『我々人間が暮らすこの星。地球。それは無限に続く広大な空間。宇宙に浮かんでいる。
様々な星がこの宇宙空間を地球と共に遥か悠久の時を過ごし、今もなおそれは続いている。
幼いころから私は、そんな宇宙に根拠のない想像を思い描いたものだ。
地球には存在しない物質、生命、それに……おっと、話が逸れてしまった。ともかく、私はそういったことを考えていた。
そして今、私は発見してしまった。世界の常識を覆すこの不思議な"何か"を。
まさか空から落ちてくるとは想像していなかったが、私はこれからこの"何か"について検証するつもりだ。
(中略)
あれを調べるのは間違いだった。今では外に出るのも恐ろしい。なんとかこの手記を書けてはいるがもうすぐきっとあれが
私を
(ここから先は文字が汚く読むことが困難になっている)
し て あ やめ て は う だ
いん き きょう だ い ま お
あれは ばけものあれはばけものあれはばけ ものあれはばけものあれはばけもの
あれはばけものあれはばけものあれはばけものあれ はばけ ものあれはば けもの
あれはばけものあれはばけものあれはばけものあれはばけものあれは ば けもの
あれはばけものあれはば けものあれはばけものあれはばけもの あれはばけも の
あれはばけもの あ れはばけものあれはばけものあれはばけのあれはばけ もの
あれはばけものあれはばけものあ れはばけものあれはばけもの あれはばけもの
あれはばけものあれはばけ ものあ れはばけものあれはばけもの あれはばけもの
あれはばけものあ れはばけものあれは ばけものあれ はばけものあれはばけの
あれ はばけものあれはばけものあれはばけも のあれはばけも のあれはばけもの
あれはばけものあれはばけもの あれ はばけのあれはば けものあれはばけもの
メ い し ス
(手記の続きは赤黒く汚れ読むことはできない)
これが私の発見した手記だ。最近頭の中で誰かが呼んでいる気がするが幻聴だろう。
最近は徹夜をしていたからな。きっとそうに違いない。
おや、窓から誰かがよんでる。いかなき 』
今回の自殺現場に残されていた謎のノート。専門家によれば両者とも精神的な病が原因
だとされており一部のオカルトマニアの間ではノアの方舟の再来、遅れてきた恐怖の大
魔王などと噂されている。警察は自殺と断定し、これ以上の捜査はないものと思われる
――――2014年、ある新聞の一面より抜粋
そして今、少年たちは目覚める。
真実という名の絶望の下に――――
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様々な星がこの宇宙空間を地球と共に遥か悠久の時を過ごし、今もなおそれは続いている。
幼いころから私は、そんな宇宙に根拠のない想像を思い描いたものだ。
地球には存在しない物質、生命、それに……おっと、話が逸れてしまった。ともかく、私はそういったことを考えていた。
そして今、私は発見してしまった。世界の常識を覆すこの不思議な"何か"を。
まさか空から落ちてくるとは想像していなかったが、私はこれからこの"何か"について検証するつもりだ。
(中略)
あれを調べるのは間違いだった。今では外に出るのも恐ろしい。なんとかこの手記を書けてはいるがもうすぐきっとあれが
私を
(ここから先は文字が汚く読むことが困難になっている)
し て あ やめ て は う だ
いん き きょう だ い ま お
あれは ばけものあれはばけものあれはばけ ものあれはばけものあれはばけもの
あれはばけものあれはばけものあれはばけものあれ はばけ ものあれはば けもの
あれはばけものあれはばけものあれはばけものあれはばけものあれは ば けもの
あれはばけものあれはば けものあれはばけものあれはばけもの あれはばけも の
あれはばけもの あ れはばけものあれはばけものあれはばけのあれはばけ もの
あれはばけものあれはばけものあ れはばけものあれはばけもの あれはばけもの
あれはばけものあれはばけ ものあ れはばけものあれはばけもの あれはばけもの
あれはばけものあ れはばけものあれは ばけものあれ はばけものあれはばけの
あれ はばけものあれはばけものあれはばけも のあれはばけも のあれはばけもの
あれはばけものあれはばけもの あれ はばけのあれはば けものあれはばけもの
メ い し ス
(手記の続きは赤黒く汚れ読むことはできない)
これが私の発見した手記だ。最近頭の中で誰かが呼んでいる気がするが幻聴だろう。
最近は徹夜をしていたからな。きっとそうに違いない。
おや、窓から誰かがよんでる。いかなき 』
今回の自殺現場に残されていた謎のノート。専門家によれば両者とも精神的な病が原因
だとされており一部のオカルトマニアの間ではノアの方舟の再来、遅れてきた恐怖の大
魔王などと噂されている。警察は自殺と断定し、これ以上の捜査はないものと思われる
――――2014年、ある新聞の一面より抜粋
そして今、少年たちは目覚める。
真実という名の絶望の下に――――
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