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ねがめ事件

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reki-kita

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猫娘「五期木綿さんは一番年下なのに老眼なのねぇ。」
五期木綿「老眼は十二を超えた頃から始まってるバイ。
     どら、眼鏡眼鏡……。」
 スチャ

三期木綿「誰ねー!三期おとっじょの眼鏡、鼻眼鏡にかえたんー!!」
一期木綿「泣くなよ、鼻眼鏡になったくらいで。」
五期木綿「そんなこと言っても……グスグス。」

三期木綿「さっきはうっかり自分の眼鏡なんていったけど、実際は五期おとっじょのだったばい。」
一期木綿「おめえは昔からせっかちだからなぁ。」
猫娘「それよりも五期さんの眼鏡を探さなくちゃ。」
一期木綿「部屋中ひっくり返したけれどどこにもなかったぞ。」
猫娘「じゃあ誰かに手伝ってもらいましょう。」

高山「で、なんでぼくのところに来るのさ。」
猫娘「なんとなく足が向いて……。」
野沢「まあいいじゃないか。僕も手伝うからさ。」
…………
野沢「やっぱりないなー。」
猫娘「盗まれたのかしら……。」
五期木綿「そんな滅多なこと言わんで欲しいバイ。」
高山「一反木綿、代わりにあったっていう鼻眼鏡を見せてくれないか。」
五期木綿「はいよっと。」
高山「…………。」
野沢「どうなのさ、兄さん。」
高山「ありましたよ、眼鏡。」
一同「ええ!!」
四期木綿「ま、まさか……。」
高山「ずばり、この鼻眼鏡が一反木綿の眼鏡です。」
ΩΩΩ<な、なんだってー!!

高山「ほら、見てください。鼻の部分、よーく見るとセロテープで固定されてるでしょ。」
猫娘「本当だわ。あんまりぴったりついててわからなかった。」
五期木綿「まったく!誰がこんないたずらばしたと!」
三期木綿「そうだそうだ!見つけたらしおってやる(お仕置きする)と!」
四期木綿「高山どん、そういうわけでごわすから、けすいぼ(いたずら者)を見つけてほしいでごわすよ。」
高山「まあ、乗りかかった船だしね。いいよ。じゃあ、まずそんなことやりそうな奴のとこにいってみよう。」

容疑者その1 ウエンツ

ウエンツ「……って、えーーー!!!!」
高山「そういうわけだから、事情を聞こうか。」
ウエンツ「ちょっとまってくださいよ!上でも僕なんかあれなことになってますけど、
     なんで僕が五期一反木綿さんの眼鏡をいたずらしなきゃならないんですか!」

(補足:この記事の一つ上、『相談ウエンツ』でもウエンツはあれなことになっていた。)

高山「いやぁ、なんとなく。僕達に恨みを持ってそうだしね。」
ウエンツ「仮に高山さんたちに恨みがあったとしても、どうして一反木綿さんに仕返しするんですか!
     っていうか、恨みを買ってるって思ってるんですか!!」
高山「はっはっは。まあそれは置いておいて。」
ウエンツ「いや、よくないよ!置いてちゃ!と、とにかく、僕はこの件に関しては全く無実です!」
二期木綿「ほんと…………?」
ウエンツ「二期木綿さん、まじで怖いです!巻きつかないでください!!
     ちくしょー!!男の世界に向けて走ってやるー!!!」
野沢「あ、逃げた。いつものアンインストール走り……いや、違う、なんかものすごく早い!!」
高山「あれは人間が時速四十キロを出すための走り方、別名「砂男走り」だ。」
猫娘「なにそれ?」
高山「着地の衝撃を爪先に逃がして、膝への負担をなくする走り方さ。どこで知ったんだろう。」

ウエンツ「ようこそー!!男の世界へー!!」

容疑者その2 ネズミ男兄弟

高木「あれ、俺達が二番目ってことはようやく厚い信頼関係があるってわかってもらえたのかな?」
高山「んなわけないでしょ。どう考えたって君達の方が信頼は0に近いよ。」
猫娘「あら、じゃあなんでウエンツさんを先に尋問したの?」
高山「いや、あいつをからかうのが面白いんだ。」
千葉「おめーも結構ひどいこというな……。」
高山「それはともかく、お前達一反木綿の眼鏡になんかしたかい?」
千葉「するわけねーだろ、そんな二束三文の眼鏡なんざ。」
五期木綿「はがいかねー(腹が立つ)。わしの眼鏡はいい眼鏡なんばい!」
富山「ちなみにお値段の程は?」
五期木綿「そこの妖怪参萬円堂で三万ぽっきりばい!」
高木「やすもんじゃねーか。」
五期木綿「うぜらし!(うるさい!)わしにとっちゃ高級品ばい!」
大塚「まぁまぁ……どうかね、木綿弟さん。こっちのネズミ男印の眼鏡なんかどうですか?
   自然派の貴方にぴったりの、白樺のフレーム。今なら乱視用もつけて
   お値段4万円ぽっきり。」
野沢「商売してどうするんだよ。」
四期木綿「おとっじょも買おうとすんな。」
高山「どうやらネズミ男達も違うみたいだ。」

容疑者その3 ぬらりひょん&朱の盆

ぬらりひょん「なぜ我々を呼んだ。」
高山「いや、悪役ってほかに思いつかなくって。」
ぬらりひょん「ふん、そんな眼鏡を鼻眼鏡にするなんてせこいことを私がすると思うか!」
朱の盆「そうですよ~ぬらりひょん様がするんだったら、眼鏡に毒針をしこんだりしますよ~。」
野沢「物騒な奴だな。おい。」
ぬらりひょん「とにかくだ、私はお前達と馴れ合っている暇なぞない。朱の盆、いくぞ!」
朱の盆「はーい。」
高山「なんかつまんないうちに終っちゃったな。」
五期木綿「あの、高山は犯人探すよりもからかいたいだけと?」
高山「いや、あー、うん、ちがうな、えーと。」
三期木綿「そうなだけみたいばい。」

高山「かくして事件は暗礁に乗り上げてしまった、と。」
五期木綿「真剣に探しているとは思えなかったけんど。」
高山「うーん、どうしようかな……。」
松岡「どうしたんだ高山。」
高山「あ、兄さん。実はかくかくしかじか。」
松岡「鼻眼鏡の犯人?」
高山「はい。もういっそ、ウエンツを犯人にしようかとも思うんですけど、ここで容疑者Aを呼んでみるのも一興かな、と思ったり。」
松岡「鼻眼鏡の犯人は僕だ。」
野沢「そうそう、はんに、ええーー!!!」

五期木綿「な、なしてわしの眼鏡を鼻眼鏡になんか!!」
四期木綿「鬼太郎どんといえど、わしも許さんでゴワスよ!!」
松岡「そんな同じ顔を寄せないでくれ。ゲシュタルト崩壊を起こしそうだ。」
高山「まぁまぁ、落ち着いて……。どうしてこんなことを?」
(BGM:「Vermillion」カラオケ版)
松岡「実はね、ねこ娘から、月末にハロウィンっていう仮装する祭があるって聞いたんだ。」
野沢「はろ……?」
猫娘「私しってるわ。仮装して、お菓子をもらうんでしょ。」
野沢「お菓子?!」
高山「性格には、悪魔や天使なんかの仮装をして、近所の家々を周って、お菓子をもらうんだ。
   その時に、『トリックオアトリート』、お菓子をくれなきゃいたずらするぞって、いうんだよ。」
松岡「そう、そういうのがあるから、一緒に仮装しようねーって言ってきたんだ。」
五期木綿「それとわしの眼鏡、なにが関係あると?」
松岡「仮装ってのが、宴会なんかである、ああいうのかと思って、それを買いにいったんだ。
   ところがパーティーグッズ系の店、どこも売り切れで、最後に行った店でやっと付け鼻を見つけたんだ。
   でもそれだけつけてもやっぱりつまらない。」
高山「だから一反木綿の眼鏡を……。」
松岡「それで鼻眼鏡を作ってねこ娘に見せたら……。」
猫娘「見せたら?」
松岡「笑われた。」
野沢「そりゃ笑うよね。兄さんが鼻眼鏡つけてったら。」
松岡「後でハロウィンの正しい仮装について聞いたら恥ずかしくなって……。
   つい勢いで鼻をつけたまま返してしまった。今は反省している。」
高山「ということだからさ、一反木綿、許してあげてよ。」
五期木綿「……まあ誰が犯人かわかったからよかけど……今度からは無断で借りてかんでね。」


それから数日後

三期木綿「だればーい!五期おとっじょの眼鏡にレーダー仕掛けたりスカウターつけた奴はー!!」
二期木綿(……すぐに誰だかわかるな。)



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