マーメイドスキンブーツ
マーメイドスキンブーツは桜井亜美の小説。
2005年11月に幻冬 舎から発売された。価格は定価1300円+税。
目次 |
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1.あらすじ 2.登場人物 3.本のカバー 4.解説 |
あらすじ
彫刻を学ぶ美大生のナジュは、ダーツでその夜を共にする相手を決める、刹那的な恋を繰り返していた
。おしゃれやメイクで寂しさをまぎらわす日々の中、彼女は飛行機で偶然隣り合った男・霧帆に恋をする。
「今度こそ、一人の本命と幸せな恋ができるかもしれない」
しかし霧帆は、彼女の大切な人の恋人だったとわかり・・・。
登場人物
- アヤセナジュ
主人公。美大生で、「D-20」の呪いを半分はありえないと思いつつも、不安に感じている。 - 海道霧帆
ビデオ製作会社に勤めている青年。飛行機の中で主人公と偶然に出会い、帰国後も交流を持つ。 - ハルサカミライ
ナジュのバイト先で働く大学生。演劇の勉強をしている。 - カレン
ナジュの姉。20歳の時に交通事故に合いこの世を去っている。 - サヤ
ナジュの大学の同級生。担当教官であるハギワラのモデル兼愛人で、クールな美人。
本のカバー
映画監督しても知られる蜷川実花が担当している。
鮮やかな明るい紫~ピンクの色彩に、フリルの赤い ドレスを着たモデルがたたずむ表紙に目を奪われる。
解説
刹那の恋、割り切った関係。そこから見つけ出した本当の自分。話の流れとして、桜井亜美らしい作品だと 思う。
やり切れない思いを抱えて生きる女性が、運命を変えようと前を向いていく様子が描かれている。
オビに使われた「二番目(キープ)の彼女を卒業した日、素顔の自分を好きになった。」という文章が印象的。
By:A