14日 20:05