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[[作品紹介ページ]]>>[[個人ストーリー紹介]] ---- 無から生まれ行くのならば、私の大地は何処へと続いているのだろう……。 放浪の旅、幾つも見続けた滴りは、儚さを持って悠遠を悟る。 ふと見えた妖艶である甘美な果実は、樹から生まれ大地へと落ちる。 そう、全ては万有引力。 雄大である物ではなく、私の想像を凌駕する程の、圧倒的なグラビティ……。 膨大な音を発して空を描く、通り過ぎる情景は大地だけでは無いのだと知る。 ならば、今居るこの場所こそが、唯一見える透明の闇との対極。 妄想より生まれし物語を記憶する場所…… 甘美な暗黒に飲み込まれないようにな……ククク……。 ---- **&color(yellow,black){ペーパードライバー:月歌 ◆Z4YAEk3iSs} #region **[[『天統月歌 ロード・トゥルー・ピース・ゲイザー』>月歌 ストーリー1]] #endregion **&color(#cccccc,white){第十一の使徒:石 ◆Vjfc5wb.8Q} #region 日も暮れかけた街道を一人、女が歩いていた。商人団に同行するのでもなく、護衛らしき人影も無い。 戦争が終わりを告げて一年。主要な街では平穏が戻りつつある。  しかし街を一歩出れば野党やら化け物に襲われる事など珍しくもない。 街と街とを繋ぐ街道とはいえそれは例外ではなく、必然的に移動手段は限られてくる。  故に、夕闇の中、人気の薄い街道を一人歩く女は十二分目立つ。それが整った容姿をしていれば尚更に。  だから、そんな女が街道脇から現れた六人の野党に囲まれるのも当然と言えば当然だった。  「フヒヒ、今日はツいてるぜ」  「ひゃっは~! 此処は通さねえぜ」  などと六人の男達は下品な笑いと言葉を女に向ける。  そんな当たり前に起こった光景を破ったのは、女の一言だった。  「尾府 雄和太とその取り巻き…だな。路銀の足しになって貰う。」  次の瞬間には女の纏う外套が翻り、二人分の悲鳴が上がった。左にいた男は左腕を斬り飛ばされ、女の正面にいた男は両目を一閃され光を絶たれた。 「……えっ?!」  三人目の男は何が起こったか等、理解する間もなく右足を落とされ豚の様な悲鳴を上げた。 半数を失って初めて男達は、血に染まった長剣を片手に立つ目の前の女は獲物ではないということを理解した。  雄叫びを挙げて太刀を振り被った四人目は、太刀を握るその両腕を断ち切られ絶叫を上げた。  「ひっ……た、助け」  五人目の命乞いは最後まで紡がれる事も無く、頭を吹き飛ばされ幕を閉じた。  ゆっくりと女は目を向ける。  「次は外さねえ。命が惜しけりゃ武器を捨てろや。」  10m程離れた先から、勝ち誇った顔で六人目は輝導銃を構えていた。  「あんた、大した腕だが軍から頂いたコイツの前じゃあ関係ねぇ。肉片になりたく無きゃさっさと武器を捨てろ!」  勝利を、己の絶対的優位を確信した男の言葉に、女は呆れた声色を隠すこと無く言い放った。  「その輝導銃、丙二十式だっけ…輝導石を輝導石で飛ばす初期型で余りにも誤作動が多いのと、二発しか装填出来ない玩具だって知ってる? それ以前に、コレが有ろうと無かろうと、アンタ如きどうとでもなるよ」  侮蔑の篭もる言葉と共に女は長剣を真上に投げた。  瞬きひとつ分男は投げられた長剣を目で追った。たった其れだけの時間で二人の距離は4mまで縮み、男が指先に力を込めた時には女の右拳が男の肋骨を砕いていた。  男が声も無く崩れ落ちるのと同時に、長剣は地面に突き立った。  女は小さく息を吐き、長剣から血を拭い、外套を叩いてから、この六人をどうやって街まで運ぼうか悩み始めた。  彼女にとってこんな事は良くある事であり、当然の結果だった。  彼女の名は綾瀬 縁。「黒腕の魔女」と畏れられる傭兵のある日の出来事である。 #endregion **紅ざけ #region 魔王は強化を繰り返した圧倒的な力を持つ「全てを混沌にする」系のありがちなヤツ その下に老元帥と参謀がいて、元帥は生粋の武人だが参謀は野心家で元帥と仲が良くない。 そして参謀は自分の地歩を固めようと四天王達を使って周辺国家(この世界には大小様々の国がある)に工作をかけている。 主人公達はとある村に焼き討ちをかけていたミノトゥーヤとセダーインに偶然遭遇して戦闘になるも、ミノトゥーヤ達はお目付役だった軍務部の将軍に責任を押し付け逃走。将軍は主人公達との死闘の末死亡する。 その後主人公側の王国でモカオールに唆された大臣によるクーデターが発生。これは阻止するも、王子は主人公達と旅に出た為結局は国を乗っ取られてしまい、その上キンザーの差し向けた刺客(後に仲間になる)に命を狙われる。 その後ミノトゥーヤ率いる大攻撃が勃発し、その際サブヒロインを人質にとられる。死闘の末ミノトゥーヤは倒すが人質には逃げられてしまう。(構想ではここが前半の山場(笑)) それからしばらくしたミノトゥーヤの復讐に燃えるセダーインとの戦闘中、モカオールから主人公の親友(サブヒロインの恋人)に、「人質を返す」との連絡が届く。約束通りの場所に一人で出向いた親友は、モカオールの魔術で洗脳されたサブヒロインと戦う事になる。 愛の力(笑)で洗脳を解き抱擁する二人。だがその直後親友の腹には剣が刺さっていた。 実はサブヒロインは魔城におり、今いるのはモカオール配下の魔物(メタモンみたいなの)の変装で、洗脳状態もその解除も全て演技だったのだ。 絶望する親友を見て狂喜するモカオール。だが親友の怒りの力によって部下を全て倒され、自身も命からがら逃げ帰った。 その頃主人公とセダーインは死闘を繰り広げていた。戦闘中に自分が搾取したコレクションを見せびらかすセダーイン。その中には主人公の家の家紋が入った指輪もあった。 十五年前に追い剥ぎに殺された主人公の両親。その仇を前にした主人公は覚醒し、今まで押されていたセダーインを簡単に倒す。 その後親友の元に駆けつけた主人公だったが、時既に遅く、ヒロインの回復魔法の甲斐もなく親友は事切れる。 魔城での最終決戦でキンザー、モカオール&参謀長アムザは次々と倒され、主人公とヒロイン対魔王の決戦で魔王が滅びた事により魔城ごと爆散した。生きていたキンザーは逃げ出そうとせず主君に殉じ、逃走を試みたモカオールも主人公の仲間によって無様に殺された。 #endregion **予備自衛官補 ◆RrgToTPCuI #region 1:その存在が本当に神かという問題に関するひとつの提言 ~O Foturanis wi ho Duvisaki dhej hew Azigra hwi Hegeri Taensilo 低軌道に建造された人工生物の研究施設 通称『歯車』 最後の飛行士が宇宙を飛んでから時は流れ、『歯車』は地表に落下する そこから漏れ出た生命たちは『領域』を広げていく 生命たちは自らの創造主である人類と接触し、彼らを『神』とする しかし『神』は生命たち、『帽子』の存在を古代の技術の記録『カード』に記されし『大罪』とし、存在を許さなかった 『神』は『槍』を持ち、『帽子』を討伐しにかかる 『帽子』の青年、セゲナガリユ・フアニは『歯車』の研究員が残した『魔導書』をもとに『薬』を作る職人である 『帽子』の間に、『神』と接触したことにより彼らから病原体に感染してしまった個体が現れた 彼は発掘した『瓶』に『薬』を入れ、旅にでる 『薬』の材料を手に入れるために 迫害と融和の旅が始まった 注:『帽子』…人類が通称する『歯車』産の生命体。人類と略同体だが、テレパシー用の器官が頭部に存在し、まるで帽子をかぶっているようだから『帽子』と呼ばれる ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 2:テュラニム・リッ=サファンの戦争論 ~Ti Khende an Tel Tyranimi rih-Safante 世界最大の大陸、コリドルイ大陸 その南部中央に位置するハージナディトアは、南にハゼニリ海を臨み、そして東西に「胡椒の道」が延びる交易国家である 今や世界中の物品がやりとりされるその国は、軍事力も商品の一つである ハージノン傭兵は世界中の戦争にかり出され、精強であることで知られている ところ代わり、ハージナディトアとはサガルディトア山脈を隔てた小国、イルスリフ王国は、隣国との戦争で疲弊していた そのイルスリフ王国に、ハージノン傭兵に憧れる遊牧民族サニッロイの少年がいた テュラニム・リッ=サファン 戦争で孤児になった彼は、馬に乗って一路、ハージナディトアを目指す 怪しく動く世界を見渡すすべも知らぬまま… 注:ハージノン…「ハージナディトアの…」という意味。ハージナディトアの通称でもある #endregion #endregion ---- - 話に題名をつけると見やすくていいかもしれません -- 名無しさん (2008-11-08 02:11:34) #comment
[[作品紹介ページ]]>>[[個人ストーリー紹介]]>>[[ストーリー4]] ---- 無から生まれ行くのならば、私の大地は何処へと続いているのだろう……。 放浪の旅、幾つも見続けた滴りは、儚さを持って悠遠を悟る。 ふと見えた妖艶である甘美な果実は、樹から生まれ大地へと落ちる。 そう、全ては万有引力。 雄大である物ではなく、私の想像を凌駕する程の、圧倒的なグラビティ……。 膨大な音を発して空を描く、通り過ぎる情景は大地だけでは無いのだと知る。 ならば、今居るこの場所こそが、唯一見える透明の闇との対極。 妄想より生まれし物語を記憶する場所…… 甘美な暗黒に飲み込まれないようにな……ククク……。 ---- **&color(yellow,black){ペーパードライバー:月歌 ◆Z4YAEk3iSs} #region **[[『天統月歌 ロード・トゥルー・ピース・ゲイザー』>月歌 ストーリー1]] #endregion **&color(#cccccc,white){第十一の使徒:石 ◆Vjfc5wb.8Q} #region 日も暮れかけた街道を一人、女が歩いていた。商人団に同行するのでもなく、護衛らしき人影も無い。 戦争が終わりを告げて一年。主要な街では平穏が戻りつつある。  しかし街を一歩出れば野党やら化け物に襲われる事など珍しくもない。 街と街とを繋ぐ街道とはいえそれは例外ではなく、必然的に移動手段は限られてくる。  故に、夕闇の中、人気の薄い街道を一人歩く女は十二分目立つ。それが整った容姿をしていれば尚更に。  だから、そんな女が街道脇から現れた六人の野党に囲まれるのも当然と言えば当然だった。  「フヒヒ、今日はツいてるぜ」  「ひゃっは~! 此処は通さねえぜ」  などと六人の男達は下品な笑いと言葉を女に向ける。  そんな当たり前に起こった光景を破ったのは、女の一言だった。  「尾府 雄和太とその取り巻き…だな。路銀の足しになって貰う。」  次の瞬間には女の纏う外套が翻り、二人分の悲鳴が上がった。左にいた男は左腕を斬り飛ばされ、女の正面にいた男は両目を一閃され光を絶たれた。 「……えっ?!」  三人目の男は何が起こったか等、理解する間もなく右足を落とされ豚の様な悲鳴を上げた。 半数を失って初めて男達は、血に染まった長剣を片手に立つ目の前の女は獲物ではないということを理解した。  雄叫びを挙げて太刀を振り被った四人目は、太刀を握るその両腕を断ち切られ絶叫を上げた。  「ひっ……た、助け」  五人目の命乞いは最後まで紡がれる事も無く、頭を吹き飛ばされ幕を閉じた。  ゆっくりと女は目を向ける。  「次は外さねえ。命が惜しけりゃ武器を捨てろや。」  10m程離れた先から、勝ち誇った顔で六人目は輝導銃を構えていた。  「あんた、大した腕だが軍から頂いたコイツの前じゃあ関係ねぇ。肉片になりたく無きゃさっさと武器を捨てろ!」  勝利を、己の絶対的優位を確信した男の言葉に、女は呆れた声色を隠すこと無く言い放った。  「その輝導銃、丙二十式だっけ…輝導石を輝導石で飛ばす初期型で余りにも誤作動が多いのと、二発しか装填出来ない玩具だって知ってる? それ以前に、コレが有ろうと無かろうと、アンタ如きどうとでもなるよ」  侮蔑の篭もる言葉と共に女は長剣を真上に投げた。  瞬きひとつ分男は投げられた長剣を目で追った。たった其れだけの時間で二人の距離は4mまで縮み、男が指先に力を込めた時には女の右拳が男の肋骨を砕いていた。  男が声も無く崩れ落ちるのと同時に、長剣は地面に突き立った。  女は小さく息を吐き、長剣から血を拭い、外套を叩いてから、この六人をどうやって街まで運ぼうか悩み始めた。  彼女にとってこんな事は良くある事であり、当然の結果だった。  彼女の名は綾瀬 縁。「黒腕の魔女」と畏れられる傭兵のある日の出来事である。 #endregion **紅ざけ #region 魔王は強化を繰り返した圧倒的な力を持つ「全てを混沌にする」系のありがちなヤツ その下に老元帥と参謀がいて、元帥は生粋の武人だが参謀は野心家で元帥と仲が良くない。 そして参謀は自分の地歩を固めようと四天王達を使って周辺国家(この世界には大小様々の国がある)に工作をかけている。 主人公達はとある村に焼き討ちをかけていたミノトゥーヤとセダーインに偶然遭遇して戦闘になるも、ミノトゥーヤ達はお目付役だった軍務部の将軍に責任を押し付け逃走。将軍は主人公達との死闘の末死亡する。 その後主人公側の王国でモカオールに唆された大臣によるクーデターが発生。これは阻止するも、王子は主人公達と旅に出た為結局は国を乗っ取られてしまい、その上キンザーの差し向けた刺客(後に仲間になる)に命を狙われる。 その後ミノトゥーヤ率いる大攻撃が勃発し、その際サブヒロインを人質にとられる。死闘の末ミノトゥーヤは倒すが人質には逃げられてしまう。(構想ではここが前半の山場(笑)) それからしばらくしたミノトゥーヤの復讐に燃えるセダーインとの戦闘中、モカオールから主人公の親友(サブヒロインの恋人)に、「人質を返す」との連絡が届く。約束通りの場所に一人で出向いた親友は、モカオールの魔術で洗脳されたサブヒロインと戦う事になる。 愛の力(笑)で洗脳を解き抱擁する二人。だがその直後親友の腹には剣が刺さっていた。 実はサブヒロインは魔城におり、今いるのはモカオール配下の魔物(メタモンみたいなの)の変装で、洗脳状態もその解除も全て演技だったのだ。 絶望する親友を見て狂喜するモカオール。だが親友の怒りの力によって部下を全て倒され、自身も命からがら逃げ帰った。 その頃主人公とセダーインは死闘を繰り広げていた。戦闘中に自分が搾取したコレクションを見せびらかすセダーイン。その中には主人公の家の家紋が入った指輪もあった。 十五年前に追い剥ぎに殺された主人公の両親。その仇を前にした主人公は覚醒し、今まで押されていたセダーインを簡単に倒す。 その後親友の元に駆けつけた主人公だったが、時既に遅く、ヒロインの回復魔法の甲斐もなく親友は事切れる。 魔城での最終決戦でキンザー、モカオール&参謀長アムザは次々と倒され、主人公とヒロイン対魔王の決戦で魔王が滅びた事により魔城ごと爆散した。生きていたキンザーは逃げ出そうとせず主君に殉じ、逃走を試みたモカオールも主人公の仲間によって無様に殺された。 #endregion **予備自衛官補 ◆RrgToTPCuI #region 1:その存在が本当に神かという問題に関するひとつの提言 ~O Foturanis wi ho Duvisaki dhej hew Azigra hwi Hegeri Taensilo 低軌道に建造された人工生物の研究施設 通称『歯車』 最後の飛行士が宇宙を飛んでから時は流れ、『歯車』は地表に落下する そこから漏れ出た生命たちは『領域』を広げていく 生命たちは自らの創造主である人類と接触し、彼らを『神』とする しかし『神』は生命たち、『帽子』の存在を古代の技術の記録『カード』に記されし『大罪』とし、存在を許さなかった 『神』は『槍』を持ち、『帽子』を討伐しにかかる 『帽子』の青年、セゲナガリユ・フアニは『歯車』の研究員が残した『魔導書』をもとに『薬』を作る職人である 『帽子』の間に、『神』と接触したことにより彼らから病原体に感染してしまった個体が現れた 彼は発掘した『瓶』に『薬』を入れ、旅にでる 『薬』の材料を手に入れるために 迫害と融和の旅が始まった 注:『帽子』…人類が通称する『歯車』産の生命体。人類と略同体だが、テレパシー用の器官が頭部に存在し、まるで帽子をかぶっているようだから『帽子』と呼ばれる ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 2:テュラニム・リッ=サファンの戦争論 ~Ti Khende an Tel Tyranimi rih-Safante 世界最大の大陸、コリドルイ大陸 その南部中央に位置するハージナディトアは、南にハゼニリ海を臨み、そして東西に「胡椒の道」が延びる交易国家である 今や世界中の物品がやりとりされるその国は、軍事力も商品の一つである ハージノン傭兵は世界中の戦争にかり出され、精強であることで知られている ところ代わり、ハージナディトアとはサガルディトア山脈を隔てた小国、イルスリフ王国は、隣国との戦争で疲弊していた そのイルスリフ王国に、ハージノン傭兵に憧れる遊牧民族サニッロイの少年がいた テュラニム・リッ=サファン 戦争で孤児になった彼は、馬に乗って一路、ハージナディトアを目指す 怪しく動く世界を見渡すすべも知らぬまま… 注:ハージノン…「ハージナディトアの…」という意味。ハージナディトアの通称でもある #endregion #endregion ---- - 話に題名をつけると見やすくていいかもしれません -- 名無しさん (2008-11-08 02:11:34) #comment

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