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野沢 「戸田兄、何やってるんだい」
戸田 「わっ!吃驚した、野沢かあ。なんだよ、こんなところで。」
野沢 「こんなところはお互い様だい。
     戸田兄がスコップ担いでどっかへ行くの見て、後をつけたんだよ。」
戸田 「後をつけるとかよせやい、悪趣味なやつだなあ…」

野沢 「うわ!なんだいそれ、でっかい穴だなあ!あー解った、落とし穴だろ!」
戸田 「なんだい、バレちゃったよ。」
野沢 「面白そうだなあ、僕にも掘らせておくれよ!」
戸田 「えー。まあ、別に良いけどもさ…」
野沢 「よーし、空前絶後の超大作にしてやるぞ~!」

野沢 「ところで戸田兄、完成したら誰を引っ掛けるんだい」
戸田 「そうだなあ。松岡兄だと…」
野沢 「冗談で済めば良いけども、済まなかった場合…」
戸田 「松岡兄は、後が怖いからダメだ。」
野沢 「じゃあ、高兄にする?」
戸田 「うーん。でも高山兄は穴に落ちても底で膝抱えてそうだし…」
野沢 「目に浮かぶようだなあ。」

野沢 「なんだよ、誰を落とすか考えずに掘ってたのかい」
戸田 「べ、別にいいじゃないか。」
野沢 「あッ!さては、僕を落とすつもりだったんだろ!」
戸田 「ち、違うさあ…」

戸田 「随分掘ったぞーッ!もう、こんなものでいいだろう。」
野沢 「いや、折角だからもう一寸掘ろう。」

戸田 「おい、日が暮れてきてしまったぞ。」
野沢 「うん。あと少しだけにしよう。」

戸田 「真っ暗になっちゃったじゃないか!ばか!」 ビビビビ
野沢 「いてて!ビンタよせやい!
     それにしても、暗すぎてもうどれくらい掘ったか見当もつかないぞ。」
戸田 「こんな地の底から、僕達どうやって外に出るんだよ!」
野沢 「大丈夫さ、僕が首を伸ばして助けを呼ぶから。よーし…」

野沢 「おーい。おおーい、誰か~。」
戸田 「こんな辺鄙な野っぱらに、誰も通り掛かったりするもんか。」
野沢 「じゃあ何だって戸田兄は、こんな辺鄙な場所に落とし穴掘る事にしたんだよ?」
戸田 「それは、おまえなら食べ物で何処にでも連れ出せると思ったから…」
野沢 「矢ッ張り僕を落とすつもりだったんじゃないか!」
戸田 「いた!痛い!下駄の角は痛い!野沢!」

戸田 「兄さん達が僕達の事探しに来てくれるまで、ここで待つしかないかあ…」
野沢 「計画性って大事だなあ。」