魔導
神様が感情を物質として吐き出したことによって世界の法則が乱れ発生したエネルギー。
特定の魔導触媒(多くは魔導石と呼ばれる鉱石)が長時間感情に晒されることでその内部に蓄えられる。
なので例えば戦争がおこった場所だとか、多大な量の感情が発生した場所の近くに魔導石の鉱脈があると
早くて10年後ぐらいには魔導が蓄えられる。
魔導は「杖(ワンド)」とよばれる器具を通し電力や火力などのほかのエネルギーに変換することで始めて利用することができる。
杖(ワンド)
XX社が独占して販売している、魔導をエネルギーとして利用するための器具。
魔導石を装着することで蓄えられたエネルギーを変換することができる。
こっちの世界で言う石油ぐらいメジャーである。
戦闘用の杖もあり、魔導石を装着することで攻撃することができる。
XX社(名前未定)
杖を独占して販売しており、ものすごい利益を得ている企業。
杖の原理、製法はXX社のものしか知らない。
魔導核爆弾(正式名称未定)
XX社の内部だけが知っている「魔導を直接エネルギーとして使用する」技術で作られた爆弾。
爆発したらきっと世界が滅びる。
負の魔導、正の魔導
魔導には蓄えられた感情によって+と-が存在する。
正の感情は継続的に発生しにくく、よって+の魔導はほとんど確認されていない。
近年、+の魔導と-の魔導を高速でぶつけることにより、ゼロ魔導とよばれる新たなエネルギーが発生することが確認され、
この現象は「魔導融合」と命名された。
ゼロ魔導
魔導が含んだ感情が解き放たれた姿。ベクトルを持たない感情の塊のため、いまのところ使用法は発見されていない。
○○教(名称未定)
無宗教の人々が多い中、それなりの信仰を集めている宗教。
この世界を創った女神を本尊とする。
教祖は女神と恋に落ちた男の子孫で、現世に生まれ変わった女神を探すために○○教を創始した。
魔導競技会
殺傷能力を持たない模擬戦闘用の杖をもちいて行う競技。
決められたHPを0にすると戦闘不能状態になり、敵全員を戦闘不能状態にするか、敵が投了すれば勝ち。
国の主導で全ての層の人間によって行われている。
実は杖を戦闘用に換えることで戦争に使うこともできる。
ヒロインの能力
ヒロインは普段はほとんど魔法が使えないが、実は杖を使わずに魔導エネルギーを行使することができる。
理由は簡単で、「ヒロインが+の魔導を作り出せるから」
杖で魔導を行使する際に一般的に使われるのは-の魔導なので、
魔導を使おうと思うと、ヒロインが無意識に発している+の魔導と魔導融合を起こし、発動できないのだ。
しかもなぜか発生する+の魔導は底を尽きないらしい。
なのでこの能力を使いこなせるようになれば、今普及している全ての魔導を用いた兵器や結界その他のものを機能停止させることができる。
大戦
魔導戦車、魔導ミサイル、魔導飛行船など、魔導を用いた大量殺戮兵器が始めて登場した戦争。
従来の戦争と違って一般市民の犠牲も多く、主人公の両親もこれで命を落とした。
原因は西と東二つの国にまたがる魔導石の鉱脈を西側が独占したことだが、実はXX社が裏で糸を引いている。
このとき発生した負の感情は争いの元となった鉱脈に吸収され、十数年後には膨大なエネルギーになることが見込まれる。
魔導学校
9年間の義務教育を担っており、最初の3年はこっちでいう義務教育の内容を履修し、中の3年は戦闘や工業などそれぞれが学科を選択する。
最後の3年はこっちでいう大学院のように、専門職を目指す人のみが履修する。
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